昨日は駆け足でご紹介しましたので…
今回は、もう少しゆっくりお話したいと思います
鳥取砂丘情報館サンドパルとっとりの駐車スペース横、
そしてそこから400mほど離れた、鳥取砂丘入口階段のある市営駐車場。
その2ヶ所に大きな土台が作られ
1つの土台に2人の作家さん&2つのテーマの作品がそれぞれ完成しました
4mほどの大きな土台を、右と左に2等分してそれぞれ分けて作られています。
つまり、作品としては
計4つですね
今年は「砂の美術館」が施設工事、リニューアルのためにお休みですが
この砂像たちが、鳥取砂丘を訪れたお客様をお迎えいたします
今回は
世界の四季をテーマとしており
それぞれの作家さんの繊細な装飾、雄雄しい生き物の躍動感など
特徴をとらえた素晴らしい作品に仕上がっています
5月26日の13時半~、市営駐車場の砂像前より福部小学校の皆さんや、その他地元の方をお招きして
鳥取市による、砂像完成式典と来期の発表が行われました
こちらの4名の写真が、砂像作家さんのご紹介のひとこまです。
それぞれ、日本の砂像彫刻家・茶圓勝彦氏に、作家さんと作品についてお話いただきました。
各々の作品については、また後日詳しくお伝えしたいと思いますので
こちらでは簡単にご説明させていただきます
茶圓氏の作品は「日本の春」。
サンドパルとっとり側に、力強くそびえています。そちらもまた、詳しく書かせていただきますね
→側から順に…
1人目は
細かな装飾、建物がとても得意で
まさしく世界トップレベルの砂像を作り出す彫刻家の一人、イタリアの
レオナルド・ウゴリニ氏。
レオナルド氏は「砂の美術館」にもずっと参加してくださっている作家さんです
今回は、ロマンチックな恋人たちをメインに世界を広げた
「フランスの秋」を彫刻していただきました
2人目は、ロシアの
イリヤ・フィリモンツェフ氏。
生き生きとした馬の足、筋肉のひとつひとつの動きさえわかるような、ダイナミックで巧みな表現をされます。
目の前で見ていると、本当にどーんと飛び出しているかのように思えるほどです
が、実際には感じるほど飛び出しているわけではなく、彫り方、彫る深さで遠近感を上手に演出されています。
今回の作品の
「ロシアの冬」は、雪の結晶や寒風になびく木々などとともに
厳しい寒さと、その中で生きる姿を表現されています。
この2名の作品が、左右に分かれて同じ土台に制作されています。
3人目は、中国よりおこしいただいた
楊・歴東(ヤン・リドン)さん。
今回の作品は
「オーストラリアの夏」。
可愛らしい海の生き物と、複雑な建造物を合わせて表現した、雄大かつ親しみ易い作品に仕上がっています。
ご覧いただくときはぜひ、下側や側面の海草など、細かなところまで…オススメです
外国の皆様というと、それぞれのお国柄や、仕事の方法があると思いますが…
今回の砂像彫刻家さんたちは、
本当に朝から夜まで、真面目にみっちりと
私達が驚くくらい、集中して作業を行われていました
年々レベルが上がっている、と他の方も言っておられましたが
本当に…見ていて飽きない、次々に素晴らしい砂像作品を見る機会に恵まれていると思います
今回の砂像も、横から見ていただけるとわかるのですが…
細くて細かい箇所がたくさん
これらの砂像は、10月末までの展示が予定されています。
お天気が大きく崩れなければよいのですが…
どうしても、砂像の現場にいた身としては台風などの心配をしてしまいますね
ぜひ、美しい姿を多くの方に見ていただきたいです。よろしくお願いいたします
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