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ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

えらいもんを聴いてしまいました!

2009-12-12 20:45:34 | オ-ディオ
きょうZanden audioさんに行ってきました。
Zanden audioといっても知らない方がほとんどかも知れませんが
海外では物凄く評価の高いメーカーであるようです。
わたしもオーディオアミーゴに掲載された、主催者である山田さんの記事を読んで知りました。

当時はLCRを用いたフォノイコのみの製造だったと思います。
近年はCDトランスポートとDACが海外のオーディオショーで話題になっており
その、並外れた価格でも話題になっていました。
きょうもその価格のことを伺ったのですが、メインの販売は国内ではなく海外である為に
販売店のマージンやアップグレードの対応などを考慮にいれると
このような価格になるとのことです。

実際に国内で買おうと思っても何処でかってよいか解りませんし
ホームページにもZavden USAがメインの販売ルートのようです。
ただ、樟葉にシネマ&オーディオ京都というお店がありますので
そちらでは購入できるのかも知れませんね。

それでは、システムから紹介しますと
ターンテーブルはグランプリオーディオの日本未発売のターンテーブルに
グラハムエンジニアリングの最新モデルのアームに
ZYX-4Dカートリッジというおくりだしです。

この、グラハムエンジニアリングのアームはアジマス調整が出来るとのことで、
その調整ソフトも既に発売されているとの事です。正直驚きました。

アームの水平バランス、接地角度、針圧調整などはやろうと思えばできますが
アジマス調整はこの機能が装備されていないと出来ませんものね。
でも完全に調整されたプレーヤーからはサーフェスノイズもほとんど聴こえなくて
CDなど全く不要と思えるほどの静けさです。



それから後のアンプ類はZandenのフルシステムです。
MODEL 1000 フォノイコ
MODEL 2000 ラインアンプ
MODEL 9500 メインアンプ
CDのほうは
MODEL 2000 トランスポート
MODEL 5000 DAC
ラックはソリッドテックでした。


スピーカーはB&W 801Dを使っておられました。
試聴室もようやく先月末に改装が終わったばかりで、まだチューニングも完璧には程遠いとのことでしたが、
聴かせて頂いた音楽すべてに最近ではお目にかかったことが無いほどの品格を感じました。

これ程の音は今迄あまり聴いたことがありません。
惜しむなくは低域の沈み込みが少し足りないようで、
物足りなく感じるソフトも何枚かはありましたが、
そんなことは気にならないぐらいの音楽性でした。

拙宅に帰ってきて少しレコードを聴きましたが、
何とも滑らかさの無いきついばかりの音で暫らくは
ショックで聴く気にもなりませんでした。

まぁ、金額のことを言うといやらしくなりますが、
その点においても比べる事も必要ないぐらいですから・・・。

ただ、ショックだったのはレコードすべてがRIAAカーブでは無いと言うことです。
これも、オーディオ・アミーゴのなかで山田さんが言っておりましたので
知識としてはあったのですが、実際にきょうその場でRIAAカーブを切り替えて頂くと

その重要性がレコード再生に於ける要ではないかと思います。
これ程までに再生音が違うと、楽器によれば違う楽器を
弾いてるように感じられることが多々あると思います。

RIAAカーブが違うと時間軸にずれが生じてある周波数帯域が強調されたり、無くなったように感じられます。
RIAAカーブがぴったり合致したときには、聴いていてもはっきりとバランスの取れた音でピントがビシッとあって、
定位の微動だにしない再生音であり周波数帯域が上下に伸びて倍音が綺麗に再生されます。

ハッキリ言って間違ってイコライジングされた音を今迄聴いていたことになります。
これは非常にショックでしたが、今のところはZandenのフォノイコを使用するしかありません。
もう少し皆が使える価格帯のものが出てくればもっとレコードの魅力が発揮されると思うのですが・・・。