ドイツからの帰国以来、どうも、「本当に自分の好きなラーメン」が食べたい衝動に駆られていて。
自分にとって本当に好きなラーメンを、もう一度、味わいたい、そういう気持ちが今強くあります。
ブログをやっていると、「新しいラーメン」「知られざるラーメン」に目がいきがちになります。
「ミドル・メディア」として、役割を果たそうと、自分の欲求とは関係なく、動きがちになります。
でも、やっぱり、好きなお店はあるわけですし、食べたいラーメンがあるわけです。
この数年、極力、自分の好みだとか、主観的なことを封印してきましたが、ここで、もう一度、自分の「主観」に立ち戻りたい、と思うに至りました。
自分が「旨い」「好き」と思う気持ちをもう一度、見つめなおそうと。
そこで、やはり思い浮かぶのが、こちらの一代都賀店なんです。
やっぱ、このお店の雰囲気、店主さん、味、全部好きなんです。
これが、ラーメン屋さんだよなーっていう要素が全部つまってます。
あまり普段意識しないけど、この「ラーメン一代」の看板もやっぱり素敵。
ラーメン一代は、僕の主観を入れれば、「千葉でまず食べなければならないラーメン」だと思います。
千葉市で生まれた、本当の地ラーメン。
千葉市の人間、千葉市のラーメン好きなら必ず食べているライトな豚骨醤油ラーメン。
他の市には他のいいお店があります。千葉市といえば、そして、千葉市のローカルなラーメンの代表といえば、やはり「ラーメン一代」なんだと思うんです。本店は鎌取にあり、都賀に有力な姉妹店がある。千葉駅周辺ではまず食べられない。それこそ、千葉市の周縁部にある地ラーメンなんです。
本店も、都賀店も、駅から離れていて、頑張って歩くことはできますが、アクセスはよろしくない。
けれど、移り変わりの激しい千葉市というエリアで、目立つことなく、営業し続けているお店。
どんなに若手の力のあるラーメン職人が頑張っても、きっと一代には勝てないでしょう。
いわゆる「ラーメン界」という世界からは離れた所にいるのが、一代ですから。
千葉の人間で、そういう思いをもって、一代を愛している人はたくさんいるのです。
この日は、とんこつラーメンしょう油味に惹かれたのですが、久々に黄金ラーメンを♪と思ったのですが、、、
メニューにない、、、
ではなく、名前が変わっていました。
「とんこつラーメン和風しょう油味」!
この時代に、一杯たったの600円。
久々のご対面です。
はい。
なんとも地味で、普通のラーメンなんでしょう(苦笑)
あれ、こんなラーメンだったっけ?と一瞬思いましたが、、、
食べると、かつてよりも、オーソドックスな昔ながらのラーメンになっていました。
よりシンプルに。よりオーソドックスになっていました。
でも、旨い♪
普通だけど。
けど、ここで食べると、美味しく感じちゃうんだよなー。
不思議。
煮玉子半分もいい色をしています。
チャーシューは相変わらず絶品。
チャーシュー丼はご飯半分で。
ここのチャーシュー丼、やっぱ世界一かも。
本当に素晴らしい。好き。愛してる。
奥様が作る愛情たっぷりのミニチャーシュー丼。
なかなか強い味わいですが、ネギとタレの相性が抜群で、ほっこりします。
そして、刺激的♪
とんこつタンメンは既にレポしました☆
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/929061ef23f9fca6f5c9032288826d0d
僕にとって、一代都賀店は、何だろう、もう今の自分の生活の一部、ですかね。
鎌取から都賀に住み家を移し、自分の人生をずっと過ごすことになるだろう場所のラーメン。
このお店があり続ける限り、通い続けるであろうお店。
マニアやフリークやブロガーではなく、素の僕が素朴に愛するお店。
どんなに広い世界で素晴らしいラーメンに出会おうと、ここへの愛は変わらない。
そういうお店なんです。
ただただ、大好き。
ただただ、愛してる。
そういうお店なんです。
無条件の愛、ですね☆