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ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

soulnote ct1.0その2

2013-07-02 11:02:31 | オ-ディオ
先日、Ray邸での「三十絃」の音が衝撃的で、拙宅に帰ってきて幾度か再生を試みてみたものの、

あのような感動的で圧倒的な再生は望むべきもなく、

それならば、幾ばくかの雰囲気でも再現できないものかとあれこれといじっておりました。

しかし全く持ってRay邸とは程遠い音で正直諦めておりました。

今回、新しいトラポの導入もありもしかしたら雰囲気の片鱗でも表現する事が出来ればと思い

discをトレイにセットし再生ボタンを押しました。

低域の表現が以前とは全く違って「これはどうにかなりそう」と言う思いが強まりました。

然ながらRay邸とはスケール感が全く違いますが、このdiscが表現したい雰囲気が伝わってきます。

やはり、音楽における低域のしっかりした支えが如何に大切であるかを改めて知らしめされました。

低域の表現が明解で深く沈み込んでいるにも拘らず解像度も抜群で、音痩せしないでこちらにグーンと迫ってきます。

このバランスが最高で、これ見よがしのパフォーマンスではなく、しっかりと音楽の思いが表現されています。

また少し守備範囲が少し広がりましたが、まだまだ表現できないdiscも多く長い道のりが続きます。


SOULNOTE ct1.0 その1

2013-07-01 21:18:33 | オ-ディオ
土曜日の夜中システムエンハンサーを回しつずけておりまして、日曜日の午前中から聴き始めました。

ct1.0はABAのシートにhinaのステンレスインシュレーターを設置、solidsteelのラックに収めました。

行き場所が無くなったdc1.0はhinaのジュラルミンのインシュをかまされて隣のラックへ・・・。

前日まではスピードも切れも無く抜けも悪い状態でしたが、今朝は大分改善されたようでバランスも良くなっているようです。

まずはSEBASTIAN STEFFAN TRIOから



冒頭のベース?が深く沈みこみ、部屋の空気が揺さぶられている様が手に取るように解ります。以前はベースが飽和状態になって再生するに困難を極めておりましたが、深く沈みこむ音とぐっと締まって迫ってくるベースラインとが爽快です。

あくまでパワーアンプはモノラルのM1.5ではなくステレオのS1ですから、如何にこのct1.0がキチンと低域をコントロールしているかが解ります。

次にお決まりのスリーギターズです。



スピードは揃ってはいるものの切れは試聴機には及びません。

続いてFAKIE



土と水



蝉の声は頭の上から聴こえるものの煩わしい程の音量でもありません。しかし、位置関係は正確です。

つじあやの 京都



鳥の声もハッキリと水の音も同様に空間の位置関係も明確です。

鰐目



前回同様にご機嫌です。

情熱セッション



やはりベスト録音であることがハッキリわかります。

ライブ・イン・フランス



なかなか再生が難しいです。遠いステージでギターの音色もPAのように聴こえます。

しかし、以前とは全くちがってステージ距離がグーンと近づいた感じです。

やはり、このシステムはライブが最高ですね。


井筒香奈枝・時のまにまに



ステージで歌っていた井筒香奈枝さんが傍に降りてきて耳元で歌ってくれているかのようで、吐息までもが聴こえて来そうです。

まだ完全に落ち着いていない状態でこれ程までのポテンシャルがあると今後が楽しみになってきました。






初音出し!

2013-06-29 00:17:17 | オ-ディオ
今日、少し時間がありましたのでセッティングを終えて初音出ししました。

吉田苑さんのご好意でFUANDAMENTALのデジタルケーブルと



hinaのステンレスインシュレーター



を同梱していただきました。

まだ、機器もケーブルも試聴機に比べると眠たそうな音でしたが、段々と抜けも良くなってきているようです。

落ち着くまで少し時間がかかるかもしれませんが、ボチボチブログで更新して行きます。

試聴機の場合はhinaのジュラルミンのインシュレーターでしたが、今回はステンレスのものです。

soulnoteは電源ケーブルも付属のものが一番バランスが良いので他のモノは使ってもトータルの音作りの上で違和感があります。

「いかに、普通に楽しく音楽の熱い心を伝えられるか?」

と言うことだと思います。

まず、音楽ありきです。

SOULNOTE ct1.0の試聴機が届きました。

2013-06-21 21:11:07 | オ-ディオ


待ちに待ったSOULNOTE のCD Transport ct1.0が吉田苑さんから届きました。

先日、伺った時にPS AUDIOのDACに繋いでいたct1.0を聴かせて頂いたのですが、何故か上のほうが詰まった感じで抜け切らない音で正直がっかりしました。

お話では特にPS AUDIOとの相性が悪いとの事でしたが、いくら相性が悪いとは言えこれ程ひどい音は聴いたことがないくらいでした。SOULNOTEのDACとの使用を前提に開発されたとの事ですが、SOULNOTEのDACを使用している
方のほうが圧倒的に少ないのでは?と思ったりもしました。

でもまぁ、そもそもSOULNOTEのトラポを使用する人もそんなに多くはないのでしょうね。最近はPCオーディオが流行で猫も杓子もハイレゾ音源を再生できないと遅れているかのような風潮ですから、ct1.0のようなCDオンリーのトラポも貴重な存在になってくるのでしょうね。まぁ、USB入力を使えば192KHzまで対応できるとのことですが・・・。

私のようなハイエンドとは程遠い機器を使用してもそこそこ音楽を聴けるシステムを構築できるでしょうから、これぐらいの価格帯のものがもっと必要ではありませんか?

外形は420(W)X98(H)X256(D)と非常にコンパクトですが持つと以外に重くがっしりしています。最初は付属のスパイクは使用しないでそのままの状態で聴いてみました。

おきまりの「つじあやの プカプカ 」からですが、1聴して音数の多さに驚かされます。小川のせせらぎの音がまるで違って明確に位置と広がりと伴って聴こえてきます。

それに続く鳥の声も先日の吉田苑さんの時は空間が小さく鳥との距離も近く方向も前方から聴こえて来る状態でしたが、きょうは空間も無限でやや左後方から聞こえてくる鳥の声も耳を劈くようにハッキリ聴こえてきます。
ただ、ラックにポン置きの状態でこれ程の音が聴こえて来るのですから、ct1.0のポテンシャルは相当なものだと直感しました。

続いてフェイキーですがギターの立ち上がりが尋常のスピードではありません。これに調子付いて次から次へとディスクをとっかえひっかえしながら聴き込んでいきました。



圧巻だったのはロドガブの鰐目のディスクでした。
言い尽くされたフレーズですがいままでとはグレードが桁違いです。本当にライブ会場が再現されました。やはりこのあたりが鈴木さんの真骨頂なのでしょうね。





打ち込み系の再生はもう充分といった感じで次にクラシックのそれも再生が困難なものを中心に聴いてみましたがかなり強い音で当然ながらしなやかさなど感じられませんが思ったほどでもない感じでこれはどうにか成りそうです。
もちろんSOULNOTEの音が嫌いな方は仕方ありませんが・・・.


暫くはそのままで聴いておりましたが、素の音が凄いのでもう我慢が出来ずスパイクを設置しての試聴です。
CDのメカはアルミ削り出しベースにリジッドにマウントされています。このスパイクピンは底板を貫通してベースに直接装着することが出来ます。
このことは最低域まで揺るぎない再生を可能にしているとの事ですが、事実濁りのない音が地を這うかのように空気を着実にグリップしながら身体を通り抜けていきます。

しかしながらこの構造は設置する環境に大きく左右されるのは事実で、スパイクの下に設置する素材によって大きく音がかわります。正直今回でもこれ程までにゴロゴロと音が変わるとスパイク無しの方が安心して聴いていられると思ったりもしました。使いこなしには相当なセンスが必要ではないでしょうか!

もう、試聴機を借りる前から購入しようと思っておりましたが、このことは決して間違いではなくある種の直感みたいなところがあり、今回の試聴はあくまで形式的な確認作業であったのでしょうね。
SA11-S1はSACD専用の機器になってしまいそうで、可愛そうですが今後出番も少なくなると思います。


新製品!

2013-02-16 00:21:37 | オ-ディオ
今日、仕事の帰りに尾崎さんのところに寄りました。ちょうどハイファイ・ルネッサンスの社長さんがROKSANの新しいステレオパワーアンプのデモ?の来られておりました。

ROKSANフリークの私としては今回の故障(別に機器が悪かったわけではありませんが)ひととおり愚痴を言ってしまいました。

ROK-S1とM1.5を使用している身ではいくら過去の製品でも、「今回の新製品が確実に進化して音が良くなっている」と聞かされても直ぐには認めるわけにはいきません。と言うよりも認めたくないと言うのが本音です。

実際に部品も当然ながら劣化していますができればメンテナスを繰り返して使って行きたいものです。商売的には面白くないかもしれませんが、思い入れも強いものですから・・・。

今回、色々な機器を繋いで改めて気付いたことは、ROKSANのアンプのドライブ能力の高さと色付けの無さが印象的でした。この色付けの無さがROKSANの魅力だと聞かされて正直嬉しかったです。

目指している方向が間違っていなかったと改めて確信した次第です。電源が入らなかったROK-S1も不思議と電源が入り再び復活とあいなりました。

少しづつ運勢も好転しているのでしょうか?そうあって欲しいですね。

NAIT/3

2013-02-11 22:01:49 | オ-ディオ


ROKSAN ROK-M1.5が片方逝ってしまって仕方なく田舎からNAIT/3を引っ張り出してきました。
そのうえリビングを娘に占領されており、システムも不調でしたのでしばらくオーディオどころではなかったのですが、
やっとリビングも開放されて久しぶりにオーディオ再開と言う事になりました。



本来ならきちんと修理が完了した段階での再開といきたいところですが、何分個人的に懐具合がさみしいもので・・・。
とは言え本当にダメならば音楽など聴く気にもならないのですが以外にと言うとNAIT/3に失礼ですがなかなかいけるんです。

前段は以前のシステムそのままでパワーアンプとしてNAIT/3を使用する構成にしました。QUAD同様に入力がほとんどDINコードですが1組だけRCAの入力があり、そこを利用してプリの出力を通すことにしました。

当然ながらドライブ力はROK-M1.5に比べることが憚れるぐらいですから、低域の制動も弱く音量をあげるとかなりブーミーになります。音自体も少し薄く力強さももの足りません。しかしながら小音量で聴く限り音楽の本質は充分に伝わってきます。

現代ハイエンド機器のなかには音楽を聴いていて楽しくなるような機器ばかりではありません。解像度もあり倍音も綺麗に伸びてSNも良く何の不満も無いように思えますが、音楽を聴いていて楽しくない機器もあるようです。
そしてそれを良しとするハイエンドユーザーが少なからずいるのも事実だと思います。機器が高額になるに比例して音楽の持つ楽しさが薄れていくように感じられるのは私だけでしょうか?

当然、ハイエンド機器のなかにはそのような物だけではありません。ドライブ能力と音楽性が高度に融合している物もあります。しかし昨今のオーディオショウでもそのような機器に巡り合える事が少ないように感じられます。

それと、ネイムと比較されるリンは日本ではその高額なプライスのもかかわらず商業的に成功していると思いますが、ネイムの方は何度も代理店が変わって成功とは程遠い状態です。

リン製品はそれなりに魅力的だとは思いますが、ネイムが其れほどまでに大きく劣っているようには思えません。むしろ力強さはネイムの方があるように思えます。

以前にも書きましたが機器の能力が必ずしも商業的に成功するとは限りません。特にこの国では物の本質を自分で判断するよりも、評論家の意見を信用する傾向にあるように思えます。自己責任よりも他人の所為にするほうが楽なのかも知れませんね。

ネイム同様スペクトラルも不遇なブランドのように思えてなりません。
また愚痴になってしまいましたが、スペクトラルには個人的な思い入れが非常に強く、
まさに独断と偏見であるを理解していただければ・・・。

ハイエンドアナログ!

2013-02-05 21:07:46 | オ-ディオ
上様の「アナログを聴いている方の99.9%は本当の音を聴いていない」と言う事が改めて実感しました。
いつも尾崎さんのところで普通に聴いていますが、ROKSAN TMS3+THALES+PC-1+BURMESTER100で総額いくらになるのだろう?

その上に機器の調整が入る。お金があれば機器は買えるが調整となればその人の音楽的センスが試される。以前と違って左右の音溝のレベルを計れる装置とレコードが市販されているので随分楽になったとのことだが、本格的に調整するとなると尾崎さんレベルの方をもってしても2日はかかる。(上様談 他の仕事をしながらであるが)

単純にインサイドフォース・キャンセラーの調整だけでもレコードの内周と外周とを最低でも10回づつぐらい聴いて確認する。
ただ、マニュアルに記載されている数値は目安ぐらいで、本当は実際の音を聴きながら判断するしか方法はないとのことです。

それに加えて水平、垂直、前後関係、レコードとのトレース角度等音を聴きながらの気の遠くなるような調整を経ての音であることを考えると、決して上様の表現が大げさではないことが確信に変わってきました。

いくら、ブログ上で熱く書き立ててもオーディオは実際の音を聴かなくては理解できないでしょうね。
特にアナログに熱心な方ほど自分の確固たる意見をお持ちで冷静に判断出来ない(認めたくない)のでしょう。

上様が「30年間偉そうにアナログを語ってきたことが恥ずかしい」と書かれていましたが、こんな方のほうが珍しいのではないでしょうか。

付き合いが長くなって、理解が深まるにつれこの方の真面目で正直なところが解ってきます。

趣味の世界でこそ本音で話し合いたいものです。趣味だから他人の領域に踏み込まないなどそんな人間とは真剣に付き合えないですけどね。

表面だけのお付き合いなど面白くも何ともありませんね。またこんなことを書くから最近MIXIでのコメントがめっきり少なくなってきました。

やっぱりコメントしづらいのでしょうね。

パワーアンプ壊れる!

2013-01-06 19:12:05 | オ-ディオ
新年のご挨拶を済ましたかと思っていた矢先、何と今朝拙宅のパワーアンプROKSAN ROK-M1.5の片チャンネルからプツプツと異音、当然音は出ない。

仕方なく予備のROK-S1を接続するが、こんどは電源が入らない。万事休すである。

新年早々なかなか良い感じで鳴っておった拙宅のシステムも、1週間も経たないうちにストップしてしまいました。

豊中不動尊の初詣のおみくじは「吉」でしたが、今年前半は良くないようでこの期間を我慢してやり過ごすと後半からは道が開けてくると言う事でした。

「まさに、この事か?」  しかし 「いくらなんでも早すぎはしないか?」  もう少し猶予をくれても良いのでは?

とぼやきながら、アンプを尾崎さんのところへ持って行きました。残念ですが尾崎さん不在のため奥さんに預けて店を後に・・・。

尾崎さん、新年のご挨拶も出来ずに失礼致しました。

南海から帰る途中で上様宅によって情報を収集、あまり時間が無かったので少しだけ聴かせて頂いて失礼。

相変わらずのライブ感でロドガブのジャパンライブも拙宅とは大違いでまるでかぶりつきの客席で聴いている感じです。

2日にヤマテツさんと讃岐路行脚のお話のさわりだけを聴かせて頂いて退散いたしました。

お昼のへんな時間の訪問にも笑顔で対応していただきましてありがとうございました。

帰ってみると先日ポチっておいた弓張美希さんのCD「シューマン ピアノ協奏曲イ短調 作品54・幻想小曲集 作品12」が届いておりました。


何と言う残酷なタイミングでしょうか。蛇の生殺し状態の小生はがっくりとひざをついた感じで・・・。

このCDに関してはトラックバックして頂いたこちらのブログで紹介されていたものですから参考にしていただけたらと思います。

弓張美希さんは以前にも拙ブログで紹介させて頂きましたのでご存知の方も多いと思いますが、

以前のCDはあまり録音状態が良くなかったですが、今回のCDは録音状態も良く早く聴いてみたかったのですが残念です。

まぁ、悪あがきをしてもろくなことがありませんのでひとまず休憩ということになります。

また、アンプが修理から戻ってきてからボチボチとやってみようと思っておりますので。


明けましておめでとうございます

2013-01-03 14:41:09 | オ-ディオ
明けましておめでとうございます。31日から2日まで帰省いたしておりましたので今年初めての音出しをしております。

昨年末導入しましたWELLFLOATも益々安定した音を聴かせてくれております。

やはり、倍音が綺麗に伸びているせいかヨーロッパ系のソースが旨く鳴ってくれています。

特にマグナス・ヨルト「Plastic Moon」


Goudo Ssntoni 「INSIDE A DREAM」


など、最高ですね。他にも色々聴きたいものはあるんですが、リビングを家族に占領されてしまいましたのでまた次回という事に・・・。

「静」CDスタビライザーも、CDによって軽く聴きたい時には無いほうが良い場合もありますね。

ケース・バイ・ケースで詰めていこうと思っています。

今年の目標としては、とりあえずSPケーブルのバイ・ワイヤリングを試したいですね。「静」CNC20-200も当然設置して。

後、電源関係やプロジェクターもここ数年の課題ではありますが、何分資金的にまだまだ余裕がありませんので何時のことになるやら・・・。

早く巣立ちしてくれることを祈って、せこくせこく亀のように進んで行きたいですね。

WELLFLOAT導入

2012-12-30 19:04:20 | オ-ディオ


WELLFLOAT導入から1週間が過ぎて音も落ち着いてきたので改めて感想を書こうと思います。先日の自宅試聴からはや2ヶ月が過ぎてやっと導入することが出来ました。

以前のことは拙ブログにも記載しておりますが、丁度今良いタイミングでヤマテツさんのブログでも紹介して頂いておりますのでそちらの方も参考にして下さい。

さて、前回自宅試聴した時にはエージングなど全く必要が無い状態でしたが、今回導入した際には暫くは音が安定しないで、日によっては「設置しなくてもあまり変わらないのでは?」と思う事もあり不思議な状態が続いたのも事実でした。

先日の「静」ケーブルスタビライザーCNC20-200の効果があまりにも凄かったので、WELLFLOATを設置しない状態でもそこそこ音楽が聴ける事もありその状態に現を抜かしたわけではありませんが導入までズルズルと時間が過ぎていきました。

今回、導入したWELLFLOETはこちらのPro Ⅱです。幅が295mmとぎりぎりFC-5000の足にぴったりのサイズで奥行きは400mmと少し余裕があるものです。

ジークレフさんに発注した時はあいにく在庫が無く先週末に出来上がってきたものを取りに行きました。出来立てのほやほやと言うこともあるのか音がなかなかしっくりこなくて本当にLanciastさんに相談しようと思いましたが丁度1週間が過ぎた頃から安定した再生音がFC-5000から出てくるようになりホッとしております。

余談ですが設置は私ひとりで行いました。FC-5000を抱えてWEELFLOATに載せる際にバランスを崩して傾いた時には「やってしまった!」と正直思いました。しかし幸いにもFC-5000の重心が高い位置にあった為に僅かな力で回復出来たのは本当にラッキーでした。重量級のスピーカーを設置する時はくれぐれも一人では設置しないようにしてください。私の場合は単なるラッキーであったとしか言えませんでしたから。

いつもながら前置きが長くなりましたがこれからが本題です。音質の変化は以前に書いたのと変わりはありませんが、ただ今回の導入で一番気付いたことは、付帯音が無くなって飽和寸前だった状態に少し余裕ができたと言う感じで、決して低域が締まる状態とは違うと言うことです。

低域の量は充分に出ておりその質も本質的に変わらないと思います。ただ、ノイズフロアーがぐっと下がって聴こえなかった音が聴こえてくるようになったのは当たり前ですが、余分な振動が無くなった為に倍音が非常に綺麗に上下に伸びていっています。


これは、クラシックのオーケストラで顕著でゴローさん推薦のラモーのサンフォニー・イマジネール(空想のシンフォニー)など、豊かな低域に支えられた弦の響きが空間にどこまでも伸びていく様子が気持ち良く身体に染み込んで来るようです。

今まで少し煩わしさが見え隠れしていたDISCでも綺麗な倍音を伴って空間に漂い、消え際もスーッと何のストレスも感じさせない状態で消えて行きます。

そして、低域から高域までスピードが整ってスーッと立ち上がっていく様子は快感の何ものでもありません。正確に再現された音楽の凄みがより明確になってこちら側に浸透してきます。音楽を聴いていて幸せだと思える瞬間ですね。

WELLFLOATの最大の長所は副作用が無いと言うことだと思います。これは「静」も同様で、何をしても音は変化しますが良くなったところがある反面、悪くなったところが必ずあったのですが、これには殆どそのようなことがありません。これは凄いことだと思います。

やっとこれでスタートラインに立てた訳ですが、これからも少しずつ自分の感性に沿ったチュウニングをして行きたいと思っています。