２００６年桜便り・その２

つぎは、平和記念像のある平和公園へ。
カラスが階段を登っていました。
鳥が歩いている姿を見ると、つい写真を撮りたくなるのです。
飛べばいいのに、真面目だな…と。

へ、へんですか？

このこたちも、光の中にたたずんでおりました。
種族を滅ぼすほどの戦争をするのは、人間だけだよね。
原爆が残した悲惨な跡を見ると、
動物たちのほうがずっと賢い、と思います。
そういえば、学生時代、ゼミで戦争はなくせるかという議論をした時、
なくせる、という立場を採った人が少なくて、ちょっとショックだった。
（わたしもしっかり根拠を示せなくて、困ったけど。
大学のゼミなんて、どうせ机上の空論なんだもの、
と思って、理想論を採りました）
単純にできるかできないか、で判断すれば、
それは争いは無くならないけどさ。
若いのにみんな、厭世的すぎない？
どうすれば限りなく０に近づくかとか、考えてみたら？と思った。
（わたし、感情的、なんでしょうね…。
“なくせないけど、減らせる”ならまだいいけど、
“なくせないし、どうすることもできない”では、
あまりに怠慢すぎる答えだという気がしてしまいます）

いろんなことを考えながら、そぞろ歩きます。
園内のシダレザクラは、もう満開を過ぎていました。
（本来これを探すのが目的だったのですが…）

こちらは、出口から見た桜。
もう二度と平和が崩されること無く、
１００年も２００年も、樹齢が重ねられるといいね。

こちらは浦上天主堂の桜です。
今朝は雨で視界も悪かったんだけど、
あとから晴れてよかったー。

先刻の電鉄の中では、女の子たちが、
「いやいや～！ひとりで町を歩くなんて、超こわい～！」
と話していましたが。
わたしはひとり歩き名人だぞ！
ひそかにいばってみるのです。えへん。


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２００６年桜便り・その１

今日から夫は２泊の研修です。
その後帰ってすぐ、３泊、家を空けるので、
ほとんど一週間ひとりで過ごすわたくしです。
昨日から「淋しいよう～♪淋しいよう～♪」と、孤独の歌をうたい、
（妻即興。できるだけ単調に哀しげにうたうのがポイント）
パソコンに向かう夫にべたべた付きまとっていたので、
「勉強できない…」と呆れられてしまいました。
（ホントウにごめんなさい！）
しつこく駅までお見送りして、
午後、これからどうしようかと途方に暮れました。
なんとなく電鉄で夢彩都へ。
買うものがないので、ぶらぶらと歩き出したら迷って、
出島ワーフ→新地中華街→浜の町と、無駄にうろうろしてしまいました。
（２～３時間歩いてたかも？）
ようやく、なじみのバスを見つけたので、平和公園へ向かいました。
しょんぼりしている自分を励ますために、桜を見ようというのです。

平和公園（原爆投下中心地）にいた鳩です。
ひょこひょこ、頭を縦に揺らしながら散策しています。
人出もほどほどありますが、場所柄、静かな時が流れています。
風の強い日で、桜の花びらがはらはらと…。

綺麗です。
来た甲斐がありました。
隣に夫がいれば、もっと良かったんだけど（泣）。
来年は二人で見ましょうね。

美しすぎて、うっとりするなぁ…。
ふと下を見ると。

鳩と雀はお食事中らしい。
花より団子でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづきは＞＞　その２



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