本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

亭主関白

2006年04月19日 | 日々のこと
こんなことを公言したら
長崎人から総スカンを食うかもしれませんが、
わたしはさだまさしが苦手です。
(きゃっ!言っちゃった…)

いや、いい歌を作っていることは認めますよ。
しかし「秋桜」とか「精霊流し」とか、
かならず涙が出るボタンを押されるみたいだから、
つい耳をふさいでしまいます。
(同じく沢田知可子の「会いたい」も、まともに聴けません。
そのエピソードは泣く!カラオケで誰が歌っても泣く!

別の理由で聴きたくない歌もあります。
「関白宣言」です。

九州男児の夫が何の気なしに歌っていると、
傍で激しいツッコミを入れて妨害するわたし。
「お前がメシ作れ」
「熟年離婚決定だな」
「大体態度がえらそーなんだ」
歌の中の人物にそこまでむきにならなくても…
というぐらい憤ります。

本人は深い意味もなく口ずさんでいるらしいですが。
せめて妻のいないところで歌って頂戴!と思います。
今度「関白失脚」聞かせてやろうかしら。
そんなつもりでいると、末路はこうよ、と。

大体夫は、自分では亭主関白ではないつもりなのです。
だからどれほど傲慢に聞こえるか、分かってないの。
なにさ、いったん座ったら動かないくせに。
休みになると漫画ばかり読んで、
ソファーに転がってるばかりじゃないのさっ。
(そりゃ、寝起きの悪い妻を見逃してくれるし、
どんなに家事をサボっても怒らないけど…。
その代わり、己は何もしないで放置なのですよ)

特に気に障る一節は、アレです。
仕事ができなければ家庭を守れない云々というくだり。
なんたる論理の欠如でしょう。

家計のことだけ考えればそうかもしれませんが、
仕事にのめりこむあまり、家庭をないがしろにした夫なら、
日本中どこにでもあふれておりますよ。
それほど出世しなくても、お父さんがもっと家にいてくれたら
幸せなのに、という家族もたくさんおります。
仕事一筋に生きてもよいでしょうが、
家庭を言い訳につかうな、と思います。

所詮フィクションなのに、
どうしてこんなに苛立っているのかと申しますと。
夫がね、また仕事で泊まりなんです。
電話で話しているうちに、

「今度は2週連続で、週末の休みに出張だよ。
  こんなに忙しくて、倒れるかもしれない…
  と弱音を吐くので、
「平日に手を抜きなさいよ」と言ったら、
「数字が落ちちゃうよー」だと。

倒れたら仕事そのものもできないだろうがー!

いっとき成績が悪くなるのと、突っ走り続けてぽっくりいくのと、
どちらが良いと思っているのでしょう。
まったく、不器用な男です。

だから、「関白宣言」に反論しちゃう。
家庭や自分の体を守ることができなければ、
仕事ができたって意味が無いんだよ。
妻にとっては。

ところで。
「今年は大変だけど、もうちょっとしたらきっと楽になるから」
という夫の台詞は、10年前から毎年聞いています。
初めは、
「新入生だから部活や練習やバイトで忙しいけど、
来年はもっと頻繁に会えるよ」(←オヤ、勉学は?)
次に、
「主将だから忙しいけど、卒業したら自由な時間が増えるよ」
そして、
「社会人になったばかりだから全力投球だけど、
そのうち仕事の要領が分かるよ」
…楽観的予測ばかりでした。
常に猪突猛進で、進歩ないね、夫。



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