金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

【イディオム・シリーズ】Red-hot

2011年03月02日 | 英語

Red-hot 読んで字の如く「灼熱の」という意味から、「成長が猛烈な」とか「最新の」という意味がある。また「セクシーな」という意味もあるが、こちらは注意して使うべきだろう。

さてニューヨーク・タイムズに次のような文章が出ていた。Now the Japanese phone industry hopes to go global-by adopting Google's red-hot Android mobile operating system.

今日本の携帯電話業界は、猛烈な勢いで成長するグーグルのアンドロイド・モバイルOSを採用することで、グローバル化しようと望んでいる。

アンドロイドは当初はアップルのiPhoneの人気に押されていたが、調査会社Gartnerによると、昨年の世界的な売上数は67.2百万ユニットで、iPhoneの46百万ユニットを凌駕した。

日本の携帯電話メーカーは、かってハードウェアに多大な関心を払い、ソフトウエアにほとんど関心を払わなかったので、世界の携帯市場からはガラパゴス島のように取り残された。しかしソニーエリクソン、シャープ、NECなどは、アンドロイドOSを使うことで再び世界を目指そうとしている。

日本の携帯電話の機能的な魅力は、世界のガジェット・ブロガー(目新しい電子機器についてブログを書く人)の垂涎の的になっている。日本発の高解析度タッチスクリーンとアンドロイドOSの組合せは、世界の携帯市場でシェアを伸ばせるだろうか?

タイムズは「アンドロイドは日本の携帯メーカーにチャンスを与えることは確かだ。グーグルは彼等をグーグル軍の数多くの兵隊の一員とする。王様はグーグルだ」と結んでいた。グーグルはアンドロイドをOSとするハードウエアメーカーからコミッションは取らない。しかしアンドロイド・ストアで売れたアプリケーションについて3割のコミッションを取る。だからアンドロイド携帯が売れれば売れる程儲かるチャンスが拡大するということだ。グーグルにはまさに熱々red-hotな商売である。

コメント
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