今回は夏木編になってから、一番良かったと思います。“老い”をきちんと描いていました。回想シーンがあったのも、良かったです。作ってきた家族が皆いなくなって一人になることは、いずれくるのでしょうけど、寂しいことですね。一つ一つの台詞が心に響きました。
優子があわてて帰ってきます。直子からは、朝一番で帰ってこなかったことを責められますが。
居間には直子が準備した介護用のベッド。
松葉杖になってしまった糸子は、向かいの兄ちゃんに御礼を言うのにも苦労します。
(年をとるっちゅうことは、当たり前にできることができへん。その情けなさに耐えること。しかも今でけることも、これからだんだんでけへんことに耐えること。たったひとりで。この家でいろんな者を生んで育ててきたのに、結局ひとりになってしもうて。)このつぶやきは、明日の我が身ということになるのでしょうか。年をとることは、誰もが経験していくことです。
里香が隣にやってきて寝てくれます。「あたしがいるから、ずっと。」涙をこらえる糸子。
糸子は、朝ドラ『いちばん太鼓』を見ています。
優子と直子がやってきて「うちら東京戻るよって、話ええ?」と優子。
《今回のオモロー》
「これ見てる。」と言った糸子に「昼の再放送見たらええやろ。」と直子。
聡子を含めた三姉妹の意見は「おかあちゃん、そろそろ引退してゆっくりしたら。」
「帰れ、帰れ。うちに仕事やめ、うち殺す気か。」おじゃみを二人に投げます。
(ほんでも確かに今のうちは、自分で投げたおじゃみも自分で拾えん。)おじゃみを拾う里香に「そんなことせんでええ。あんたは東京帰り。」
(うちは立ち上がらなあかん。)こんなことでめげないのが糸子ですよ。
優子があわてて帰ってきます。直子からは、朝一番で帰ってこなかったことを責められますが。
居間には直子が準備した介護用のベッド。
松葉杖になってしまった糸子は、向かいの兄ちゃんに御礼を言うのにも苦労します。
(年をとるっちゅうことは、当たり前にできることができへん。その情けなさに耐えること。しかも今でけることも、これからだんだんでけへんことに耐えること。たったひとりで。この家でいろんな者を生んで育ててきたのに、結局ひとりになってしもうて。)このつぶやきは、明日の我が身ということになるのでしょうか。年をとることは、誰もが経験していくことです。
里香が隣にやってきて寝てくれます。「あたしがいるから、ずっと。」涙をこらえる糸子。
糸子は、朝ドラ『いちばん太鼓』を見ています。
優子と直子がやってきて「うちら東京戻るよって、話ええ?」と優子。
《今回のオモロー》
「これ見てる。」と言った糸子に「昼の再放送見たらええやろ。」と直子。
聡子を含めた三姉妹の意見は「おかあちゃん、そろそろ引退してゆっくりしたら。」
「帰れ、帰れ。うちに仕事やめ、うち殺す気か。」おじゃみを二人に投げます。
(ほんでも確かに今のうちは、自分で投げたおじゃみも自分で拾えん。)おじゃみを拾う里香に「そんなことせんでええ。あんたは東京帰り。」
(うちは立ち上がらなあかん。)こんなことでめげないのが糸子ですよ。
本放送の時は、私は朝のバタバタでここはじっくり見ていなかったんですが、
今朝はゆっくり見て、滝涙。
ここで言われている糸子の、老いをとらえた、誰にとっても「命題」な言葉。
ずっと私の心にも残る言葉です。
このドラマの脚本は素晴らしいと思っていましたが。ホント素晴らしい
「老い」を描くのは難しいと思います。とかく目をそらせたい部分を、このドラマは直視していると思うのです。
渡辺あやさんの脚本は、私もずっと素晴らしいと思います。