マスコミにはそう遠くない将来にスマートフォンが1億台に達するだろうという予想が出ていた。ドモコなどのキャリアが、スマートフォンの販売に力を入れているので可能性は高いかもしれない。しかしもし普及に障害があるとすれば、それはバッテリーの消耗が非常に早いということだろう。スマートフォンの電池の消耗は普通の携帯に較べて数倍早い。私は今2台目のスマートフォンとして富士通製のアローズを使っている。おサイフ携帯など新しい機能に惹かれて5月に買い換えたのだが、問題はバッテリーの消耗が非常に早いということだ。つけっぱなしにしていると、一日持つことはまずない。
遠出をしない時はスタンド型の充電器に挿しているので問題はないが、問題は旅に出る時だ。通常のホテルではコンセントがあるので、充電器を持ち忘れないない限り困ることはない。困るのは山小屋(テントはいうに及ばず)など電源がないところに泊まる山旅の場合である。極力携帯の電源はオフにしておくが、それでも過去に何回かバッテリーが枯渇して自宅への連絡に苦労したことがあった。
そこで山行が重なるシーズンを前に、充電器を買ってみた。
写真左のリチウム充電器(オズマ株式会社製)はヨドバシカメラで、2,980円だった。充電器の能力を示す能力?は3000mAhと書いてある。店員さんに聞くと、フルに充電した充電器からスマートフォンを一回フルに充電できる力があると考えてくださいということだった。充電器の重さは98gと手頃である。もっと充電能力が高い機種もあるが、重くてかさばるようだ。
非常用電源として持つならこの程度で良いだろう。
仮にだが、もしスマートフォンの電池の寿命が飛躍的に伸びたとすると、旅や山登りでの使い方が飛躍的に変わるだろう。新聞や本を持たずに列車に乗り、好きな音楽を聞きながら、新聞を読んだり、電子ブックで本を読む。時に地図ソフトを広げて現在地を確認。印象的な風景を写真にとってフェイスブックに投稿・・・無論これらのことは今のスマートフォンで総てできるが、問題はバッテリーの持続力だ。
アローズは特にバッテリーの減り方が激しいという評判をネットで見る。買った以上2年間は使わざるを得ないが、次はバッテリーの寿命を第一に機種を選びたいと考えているところだ。