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金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

猿に摘み草、フランス料理(2)

2007年11月11日 | 旅行記

11月10日夜は水上の「真沢(さなざわ)の森」に泊まる。一泊二食で8千円也。食事は山菜料理を含む野菜中心。摘み草料理と称するゆえんだ。「めぐすりの木」の葉の天麩羅など日頃食べない食材が多い。一方たんぱく質は岩魚程度。ややカロリー不足気味ではあるが、日頃カロリー過剰摂取気味の人には良いだろう。沸かし湯ながら温泉があり「美人の湯」と称している。ややぬるめながら良いお湯である。水上辺りで健康な一夜を過ごしたいのであればお勧めの宿屋である。

明けて11日小雨が降る中を、再び軽井沢方面に向かう。今日は玉村豊男さんがやっている長野県東御(とうみ)市のヴィラデストワイナリーでランチを食べるためだ。さて車は走らせるとすぐ名胡桃城跡という標識に出会った。沼田城の支城として戦国の歴史に関心のある人には聞き覚えのある名前だろう。幾つかの小説で私も名胡桃の名前は聞き又度々近所を通過しているが、立ち寄るのは今日が始めてである。

Nakurumijyou

名胡桃城の跡には僅かな石垣と空堀が残っているのみだ。晩秋の粛々とした雨が降り、低く垂れ込めた雲の向こうに川場温泉方面の山々が見える。

本降りの中を藤岡JC経由で軽井沢に向かう。ヴィラデストhttp://www.villadest.com/には11時20分頃到着。今は11時30分と13時30分の2交代でランチを受け付けている。11時30分で申し込んでいた私達はすぐにランチに入った。一人3,500円で前菜、スープ、メイン、デザートに珈琲(またはハーブティー)つく。私はポークソテーを頼んだが、塩と胡椒の具合が絶妙で美味しかった。ここの料理は自家製の野菜を上手く使っているところが良い。これもまた一種の摘み草料理である。

Vila

ヴィラデストに向かう時、一瞬霧が晴れて雪をまとった浅間山が見えた。季節は確実に冬に近づいている。猿を見て、摘み草料理の夕食を食べ、軽井沢のはずれでフランス料理のランチを食べている内に秋は終ったのである。

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猿に摘み草、フランス料理(1)

2007年11月11日 | 旅行記

11月10日土曜日雨の中をワイフと車で信州に向かう。信州中野の地獄谷で野猿を見るためだ。途中でガソリンを入れるとリッター147円、ガソリンも値上がりしているのに、猿を見るため信州まで出かけるのは酔狂の極みというものだ。ところで何故猿なのか?というと初めに水上温泉に行くということが決まった。水上に引っ越したワイフの知人がアルバイトをしている宿があるのでそこに行くことにしたのだ。しかし水上だけではつまらないから猿を見に行くことにした。猿は晩秋が良い。芭蕉に「初しぐれ 猿も小蓑をほしげなり」という句がある。

午前9時に自宅を出て12時過ぎに上信越自動車道中野ICを降りて、湯田中温泉から上林温泉に向かう。「高速を降りたら蕎麦でも食おう」と話をしていたが、温泉街は寂れていて蕎麦屋は中々見つからない。その内「杢兵衛」という蕎麦屋の案内板を見つけ、それを追いかけていくと上林温泉の終点にある蕎麦屋さんに到着した。

Mokubei_3

お店のおばあんは大変愛想が良かったが、天麩羅そばの味は今ひとつだった。天麩羅はべとべとしていて、蕎麦はシコシコ感がない。さてここに車を止めて遊歩道を20分程歩いて猿のいる地獄谷に向かった。別の道を通るともう少し地獄谷の近くまで車で入ることができるが、林の中を散歩する方が気持ちが良いだろう。激しい雨の関東地方とは異なり、北信濃は晴れていた。さて500円払っていよいよ野猿公苑に入る。写真で見たとおり沢山の猿が露天風呂に入っていた。

Iiyu_2

猿は人間を恐れるでもなく、人間にこびるでもなく誠に悠揚としている。ところで動物写真のポイントは目に焦点を合わせることだがこれが中々難しい。注意書きには「猿の目を見るな」と書いてあるので、レンズ越しでも猿の目を見ると猿が怒り出すのではないか?という心配があった。

Otonano

とはいえ望遠レンズの力をかりて大きな猿を撮ってみた。しかしかわいいのは小猿である。大きな目をした小猿の写真を撮りたいと思った。ところが小猿は小さく地面に近いので中々良いアングルがない。

Hahaako1

今回は気に入った小猿の写真は撮れなかった。猿には猿の都合があるのだろう。出口に近いところにはハナレ猿がいて独立不羈の姿勢を示していた。

Heigei 

3時頃車に戻り、野沢温泉方面経由で十日町を経由して関越自動車道の石内塩沢IC経由で水上に向かった。水上到着は午後5時頃でしとしとと晩秋の雨が降っていた。地獄谷の猿も蓑を欲しがる季節になった。

コメント (5)
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