昨日(4月10日)は曇時々晴、肌寒い日だった。夜上野の国立西洋美術館でラファエロのプレミアム鑑賞券を購入していたので、ちょっと足を伸ばしてスカイツリーまで出かけることにした。
ラファエロ展のプレミアムチケットとは、4月10日と5月15日の夜に限り、限定300名で夜間鑑賞+ミニ・セミナー+軽食+小さな冊子を行うというもの。1人7千円と少し高いが、事前にコンビニで手配していた。それに合わせてスカイツリーもネットで入場予約。
実は私もワイフもスカイツリーは今回が初めて。私は高いところにはよく登っているので、スカイツリーはそれ程強く行きたいとは思っていなかったが、ワイフはかなり前から行きたがっていた。
スカイツリーは昨年5月下旬の開業から約1年経っている。平日の午後ということもあり、そんなに混んでいると感じはしなかった。まあ、あまり話題性はないけれど、撮った写真を何枚かご披露します。
こちらはほぼ真下から撮ったもの。首が痛い。広角の単焦点レンズが役に立った。
下の写真は展望デッキから見たアサヒビール本社。例の気になる金色のオブジェが見える。
その後さらにエレベータで最上部へ。歩いて山に登る場合、1時間に稼ぐ高度は300mというのが標準だ。スカイツリーの最高到達点まで歩くとすると1時間半かかるということになる。
展望デッキの床の一部が透けていて、下まで見通せた。ちょっと気持ち悪いというか落ち着かない感じだ。自分の足で登った高さから下を見るより落ち着かないものである。
時間に余裕があったので、スカイツリーから浅草まで歩いた。約15分ほどの散歩だった。
吾妻橋からはアサヒビール本社とスカイツリーが並んで見える。浅草経由でスカイツリーに行く場合、時間に余裕があれば吾妻橋経由で歩くというのは良い選択だと思う。
さてラファエロ展のプレミアム鑑賞。名画をゆっくり見ることができたことは評価できるが、主催者側の手順が悪く、「軽食」は中々出てこない上、量も期待したものよりはるかに少なかった。
日頃アンケートにあまり回答しないワイフも食事の貧弱さを書き募っていたようだ。世界の名画も食事には勝てない。
花より団子、なのである。まあ、そのような問題はあったけれど、プレミアム鑑賞という考え方は良い、と思う(ただし7千円はtoo expensiveである)。更にいうと人気の高い特別企画の美術展は総て単位時間あたりの入場者数を制限して落ち着いた鑑賞ができるようにしては?と提案したい。
入場は原則予約制として、空いている時に限り、当日入場を認めるという仕組みだ。
これってスカイツリーの入場方法と同じだ。良いところは美術館もドンドン取り入れるべきだだろう。
(上の写真は「大公の聖母」をマウス型スキャナでスキャンしたものだ)