鳥取砂丘 砂の美術館

砂丘や周辺情報、生の話題!

「砂の美術館」第9期南米編は2016年4月16日(土)よりスタート!

姫路城と新たな砂像

2008-10-29 | 日常
待ちに待った砂像・姫路城。
途中、天候が崩れたりなかなか進まなかったりと苦労もありましたが


とうとう完成いたしました


彫刻をなさった茶圓勝彦さんはもちろん、
地元の砂像研究会の方々、
いつもさまざまな場面で協力いただいている市役所の皆様方。
本当にお疲れさまでした
サンドパルスタッフ一同も一緒に力を合わせ、
ようやくこのときを迎えることができました





砂で芸術を作り上げる、というのは
繊細さと力強さがまさしく一心同体というのを実感しております。
大量の砂を準備し、削ったぶんを退け、
きれいに整えていくことは体力の必要な作業となります

今回、公開制作を見ていただいた方には
その苦労も感じていただけたことでしょう





さてさて。
砂像・万里の長城の横に、新たな何者かが作られつつあります。




それはまだ荒削りながら、確かな存在感を持っています。







どんなものができあがるのか?
もう少しお待ちくださいませ

ラッキョウの花

2008-10-27 | 日常
本日は、風も強く午後からはしとしと雨が降り始めました
もう10月も終わりですね。

そして、ラッキョウの花についての質問も増えてきました。


花はだいたい10月下旬、つまり今の頃からですが
現在は、もう少しつぼみが多い…という感じです。

しかし、白かったつぼみがきれいな赤紫色に染まり
花の最盛期も近づいてきたのがわかかります





ラッキョウの花はひとつではなく、
小さな花が集まって、一本の茎に咲くものです。

ひとつひとつは小さくても、これが集まり、並び、育ち
絨毯のように咲いている様子は、とても見ごたえのある素晴らしいものとなります



あと一歩

2008-10-25 | 日常
公開砂像制作も、クライマックスを迎えています

最後の最後、堀や土台やさまざまなものを整え
砂像・姫路城をより本物の重厚さ、繊細さに近づけていきます。





姫路城は、世界遺産にも登録されている
とても有名な、日本を代表する建築物の一つです。

本物は真っ白な城壁が特に映えますが、
それ以外にも独特の造形美に秀でていることを
砂像制作の過程で実感しました





全体の写真は、完成後にしっかり載せてみたいと思います。

それまでもう少し、お待ちくださいませ







そして新たな何かも…?





こちらの情報も、またお知らせしたいと思います

姫路城公開制作

2008-10-23 | 日常
連日、公開制作の様子をお伝えしてきましたが
本日は公開制作が開始されてから初めて
天候が大きく崩れていました

こうしてみると、公開制作は
お天気にとても恵まれていたのがよくわかります





下から見下ろすと、正面とはまた違った迫力が
ひしひしと伝わってきます。






繊細な線が幾重にも重ねられ、
姫路城の造形美の表現が素晴らしいです





彫って、滑らかにして、奥行きを出せるような陰影を考えてまた彫り、
ひとつひとつの作業が真剣勝負の上になりたっています。

何しろ相手は砂。
いつ崩れるかわからない危うさが、さらに完成した後の美しさを際立たせます


完成間近

2008-10-22 | 日常
今日も穏やかなお天気に恵まれ、
多くのお客様に来ていただきました





毎日、彫刻が施され
一歩ずつ完成に近づいていく姿を見てきましたが
ここまで来ると、あと一息ですね。





砂像・姫路城の完成が
本日22日となっておりましたが
少し長引き、今週いっぱい頃までかかりそうです







彫刻作業自体は、朝早くから夜暗くなるまで行っており
茶圓さんを始め、地元の砂像研究会の方々も頑張ってらっしゃるので
もう少しの間、完成をお待ちくださいませ




風格

2008-10-21 | 日常
瓦の連なる姫路城。

屋根の下の土を削る作業は、特に神経を使うところです。





屋根は完成すれば安心、というわけではなく
上のほうが崩れれば、当然下にも大きな影響が出てきます

ひとつできたからここは大丈夫といった考え方はできない、
完全に完成するまで気の抜けない作業です。







型枠からはずして出現した砂の塊は、
細かな細工はもちろん、大胆にどさっと壁などで削りだすところがあります。
そんな砂の塊からとれた部分は、スコップなどで慎重に、
しかしすばやく取り除かなければ、次の作業の支障が出ることになりかねません


何トンもの砂を使用した大きな作品であれば、なおさらです

彫刻をしながら、砂を取り除きながら、それは大変な重労働です。



だんだんと

2008-10-20 | 日常
木陰は涼しく、太陽の下は暑い。
直射日光がかなり強く照っており
まさしくその通りのお天気でした

こちらの空は、午後に砂の美術館から
砂丘をみおろしたときの空の様子です。
雲ひとつない青空も素敵ですが、光の加減がとても美しかったです




本日も大勢のお客様がいらっしゃいました。

ありがとうございます

砂像の姫路城は、囲いはしてありますが
かなり間近で、その作業工程を見ることができます。




木の枠もだんだんとはずされ、形になっていきながら彫刻を施され
全様がわかりやすくなってきました。




さすが砂の芸術。

陰の出来方や光の方向など、計算しながら進める作業には感嘆してしまいます



白鷺城

2008-10-19 | 日常
姫路城。

別名「白鷺城」(はくろじょう・しらさぎじょう)と呼ばれるこの城。
そう呼ばれるようになった理由も諸説ありますが、

「白漆喰で塗られた城壁の美しさから、鷺が飛び立つように見えるから」
という理由も、なるほどと頷けます

今回、砂像で制作されている姫路城も
そんな勢いと羽ばたきを連想させます。




砂像作成中は、表面にのりや凝固剤は一切使用しません。

が、そうなると風化や乾燥で、作成中の砂が
ぽろぽろと崩れやすくなったりもするものです

そのため、時折表面に水を吹きかけ
砂の塊の表面の乾燥を防ぐ、という作業も欠かせません。




こちらが、製作中の姫路城の表面に
水を吹きかけている様子です。

水のタンクにホースをつなぎ、
細いシャワーのようなものでシュッシュと吹きかけています。


砂はやわらかすぎても崩れやすいですが、
かたくなりすぎても砂像をつくることができません。

そんな微妙な感触を知り、手を加えるのも職人技。
やはり砂像彫刻は素晴らしいです



公開制作中

2008-10-17 | 日常
砂の美術館、砂像・姫路城の進捗状況です。

あの独特の屋根の形が見えてきましたね






実際のお城の建築を、目の当たりにすることはなかなかありませんが
緻密な彫刻から、繊細で重厚な存在感を感じることができます。







大きく削りだす場所、
細かく彫刻作業を進めていくところなど
それぞれにあった道具を駆使しながら、砂に新たな命を吹き込んでいきます



お城

2008-10-16 | 日常
今日は、日差しも風も穏やかなお天気となりました。

砂像・姫路城も、屋根の形状や陰影をはっきりさせてきました



画家さんも、よく筆や道具を使って
離れて作品を見たりしているようですが…
彫刻も、同じようにして出来上がる芸術品です







この写真を撮影させていただいたときは、
ちょうど次の枠をはずし、大まかな形に削り取るところでした。
(上から三段目、波打つような形が横に走っている壁の箇所がそうです)

簡単なヘラひとつで、よくあんなにまっすぐで迷いのない形状になるのかと…
感心しきりでした。砂も砂像の技術も、すごいです