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ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

RIAAカーブ

2009-12-13 09:09:58 | オ-ディオ
きのうに引き続いてRIAAカーブの話ですが、
当然のように認識されていたRIAAカーブですが
根本的に違うということは、
皆さん間違った音を聴いているということになります。

当然楽器の音色に関する重要なものですから、
無視するわけにはいきませんが
端から疑いをもたなくて聴いていたわけですから、
このレコードは音が悪い、
録音が悪いなどと言うことになります。

極端な言い方をすると、オーケストラのある周波数帯域が無くなると
例えばチェロが居なくなるということも起こりうるということです。

実際にピアノの左手が聞こえにくくなることなどは明白です。
いろいろ聴いているうちに、バランス的に高域に偏ったり
定位が曖昧になっているレコードがあれば、間違いなくRIAAカーブが合っていないと言う事です。

こんな重要なことを無視して、録音の良し悪しや演奏の良し悪しを語っていたのかと思うと
何といい加減な発言を我々はしていたのかと恥ずかしくなります。

其れと同時に、オリジナルレコードの必然性も怪しくなってきます。
法外な価格になっているオリジナルレコードと二束三文に扱われている
再販された国産レコードにそれほどの差があるとは思えませんし
国産レコードに於いても同様なことが当てはまるということです。

オリジナルレコードに拘るよりも安価な再販レコードを正しいRIAAカーブ
に沿って再生することの方が遥かに重要で楽しめる事だと思いました。

RIAAカーブの資料はこちらhttp://www.zandenaudio.com/products/english/1000-list.html
http://www.zandenaudio.com/products/english/1000-graph.html