金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

筑波山、ガマの油が良かったね

2008年01月19日 | 

1月19日土曜日晴 会社の連中と筑波山に山登りに出かけた。このところ百名山の中でまだ登っていない山に行くことが多い。バリエーション派から百名山派に鞍替えした訳ではないが、昔から名山と呼ばれている山は良いものである。筑波山も眺めてよし、登ってよしの山だった。午前9時につくば駅から筑波山直行シャトルバスに乗り、終点つつじヶ丘に向かう。9時50分つつじヶ丘到着。マイカーで来ていたKさんと合流。今日の登山メンバーにはKさんの他二人のマラソンランナーが入っているので、ハイピッチの登山が予想される。30分程登ると弁慶七戻石が出てくる。すきまの上に乗っている岩が落ちそうなので豪胆な弁慶でも七度後戻りしたということだ。

Bennkei

筑波山(特に女体山)に登る道にはこのような奇岩が多くご丁寧に名前がついている。下は出船入船岩。

Defuneirihune

天気は良いが日陰には数日前に降った雪が残っていて滑りやすいところがある。冬の筑波山では足ごしらえはしっかりしていった方が良いだろう。

Yukimichi

女体山頂上直下に大仏岩という岩があった。この岩は本当に大仏さんそっくり。

Daibutuiwa

10時45分女体山山頂到着。コースタイム1時間40分のところを45分で登ってしまった。マラソンランナーが先導すると早いなぁ。

女体山と男体山の鞍部御幸が原で昼ごはんを食べて、男体山頂上に11時30分登頂。写真は女体山頂上を撮ったものだ。

Nyutaizan

男体山からは筑波山ケーブルに並行している急な登山道を下る。12時35分筑波山神社着。こちらもコースタイム1時間20分位のところを1時間弱で下ってしまった。筑波山神社は古来多くに人の信仰を集めただけあって立派だ。

Tukubajinjya

境内でガマの油売りの口上をやっていた。やっていた人は19代永井兵助という85歳の旅館の大女将だ。境内を歩いている時はお年を召された様子だったが、口上に入ると背筋がピンと伸びて、大音声になるから凄いものだ。

Gama

口上によるとガマの油は切り傷から痔まで何でも効くという。またガマを鏡の前に座らせておのが醜さに流す脂汗を集めてこしらえたという。無論架空の話で「ガマの油」は馬の油で作られたものだ。効用の程は知らないが、切り傷ややけどの妙薬がなかった江戸時代では珍重されたのだろう。「薬事法違反」だとか「誇大広告だ」なんて騒がなかった大らかな時代が、筑波山麓には残っていた。

コメント
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