本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

忘れ物大将

2006年04月06日 | おえかきもの
大失敗!なのです…。
夫が仕事で3泊家を空けるというのに、
今朝は荷物の準備を見守っているうちに、
ソファーでうたた寝してしまって、
出かける直前に飛び起きました。

めそめそ…。
もっと、とっくり顔を眺めておくのでした。
(この間は携帯で一枚写真を撮ったら、
“不思議ちゃん”扱いされました。放っといてください!)

「ごはん、ちゃんと食べてね。
疲れているんだから、無理しないでね」
いつもくどいほど言っているんですが、
もう一遍、繰り返せば良かった…。
(他の妻らしい仕事は…いいのです。だって私設秘書よろしく、
高速バスと飛行機の手配までしたのですから)

はっきりした頭で持ち物を確認してあげなかったので、
なんとなーく心配です。
だって夫は、忘れ物大将だから。
駐車場の鍵を忘れる。結婚指輪を忘れる。
銀行のカードを現金自動支払い機に忘れる。(!!)
実は毎度のことなんです。

仕事は、割とデキル方らしい。
義母の証言では、幼少期のIQはとても高かったとか。
でも、何でここまで世話を焼かせるかな~?と時々呆れます。
一つのことに集中すると、他が見えなくなる性格なんですよね。

ある休日のこと。
飲み会のあとタクシーで帰宅したので、
駐車場に置いてきた車を取りに出かける、と夫が言い、
わたしも一緒についていくことにしました。

徒歩です。
こっちは散歩気分でいたら、
夫は競歩かと思うほど、さっさと歩き出す。
一心不乱に先を急ぐ様子。
横に並ぶなんてできません。        
ひとりでスタスタ先を行き、
あっという間に見えなくなってしまいました。

わ、わたしはどうしたらいいの…。
あの時ほど途方に暮れたことはありません(笑)。
だって、駐車場の場所、うろ覚えだし。
方向音痴だから、さんざん迷って1時間以上。
冬ということもあり、手が震えてしまいましたが。
夫が気づいて引き返してくれるのではないか、
という淡い期待にすがって歩き続けました。
具合の悪いことに、夫は携帯を家に忘れておりました!

ようやく目的地に着きましたら、
見失ってさぞ心配をしているだろう、と思っていたのに、
夫の奴、車の中でのんきに本を読んでいたのです。
つ、妻まで忘れるなっつーの!!!!!

ねえ、後ろにいなかったら、普通すぐ気づくでしょう?と、
後で詰問しましたが、全く分からなかったそうです。
「だってさー。道に迷っても、タクシーで来るかと思って」
だと。
すれ違ったら大変だから、乗れなかったんだよ!

妻の行方が分からなくなったら、
自分が先に着いても、車で探すくらいするでしょうが?
ちょっと、夫の愛情に不信感を抱いた出来事でした。
まったくもう。

ああ、今回の出張は大丈夫かなぁ…。
ともかくお土産だけは忘れないでねっ。 \(^_^)



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図書館司書資格のこと・2

2006年04月06日 | 日々のこと
悠長に構えていたら、
あっという間に時が流れたおばかさん。
通信教育の厳しさを思いっきり噛み締めながらも、
何とか試験・試験・試験の嵐を切り抜けました。
そして、去年夏のスクーリングの話です。

お友達の現役司書さんに、
以前通信教育について聞いたことがありました。
宿泊期間が長い夏期スクーリングの時は、
ウィークリーマンションに泊まった、とのこと。
確かに、ホテルより経済的です。
自分もそうしよう、と思いました。

しかし、予約時期が来て管理会社に電話すると、
あらかた、部屋は埋まってしまったそう。
なぜっ?!と問い詰めると、
資格コースよりずっと長期にわたって受講する、
本科の学生さんたちが、
すでに物件を押さえてしまったとか。
(宿泊期間が長いほど、早く予約ができるみたいですね)
選ぶ余裕なんて、ありませぬ。
空いている部屋に入りました…。

7月のスクーリングの時は、休暇を重ねた夫と一緒。
(出身大が同じだから、便乗して付いてくれば、
その地に住んでいる昔の友達と会えるというわけ)
勉強の邪魔だけはしないでね、と頼んだのに、
ある夜、べろべろに酔っ払って帰って来ました。
観光気分で付いてきた家族と同じ部屋に泊まるのは、
止めた方がいいです。ええ。

8月は一人でしたが。
写真で見ただけでやむを得ず決めた部屋は、
コンクリート打ちっぱなしで、照明が暗く、
電気スタンドの乏しい明かりで勉強をする有り様。
前回の、ダニがいる和室よりはマシでしたが。
不測の事態を覚悟すべし、なのです。

講義はハードで、連日朝から夕刻までぶっ続け。
帰って寝るだけで精一杯なのに、
宿題を出す先生は、容赦なく出します。
まあ、限られた時間で教えようというのだから、
力が入るのは分かりますが。

それにしても、新しいテキストと、
先生の教育に齟齬があるのは困りました。
いろんなタイプの講師がおられるのですが、
中には、自分が教えた内容以外の答えは、
追試という先生もいて…。
正解に違いはないのに、あの○○じじいめ!
と何度叫んだことでしょう(家でっ)。

そう。頑固そうな先生に当たったら、
無駄に自習することはありません。
教えられたことだけを、素直に覚えましょう。
単位さえ取ってしまえば、こっちのものです(笑)。

皮肉たらたらの授業も、ひたすら耐えるのです。
講義は全部出席が基本。
出された課題は、皆でひそかに協力すれば、なんとか。
そして、最終日に試験。
へこたれそうでも、頑張れ!
最後まで一気に走り抜けるのです。

スクーリングには、いろんな人が来ていましたよ。
圧倒的に女性ばかりだったけど、
年齢には幅があり、境遇も出身地も様々のようでした。
実際に司書を目指す、という人もいましたが、
現実の就職難が身に染みて、複雑な顔つき。(- -;)

図書館職員で資格を取りに来た人もいましたが、
“この仕事はおすすめしない”
という風に発言する人もいて。
現場がきついのは分かるけど、
今頃そんな言葉は聞きたくなかったな、
と思いました。

わたしは、それは臨時のお手伝いでしたけど、
図書館で働けて、幸せでしたよ。
利用者が探している本を見つけた時は、
相手の役に立てたと思って、嬉しかったし。
カウンター業務も、書架の整理も、
ひとつひとつ、やりがいのある仕事でした。
新しい本を装備して、貸し出しできるようにする作業も、
忙しいけれど書籍に触れているだけで、
小さな喜びがありました。

だから、「あんまりこの仕事、良くないよ」というようなことを、
現実の職員の方から聞くと、ちょっと厭になります。
やる気がある“就職待ち”の人が世間には沢山いるのに…。
まあ、その人にしてみたら、
甘い覚悟で職に就くのではない、
という気持ちがあったのかもしれませんけどね。

ある意味、別の勉強にもなった2週間でした。

結局、一昨年9月に始めた通信教育でしたが、
去年9月に修了することができ、予定通り、
図書館司書資格を取得致しました。

費用は、わたしが入学したところでは、
最短1年、スクーリング代込みで約30万。
(在籍期間が延びると、毎年学費を払うことになります)
それとは別に、試験会場への交通費、
スクーリング会場(本学)への交通費、
宿泊費(2週間分)等を負担しなければなりません。
特に理由がなければ、
できるだけ近くの大学を選んだ方が良いです。
(通信教育は気持ちを維持するのが大変なので、
7~9月に集中して司書講習を行う大学に通えるなら、
そちらに申し込む、という手も…)

母校の場合、
通信で資格のみ取得するコースの対象者は、
大学・短大卒業者、でした。
本科で正規に大学に入学するのでしたら、
入学条件もまた異なります。
(注:かならず確認してください!)

通信でなく、夏の司書講習に通う場合は、
受講資格は、
●大学・短大に2年以上在籍し、62単位以上取得した。
●司書補として、定められた図書館で2年以上実務に従事した。
●その他
といったもの。
これも今となっては曖昧な情報ですので、
始める前に正確な所を確認してくださいね。

以上、雑多な話で申し訳なかったですが、
取得経緯を書かせてもらいました。
さてこの資格、現在何の役に立っているかと言いますと。
聞くのもためらわれる小さな調べものをする時とか、
「わたしは何でも知っているのよ。
でもつまらない事で時間を潰さないでね」
といったタイプの司書さんが、
たまにカウンターに出ている時などに、
誰も煩わせずに済んでいます。
たはは…。
でも何でも無駄な経験などないのです、人生には。

追記:一部手厳しいことも書きましたが、図書館への愛がそうさせてしまいました。業界の内外、両方の立場からものを見ると、良い教訓になりますよね。これからは利用者としても、にこにこ穏やかに、たくましく!ありたいと思います。

図書館司書資格のこと・1

2006年04月06日 | 日々のこと

先日、とてもお世話になった方から、
司書資格の取り方」についてご質問がありましたので。
個人的な体験談をまとめてみます。
本来わたしのような者が語ることではないのでしょうが、
あくまで、一人の経験として…。
詳しい方、コメントで補足をお願いいたします!

客観的な事実をお知りになりたい方、
リアルタイムの情報を求めている方は、
どうかgooでもyahooでもいいですから、
“図書館司書”で検索してみてください。
図書館司書室日本図書館協会、
といったHPにも様々な情報が載っています。
勿論、図書館に並んでいる資格の本にも、
司書資格について書かれているものがあります


また、わたし自身が取得した段階での話ですので、
その後の変更点などは、各所で確認してくださいね♪

図書館司書資格を取る方法としては、
○資格課程のある大学に在学しているうちに講義を受ける。
○大学や短大を卒業後、通信教育で、
 資格課程のある大学に入学し、取る。
○大学や短大などを卒業後、
 夏期に行われる司書講習実施大学で、
 定められた講習を受けて取る。
というのが、一般的かと思われます。
わたしが選んだのは、二番目の方法、通信教育でした。

学び始めるにあたっては、職業についての正確な知識と、
取得する目的が大切だと思います。
わたしの場合は、図書館で臨時職員として勤めた経験を、
ただ形にしたいという思いがありました。

就職難なのは分かっていましたし、夫も転勤族ということで、
これから地方公務員になって司書になる、
という選択肢はありませんでした。

けれど、もし今後機会があって、
図書館でアルバイトをするにしても、
きちんと課程を修めた状態なら、
来館者に司書さん並みの奉仕ができるではありませんか。

それに、自分でものを調べることができれば、
人生がどれだけ楽しめることでしょう。
各館に一人二人いる苦手なタイプの司書さんに、
恐る恐る頼まずに済むという、ちょっとした特典も付きます。
(まあ、こういう安易な気持ちだったので、
逆に途中で諦めることがなかったのかもしれません)

出身大学が通信教育で司書資格課程コースを持っていたので、
遠隔地ではありましたが、資料を取り寄せ、検討しました。

通信教育といえば、各地で実施される学科試験を終えた後に、
実際に学校で講義を受けるスクーリングが待ち構えています。
冬期はそれぞれの科目の通学日が離れすぎていたので、
7月の1週間、8月の1週間と、
開講日がまとまっている夏期スクーリングを目指して、
一昨年の9月に入学。
目標は最短の一年修了です。

しかし…教材が送られてきても、何から初めて、
どのようなペースで学習を進めたらよいのか、
全く分かりませんでした!

そう、誰も教えてくれる訳じゃないし、
一緒に頑張る仲間もいません。

最初は怠惰に過ごし、ある日添付のハンドブックを読んで、
「えっ!ひと月に4本しかレポート出せないうえに、
その後の筆記試験は、一ヵ月後?
なのに、5月までに全科目合格していないと、
スクーリングに参加できないの?!」と、びっくり。
翌年夏のスクーリングに通わなければ、
当然一年間での修了は不可能です。

いや、焦りました。
分厚いハンドブック、その他どっさりの資料、
こんなん誰が読むんだよ、と思っても、
一応目を通さないといけないですね。

それからは主婦業の傍ら、
課題の本を読む→レポート提出→
地方会場で筆記試験、
の繰り返し。
(長崎会場では試験が少なくて、
地方試験の度、夫の実家にお世話になりました。
崖っぷちでボロボロの嫁って…ああ、我ながら情けない。
本当にすみませんでした

締め切り前はまさにギリギリ状態。
髪振り乱し、徹夜です。
フォローが少ない、なんて不親切な大学だ!と恨みつつも、
結局自学自習、ということを思い知った数ヶ月でございました。

最後の頃は、まとめて4本レポートを出し、
同時に4科目の試験の勉強をする、という具合。
やっぱり、もっと余裕を持って、
初めから同じペースで勉強するべきでした。
(一夜漬け型は、学生時代から変わっていなかったようです

怒涛のように日々は過ぎ、
ようやく合格通知が来て、次はスクーリングの準備。
1週間ずつ2回、家を空けることになります。

今更ですが、何より大事なのは家族の協力ですね。
やると決めたからには、自分も頑張らなきゃだけど。
よく話し合って、理解してもらうことも重要です。
夫は1年間、よく我慢してくれました。
快く応援してくれたお義母さんも、ありがとう。
実家の母も、忙しくて里帰りできなかったけど、
電話で励ましてくれて、誠に感謝!なのです。

続きもあるよ。>>図書館司書資格のこと・2