
第一ロックダウンが始まった頃、まだ寒かったとはいえ春に向って日増しに明るさが増してゆく中で、幸い良い天気が続いて、飛行機の飛ばない空を静かで良いと喜ぶ暢気なものだった。
毎日ドローイングを続けたし、散歩で見つけた落ち葉を持ち帰っては、それを紙に書き写したり、紙で葉を作っ足りする事を決め、日々欠かさず遂行した。
幾つかの展覧会が取りやめになったり、延期になったものの、ロックダウン後には幾つかの展覧会を開くことができ、私の日常は買い物に行くたびに気を付けなければいけない事柄以外、それほど普段とは変わらなないものだった。(確かに簡単に人と会うことができなくなってしまったり、電車に乗るたびによぎる不安などもある)
今回の今年二度目のロックダウンは春のそれよりも気が重い。長引くコロナ禍の不安と苛立ちは色々なところで滲み出ている。
このところ太陽が顔を出す時間が少ないし、私の背中や腕が不調で作業がなかなかできない事が一番へこたれる。
それならば本でもゆっくり読んだらいいのだと思うのだが、最近それができない。昔は読書を一日中でもする事が出来たのに、その体力が無くなった。
やりたい事のリストは長くなるばかりで減る事が無い。
と書いていたらキーボードをたたくのが辛くなってきた。背中に子泣き爺が乗っているらしい、しかもそいつの体重がどんどん重くなる。
今日はこれでおしまい。