

緑の絨毯に黄色の星がちりばめられている。
黄色の星は美味しそうな蒲公英だ。。。と言ってしまうと蒲公英に嫌われるだろうけれど今日は蒲公英を食べる話。
私の一番古いタンポポ体験は子供のころの事、祖父に連れられて深大寺植物公園に出かけた時のことだった。
かなり昔のことだ。
公園内には湯飲みに絵付けをさせてくれる店があったり、軽食を食べさせる店があった。
私が湯飲みに描いた絵がどんなものだったか(植物だったことだけは覚えている)すっかり忘れてしまったが、
軽食を食べさせる店には精進揚げがあって”タンポポの葉”の揚げ物もあった。。。ということはなぜかよく覚えている。
子供の口には苦くてあまり美味しいものには感じなかったものの、あの”たんぽぽ”が食卓に上がっていることはなんだかとても面白いことのように思った。
個人的にかなり印象的なことだったので、皿の上に乗った衣に包まれたタンポポの葉の姿を今だに覚えているのだとおもう。
その記憶に付随して、その日が良い天気だった事、祖父がベンチでタバコを飲んでいる姿、湯飲みに絵を描いた時の記憶の断片が散らばっている。
それから後、野草をちぎっては味を試す癖がついて、自分で料理をする頃にはタンポポの根っこを集めてきてキンピラや煮物にくわえてみたり、蒲公英は花をおひたしにして食べた。
若葉はサラダにも、おひたしにも良く、ほろ苦さが好きな人には美味しいはずだ。
昨日は散歩をしながらタンポポの蕾を摘んだ。あちこちのタンポポの株から蕾を1,2個ずつ摘むとまもなく両手に一杯ほど集まる。
家に戻ってから蕾をよく洗って水を切り塩を振りかけて2時間ほど置き水気を切り、その後塩がきつければ塩出しをし、食酢を軽く煮立てた中にさっと放り込んで火を止め、すぐにビンに移し変えて、1,2週間置くとタンポポの蕾の”ケーパーもどき”の出来上がりだ。あくが強いと感じられる場合は水に1,2時間つけておいてから作業すると良いらしい。
酢には他のハーブ(エストラゴンや胡椒など)を加えても良いし、少し甘みを加えても良いしそれぞれの好みで味を研究すると楽しい。
使い方はケーパーの酢漬けと同様で、サーモンの付け合せにしたりスパゲッティにあえて見たりしても美味しい。
タンポポは我が家のテラスにも広がってあちらこちらから芽が出てくる。葉も蕾も花も少しずつ摘んでいるが次々に伸びてくる、そして仕舞いにはふわふわの綿毛姿を楽しませてくれるのだから素敵だ。
花や蕾を摘み、その命をいただく。
野草達に、申し訳ない気持ちとともにお礼を言い、そして食べる。
タンポポの話

スイバとジャガイモのポタージュ
スイバ、ジャガイモと合うのですね。スイバをミキサーに入れてたみたいですが、これも?緑のは彩りに後入れ?作り方おしえてください。
タンポポのツボミのケーパー風、すごくいいアイデアで、しかも美味しそうです。
タンポポの花、天ぷらに出来るんだよなー、でも今日は天ぷら作らないし、と悔しく思いながら横目で通り過ぎていました。
このレシピならば、ひとまず摘んで塩漬けしておけば、しばらく後まで楽しめそうです。塩漬けしている間にアクもほどよく抜けるかも。
真似させて下さい!
☆スープのレシピ。2人分
①50gエシャロットまたはたまねぎを刻んでいためておく。
一個ジャガイモを皮を剥いてさいころ切り。
②なべにオイルを入れてエシャロットまたはたまねぎの微塵を入れて炒め、ジャガイモも加えていためる
③100ml牛乳、400mlスープストック、50ml白ワインを加えてかき混ぜながら15分ほど煮る。ジャガイモが煮崩れなかったらバーミキサーでつぶしておく。
④75gスイバをミキサーでピューレにして塩コショウで味付けし暖めた器に一人分ずつ入れる。
⑤スイバピューレにジャガイモ入りスープを注ぎいれる
食べる前に、ゆでた小エビを添えたり、ゆで卵のみじん切りを乗せたり、かりっと焼いたベーコンを乗せたりするとまた美味しい。
上のスープはスイバも少なかったのだけれどちゃんとミキサーで処理していなくて③の段階でちぎったものを入れてバーミキサーで攪拌。それでも行けます。
酢漬けではなくて塩漬けだとまた一味違うし楽しいです。
ぜひ試してみてください。
Fujikaさんの研究楽しみにしています。
タンポポ 家のうしろにも前にも、いっぱい生えています。
あんなに寒かったあいだに、どうやったら これだけ根を張ったの?というぐらい、でっかく育っている株もあって、しぶといです。
にっくき雑草かと思ったけど、こんなふうにしたら なんだか可愛い友だちになりそうですネ^^\
種になったのを、鳥が食べに来てるのも見ましたよ。
今あちこちに咲き乱れていますよね。
一度花でも食べてみてください!笑
タンポポの花びらをお酒につけたり、ケーキに焼きこんだり。。。いろいろ使えます。
そういえば日本でも菊の花のおひたしとか ありましたね・・・遠い記憶がよみがえってきます。
ケーキに焼き込むって すてき☆
どうやるのか簡単でけっこうですので、教えてくださいませ~♪
本当に発酵させてワインを作る人もいるらしいですよ。花からエキスを抽出させて連門やオレンジの皮も加えて発酵させるんです。でも美味しいのかな?おととしは友人がタンポポ蜂蜜と呼ばれるものを作りました。これはシロップ水に花を一晩漬けてからレモンなどを足して煮詰めて。。。というもの。タンポポの花のエキスのゼリーといったかんじでした。 面白いけれどちょっと面倒そうだったかな。。。花びらをラム酒やウォッカ、コーンにつけ、日に当てて熟成させるというのもあります。それだけ。
これには消化を助ける効果があります。
ケーキに焼きこむのは色見がいいので、ほかの花も一緒に焼きこむとか。。。まあ、美味しいからってことではないかもしれません。ちょっと苦味がありますから。。でもいろいろ試すのは楽しいですね。