先週シニアの山仲間と北海道に登山旅行をした時、少し仕事の話がでました。
同じ職場の山好きが作った同好会ですが、職場を去って別の場所で働き始めているので、日頃は仕事の話はしません。ただし旅行となると話のネタ切れで仕事のことにも及んだのでしょう。
仲間の内一人は「管理的な仕事から審査の仕事になり忙しくなった」といい、別の一人は「与信案件のリストラ関連の仕事で忙しくなった」と言っていました。
忙しくなっても給料は上がらないようですから、閑な方が楽で良いか?というとそうでもないようです。
残業も増えて忙しいけれど遣り甲斐がある、と彼等は言っていました。
一般に60歳を過ぎると「自分でドンドン仕事を引っ張ってくる」ということは少なくなると思います。
でも力量と体力・知力が回りの人から認められると頼りにされて、より多くの仕事が回ってくることがあると思います。
それを良しとするか?楽な仕事に留まっていつも定時に帰るのを良しとするかは個人の価値判断ですし、希望したからといって忙しくなるほど仕事が回ってくるとは限りません。
ただ私は多少忙しくなるほど、仕事があった方が良いのではないか?と考えています。
それは負荷により人間は鍛えられるからです。トレーニングジムでマシーンを使って筋肉を鍛える場合、筋力の限界に近い重さまで負荷をかけて、筋繊維を一度切るのが良い(ただし回復のため1日は筋肉を休ませる)と言われています。
山登りでも楽な登山より、苦しい登りが続いた山の方が登頂後の感動は大きいですね。
仕事についてもある程度負荷が高い方が刺激となって結果的に楽に感じるのかもしれません。
サラリーマンの場合、早晩仕事を去る日が来ます。シニアになって仕事が忙しくなっても給料が上がらないとぼやく前に、良いトレーニングの場が与えられたと考えた方が良いと私は思っています。
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