金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ニューヨークタイムズの購読停止、Text messegeの良い練習になった

2020年02月11日 | デジタル・インターネット

数カ月前に読み始めたニューヨーク・タイムズ(電子版)を解約することにした。大統領選挙の年なのでニュースは多いがコンスタントに読んでいないと状況が把握できないのでそれ程面白くない。かといってコンスタントに読むほど関心が高くない、ということで今日購読を取りやめることにした。

購読のキャンセルに手間がかかることは覚悟していたが、中々面倒だった。ニューヨークタイムズが指定する解約方法は3つあった。一つは解約窓口に電話をかける。二つ目は解約担当にText messageを送る、三つ目がchatで解約を伝えるというものだ。Chatが一番手軽だと思ったが、東京の午前中は「チャット担当者は今ふさがっている」というメッセージがでていて使えない。つまり米国の営業時間だけ対応するということなのだ。

そこでText messageを送る方法を選択。米国にText messageを送ったことはないので、ドコモのホームページを参考にしながらスマートフォンからメッセージを送信した。

https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/worldcall/sms/

送る側の私からするとショートメッセージ(SMS)を送っているだけでフェイスブックのMessengerで英文メッセージを送っているのと変わらない。ただし1回50円~の料金がかかるのが気になるところだ。ちょっと来月の請求が気になる。

日本のショートメッセージとの違いがあるとすれば、日本のショートメッセージはスマートフォン間のメッセージのやり取りだが、この場合の米国のText messageの受け手は大きなコンピュータという点だ。

つまりコンピュータが顧客からの申し出の前さばきをして、アカウント番号を送れだとか解約理由は何だとか聞いてくるのである。そして今なら1週間1ドルで購読できるけど・・などとセールスもしてくる。

まあ、かなりしっかりしたロボットを使っているようだ。それでもこちらが「年を取って読む時間がない」などと解約理由を述べると最後には分かりましたということで一件落着である。

この辺で引き留めセールスは打ち切ろう、という判断はアカウント管理の人間が行っているのだろうが。

ということで英字新聞購読の打ち切りにはかなり手間がかかることをまた経験してしまった。でもText messageという私にとっては新しい通信手段を経験できて面白かった。この経験が次にどのように役立つか分からないが、場数は踏んでおいて損はないと私は考えている。

 

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コロナウイルスに打ち勝つクラウド株への資金の流れ

2020年02月11日 | 投資

昨日(2月10日)の米国株はアマゾン株が2.6%上昇して高値を更新した。アマゾンを始めとするクラウド銘柄が堅調でナスダックは最高値を更新した。

CNBCのCramer氏によると投資家は資金を循環銘柄からクラウドサーバー大手に回している。クラウドサーバーの大手はアマゾン、マイクロソフト、グーグルの親会社アルファベットだ。

マイクロソフトのアジュールは昨年の第4四半期に前年同期比62%の増収。グーグル・クラウドとアマゾンのAWS(クラウド)は昨年各々52%、34%増収となった。

クラウドの売り上げが伸びているのは、企業や公共団体がデジタル・トランスフォーメーションを加速させているからだ。デジタル・トランスフォーメーションでは、社内申請のワークフロー化などSaaS ( Software as a service)と呼ばれるクラウドで提供されるサービスを利用することが多い。

デジタル・トランスフォーメーションは、働き方改革・労働力減少・生産性向上に対応する有力な切り札だ。またコロナウイルスの影響を直接受ける可能性が低い。

だからこの時期投資家は資金をクラウド株に振り向けているのだ。それが米国株高のドライバーだ。

うがった見方をするとコロナウイルス騒動が沈静化してくると資金はクラウド株から離れて循環株に向かうかもしれない。だが恐らくかなりの資金はしばらくクラウド関連セクターに留まるだろう。

なぜならデジタル・トランスフォーメーションの流れはまだまだ続くからだと私は考えている。

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