昨日(11月4日)スポーツクラブに自転車漕ぎに行った。自転車を漕ぎながら女子ゴルフを見るためだ。ところが他のマシーンのテレビスクリーンには小沢民主党代表辞任のニュースが流れていた。このニュースにも関心はあったが、上田桃子の優勝を期待して女子ゴルフを見続ける。テレビ観戦したのは上がり4ホール程だったが、傍目には優勝のプレッシャーが感じられない素晴らしいプレーだった。上田のスイングはオーソドックスでかつ軸のブレがないので安心して見ていることができる。ビッグプレーヤーになるだろう。
軸のブレという点では民主党の軸のブレはひどい。小沢が代表を中途で辞職することになると、5人連続の辞職ではないか?勿論この時期の辞職を私は正確に予測していた訳ではないが、小沢の国連論が突出してきた辺りから怪しいとは思っていた。国連論というのは国連のお墨付きがあればどこへでも自衛隊を派遣できるという理論だ。
そもそも国連というものは絶対的なものではなく、大国の利害調整の場の側面の方が強い。万一日本が他国から攻撃を受けた時、助けてくれるのは国連軍ではなく、米軍なのである。この程度の現実感覚は、普通の国民であれば誰でも理解することである。
小沢が心底、国連論者であるとすれば危険な観念論者に過ぎず到底国政をゆだねることはできない。もし国連論を自民党と戦う手段としてぶち上げたのであれば国民を愚弄するものであり、やはり国政をゆだねることはできない。
いずれにしろ国連論辺りから小沢は墓穴を掘った訳だが、これで民主党は国の内外に政権能力のなさを完全に露呈してしまった。その影響は今後分析しよう。