ず~~~っと気になりながら、行っていなかったお店に行きました。
しかも、これが歴史あるすごいラーメン屋さんだったんです。
その名も、
ラーメンハウスうさぎや
であります!
うさぎですよ。かわいい名前ですよね🐇🐇🐇(僕は兎年💓)
四街道駅から徒歩で6分くらいかな??
こちらのお店は、創業75年ほどだそうです。
現在の店主さん(僕の父と同じ昭和19年生まれ)のお父さまが始められたお店なんですって。
で、今の店主さんが2歳の頃にはお店を始めていたということで、75年以上かなと思われます。
最初の40年ほどは、四街道駅のすぐそば(駅前の交番付近)で営業していたんですって。で、創業して40年が過ぎた頃に、この駅前の区画整理の時に(15坪ほどの)敷地を売って、現在のこの場所に移転したんだそうです。
その当時からラーメンは出していたみたいです。千葉のこのエリアで75年前からラーメンを出し続けているお店って、いったいどれだけありましょうか…。
そんな歴史あるお店なのに、googleで「ラーメンハウスうさぎや 四街道」で検索しても、ほとんど何の記事も情報も出てきません。ブログだと、(一時期凄く注目を集めた)「アカンな~同好会」の記事だけが出てきました(アカンな~さんのブログ、懐かしいなぁ…。毒舌だけど、かなり的確にズバッと本質を突く記事を書くブロガーさんでしたね)。
ツイッターで店名を検索したら、面白いことに【四街道市社会福祉協議会】の公式twitterのももちゃんがつぶやいていました。
四街道社協です。先日回収しきれなかった募金箱を回収してます。ラーメンは濃厚系がトレンドですが、鹿渡の「ラーメンハウスうさぎや」さんはホッとする街のラーメン店という感じです。平成24年から置いていただいています。ありがとうございます pic.twitter.com/O1ePRZ58Eb
— 四街道市社会福祉協議会 (@momo_4kd) February 10, 2016
このお店のラーメンに関するツイートは、あと一つ二つあるくらいでした。
つまりですね、75年以上の歴史をもつラーメン店の情報がネット上にほとんどないんです。もう「評論家は要らない」と言われ、1億総ラーメン評論家の時代にあって、「ラーメンハウス」という名がつく75年ほどの歴史をもつ駅近くのお店の情報が全くないんです。
これはどうしてなのでしょうか? その理由として考えられるのは、①ここのラーメンが(ネットに出せないくらいに)おそろしくマズイか、それとも、②ネット情報それ自体はやはり盤石ではないか、のどちらかとなるかなと思います。(ただ、おそろしくマズければ、それはそれでネットで話題になりそうですけど…)
このことを明らかにするためにも、今回のレポはとても重要なものになると思います。
メニューです!!
このラインナップ、間違いなく「ラーメン専門店」と言ってよいかと思います。
店主さんの奥様曰く、昔はもっと色んなメニューがあったということですが、今はラーメンを基軸にして、中華系のメニューや食堂系の代表的メニューが用意されているという感じですかね。
基本的には、「醤油」「塩」「味噌」「トンコツ」があって、「ワンタンメン」や「うまにラーメン」などがあります。聴くと「ミソタンメンは他のお店にはないのでは?!」とのことでした。確かに…。
あと、一品料理に半ライスを付けると定食風になるとも言っていました。
…
今回はお初なので「ラーメン」と、あと僕的にとても気になる「スタミナラーメン」を頂くことにします。
あと、風の噂で「ここの餃子はかなりかなりウマい」ということなので、、、💓
ランチ時には、ラーメンのセットメニューとして、、、
+250円で、
①半チャーハン
②半カレー
③ミニチャーシュー丼
が頂けるんですね✨
風の噂では「ここのチャーハンは絶品」ということなので、①をお願いしました。
(*ネットでは14時30分までとなっていますが、実際には15時まで営業してます!)
…
というわけで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、70年以上にわたって四街道で作られ続けてきました、
ラーメン(520円)
です!!
みなさん、520円ですよ!!\(^o^)/
安ければいいと単純には言えませんが、このお値段で美味しいラーメンが食べられたら、嬉しくないですか?(ええ、僕は嬉しいです🎵)
520円のラーメンですが、チャーシューはしっかり一枚入っていて、メンマ、ネギ、なると、さやえんどうが入っています。それほどトッピングが豪華!って感じでもないですが、十分に具も入っています。
520円のラーメンとしては、ギリギリの限界まで工夫を凝らしていると思いました。
zoom up!
となると、肝心なのはスープと麺、ということになりますね。
スープを飲むと、、、
「なんと!! これはレトロだけど魚介と動物系のダシの旨みの強い和風醤油味だ!」
と思いました。
油分はかなり控えめですが、味がかなりはっきりしていてシャープなので、インパクトもあります。
こちらのスープには、鶏豚の動物系のスープに、野菜と煮干しと昆布を加えているんですって(キャベツの芯とかも入れているんだとか?!)。そして、徹底的に油分は抑えているんですって。
それもあって、仄かな甘みと煮干しや昆布の旨みと醤油のキレと動物系のコクがしっかり感じられるお見事な「The昭和味」の和風醤油スープになっていました。これ、マジで旨いですよ…😨
僕的には、なんとなくですが、焼きアゴ出汁っぽい感じの魚介系醤油スープに感じました。アゴ(トビウオ)のダシは入っていないようですけど、焦げ感のある香ばしいアゴ出汁っぽさを感じました。
油まみれのスープや明らかにやり過ぎ系のスープに慣れた人には物足りないかもしれませんが、ここに述べた情報(知)をもって食べると、ここのスープの印象はかなり変わると思います。こんなスープのラーメンがまさか70年以上前からこの地で出ているなんて…(もちろん当時はこんなに食材は入れてなかったとは思いますが…)
そして、驚きなのがこの麺!!!
千葉では結構珍しい「細麺」での提供となっていました。
この麺がすっごく美味しくて感動しました(お店の人にどこの麺か聞くのを忘れました…😢)
細くて弾力性のあるややウェイブ縮れ麺、かな???…
これだけの細麺、なかなか千葉エリアでは食べられないような気がします。
あと、メンマは臭みがなくて食感もよくて「おおお」ってなりました。チャーシューは、昔ながらのチャーシューの部類には入ると思いますが、その中ではかなりハイクオリティーの昔チャーシューじゃないかな?! パサパサ感を残しつつも、柔らかさもあり、また味もしっかり沁みていて、「いいじゃん💓」って感じでした。
…
というのが、こちらのラーメンのレポでしたが、僕が本当にこのお店のラーメンで一番推したいのが…
ジャジャーン!!!!
こちらの超豪華デラックスのラーメンセット!
スタミナラーメン(850円)
+味付玉子(100円)
+半チャーハンセット(250円)
です!!
スタミナラーメンとあって、これを見過ごすことはできません!!
スタミナラーメンをこよなく愛する僕としては、これを見てみぬふりをすることはできません。
ラーメンに強いこだわりのある人や、普通に魚介系の醤油ラーメンを食べたい人は、「ラーメン」を食べて頂くとして、やはり度を越えたラーメンフリーク&ブロガー的には、この「スタミナラーメン」をおススメしたいと思います。(いや、どっちも食べて頂きたい…( ;∀;))
ラーメンハウスうさぎやのスタミナラーメンはちょっと個性的です。
スタミナラーメンっぽさを感じないスタミナラーメンといいますか…。
この画像を見て、「おお!? スタミナラーメン!」って思う人はいないのでは?!、とも。
最初の印象的には、醤油系の野菜炒めラーメンという感じ? 醤油タンメン?! 僕も最初、「え? これがスタミナラーメン??」って思ったほどです。それに、スタミナラーメンのシンボルでもある「ニラ」も入っていないんですよね。
キャベツやニンジンやもやしやネギなどの野菜がいっぱい入っていて、その頂上には豆板醤らしい辛味調味料が乗っています。この辛味調味料を入れなければ、全く辛くないラーメンであります。さやえんどうはここのトレードマークなのかな?!
なんだか、未知のスタミナラーメンに出会った気分で、とてもワクワクします。
zoom up!
スープを一口飲むと、鶏豚煮干し昆布のここのダシに野菜炒めの香ばしい美味しさが加わっています。
うん、たしかにたしかに、ここのスープは本当に美味しいぞ、、、と。
そこに野菜の甘みや旨み、炒め料理の香ばしさが入って、元気になる味です。スタミナラーメンの根本的な要素は「通常のラーメンよりもスタミナがupする」という点ですからね。
Stamina(スタミナ)の意味は、「持久力」「気力」「根気」(更には「体力」「精力」という意味もある?!)ですね。持久力や気力や根気を高めるラーメンが、スタミナラーメンということになりますね。語源的には、ラテン語のstamenに由来していて、その意味としては、「糸(人の一生)」「おしべ」「雄(ゆう)ずい」という意味になるんだとか…。なんとなく「人間の根源的な生命力」みたいな感じになりそうですね。(科学的な意味というよりは、神話的な意味で考えたいところです)
ざっくり言えば、スタミナラーメンは、根本から元気になるラーメン、と言えばよいのかな?!
その元気の源となるのが、、、
こちらの「自家製にんにくの酢醤油漬け」です!!
このにんにくの酢醤油漬けが、もうちょっと驚き&びっくりのスーパーアイテムでした。
酸味と旨味がぎゅっと詰まった刺激的なにんにく。このニンニクと麺と野菜とスープを食べると、なんか(僕の枯れ果てた)魂に火が付くというか、魂が熱くなるような感覚になりました。
このニンニクこそが、ここのスタミナラーメンの最大の特徴と言ってもいいかもしれません。店主さんの奥様も「このニンニクはうちのオリジナルです。お酢と醤油でにんにくを漬けると、すごく美味しいんですよ」と仰っていました。
ニラも豚肉も唐辛子粉(ラー油)も入っていませんが、これも立派なスタミナ(stamina)を向上させるラーメンだなって思いました。ニンニクの力は恐るべし!です。
麺はこんな感じです。
上述したように、千葉では珍しい(?)細いややウェイブ麺です。
千葉でも博多豚骨系のラーメン店であれば、細麺も食べられると思いますが、こういう非博多系・非九州豚骨系のお店で、細麺が出てくるというのは、実に珍しい気がします。
上の520円のラーメンよりも、麺の量も多い気がしました(感覚的には1.5~2倍くらい?!)。器も通常のラーメンの器よりも大きかったです。スタミナラーメンということで、「お腹一杯になって元気になるラーメン」というイメージでしょうか?!
豚肉等は入っていないですが、こちらの自家製のチャーシューが二枚入っています🎵
イマドキのチャーシューではないですが、70年以上の歴史をもつラーメン店でずっと作り続けてきた「王道のチャーシュー」です。こういうチャーシューを味わうのも、ラーメンの食べ歩きの楽しみになるといいですよね。柏の「王道家」が話題になるのはいいけど、本当の本来の王道のラーメンにも、もっと目を向けてもらえたら嬉しいなぁ…、とも。
味玉はこんな感じです。
創業70年超えの老舗ラーメン店なのに、この美しいヴィジュアルの味玉!!
もちろん、自家製の味玉です。茹で時間はなんと3分ちょっとなんだとか。僕は「えええ??」って思いましたが、そうなんですって。3分じゃこんなに固まらないんじゃないかな??と思いましたが、そうなんですって。味玉については、相当の研究をされたんだとか。。。
…という話までさせていただいて、お店の不断の探求心の一端を垣間見ることができました。
途中で、辛味調味料を溶かして食べると、ピリリとくるほんのり赤いスープになります。辛い料理が苦手な人でも食べられるスタミナラーメンになっていますね。
そして、こちらが「半チャーハン」です!!
ここのチャーハンもまた、かなり完璧なしっとり系チャーハン<極>って感じでした。
昭和の中華食堂のオヤジが作るチャーハンの<完璧さ>といったらもう、、、😂
ファミレスや冷凍食品のチャーハンでは実現することのできないこのワイルドな味。大きなフライパンをぶんぶんと振り回して、ガシガシと炒める昭和寡黙店主さんの作るチャーハンの美味しさと言ったらもう…
この半チャーハンの最大のポイントは、中に入っている刻み紅生姜ですね!
ここのチャーハンの隠し味に「紅生姜」が使われているんです。
なので、味は強めなんですが、すっきりとした感じに仕上がっているんです。
もう、お見事!としか言いようのない半チャーハンでした。250円で味わえる極みのチャーハンも是非、ラーメンと一緒に食べたいところです。
そして、ここ「うさぎや」に来たら、是非食べたいのがこちらの餃子です!
一皿500円です。5個入りなので、1個=100円の高級?餃子になっています。
写真では伝わらないかもしれませんが、この餃子、かなりでっかいんです。でっかくて、中身もぎっしりです。重量感絶大の餃子、これは是非是非食べて頂きたいなぁって思いますね。
僕は最近、醤油やラー油やお酢をつけないで食べるようにしています。そのままの味でどれだけ美味しいかを判断したいというか、本当に美味しい餃子なら、調味料なしでも美味しいということが分かってきたからです。
ここの餃子は、まさにノー調味料で超美味しい餃子でありました。とにかく中の具がい~~っぱいで、食べ応えも抜群でした。500円の餃子と少しお高いですが、それだけ食べる価値もあると思います。
いや~、しかし、これだけ美味しいラーメン、半チャーハン、餃子が揃っているのに、どうしてネットでは全くと言っていいほどに話題にならないんでしょうか? これほどのラーメン店が無名なのはなぜなのでしょうか? どんどん謎が深まっていきます…。
最後に、こちらが単品のチャーハンです。
単品のチャーハンには、うさぎや自慢の魚介系のスープが付いています。
これだけでもホントに満足できるし、また来たい!って思うと思います。
***
というわけで、、、
創業75年以上、四街道の老舗のラーメン食堂「ラーメンハウスうさぎや」の初レポをお届けいたしました✨
ネットではほぼ全く話題になりませんが、こちらには四街道の市役所の人や、四街道市長さんや議員さんたちもよくやってくるお店なんですって。このお店の場所って、四街道市で言えばまさに「中心」にあるお店ですもんね。
実際にここのラーメン類と餃子とチャーハンを頂いて、ここのお店のレベルの高さも実感しました。基本のスープも鶏+豚+煮干し+昆布+野菜類etcから取る上質のスープでしたし、スタミナラーメンも超個性派で量も抜群に多くて、お腹いっぱいになります。G系感もあるというか…。
都賀にある「ラーメンハウス江北」と、四街道にある「ラーメンハウスうさぎや」。二つの「素晴らしいラーメンハウス」を知ることができたかなって思っています。
では、なぜネットでこのお店のことが話題にならないのでしょうか。
冒頭で、①ここのラーメンが(ネットに出せないくらいに)おそろしくマズイか、それとも、②ネット情報それ自体はやはり盤石ではないか、という仮説を出しました。①の仮説は破棄されました。とても美味しく素晴らしいお料理を堪能できました。「町中華ブーム」の波もあって、このお店の情報的価値は高いと思われます。とすると、②のネット情報そのものの偏りがあるんだろうな、ということになりそうです。
また、「四街道市」というエリアの特質?もあるかもしれません。四街道にもいっぱい良いお店があるのですが、全体的に話題になっていない気がします。それがなぜなのかは分かりませんが、四街道のラーメンはどこかスルーされている気がしなくもない…といいますか。ただ、ラーメンというのは、場所にあまり影響を受けない食べ物でもあるので、そこまで「四街道」が原因というわけでもないかな??
隣りの駅で我がホームタウンの都賀の「ラーメンハウス江北」は常に人気のラーメン食堂として君臨しています。もしかしたら…、このお店も昼時や夕食の時間帯には激混みしているのかもしれません。でも、だとすれば、もう少しネット上でも記事になってもおかしくないですよね…💦
それくらい、本当に本当に素敵なラーメン食堂だったんです。歴史があって、実力があって、個性があって、そして愛情があって…。是非また来たいなって思いました\(^o^)/
四街道駅から少しだけ歩きますが、そんなに遠くないです。
「麺屋赤鬼」ほど近くはないですが、そこから徒歩で4分くらいじゃないかな?!
みなさまも是非是非、うさぎやに行って行って頂いて、是非SNS等で発信してみてください。結局ネット情報って、草の根的な活動だと思うし、SNSはまさに草の根運動そのものという気もします!!
平時に戻れば、ここで酒を呑んで、つまんで、くだを巻いて…って。
トッピングも色々あります。バターもあったんですよね~~💓
定休日は毎週月曜日です。
営業時間は、…あ、ここには14時30分までってなってる!!(あれれれ…)
でも、お店の人は15時までって言ってたぞ、、、💦💦💦…
この道の先に四街道駅があります!!
「ラーメンハウスうさぎや」、是非行ってみてくださいねー!!
知らないお店に行く楽しさを嚙みしめながら💓