本編再リメイク「永久屋敷の謎1」
永久は少しもったいぶって、
「えー、では、話します。
実は5年くらい前のことですけど
この屋敷を父が友人の家族に貸したわけです。
しかし、不幸な事に
そこで僕らと同じくらいの高校生が事故死したそうです。
名前は太郎くんというそうです」
「太郎?木太郎おまえ大丈夫か?」
エイタが木太郎を冷やかす。
「太郎なんていう名前はいっぱいあるんだ、
この木太郎様と一緒にするんじゃねぇ」
木太郎はエイタの言葉にかっとなり、
つい本性を出してしまった。
「元気でいいじゃない。
木太郎。あーたはそうじゃなきゃ」
ヒトミが初めて木太郎を褒める。
「失礼しました。ガラの悪いところをお見せしませて」
木太郎は頭を下げる。
タヨウが
「永久くん、話しを続けて」
いつもの学校での様子とは異なり
場をきっちり仕切る。
「えー、その太郎くんの死因については、
一応、事故死ということになっています。
しかし、後で明かになったのですが、
実は自殺だったららしいのです」と
永久が神妙な顔で話す。
「なんだよくある話しか、
それで幽霊でも出るっていうオチかい」
木太郎が股間を掻きながら、ちゃちゃを入れる。
「おだまり、木太郎、ちょっと褒めると調子に乗って。
それに人前でそんなところを掻くんじゃありません」
ヒトミが木太郎をにらみつける。
「失礼しました。しばらく黙っております」
木太郎はうつむく。
本来は怖い話しになるのに
皆は笑いをこらえるのに必死だった。
(続く)
永久は少しもったいぶって、
「えー、では、話します。
実は5年くらい前のことですけど
この屋敷を父が友人の家族に貸したわけです。
しかし、不幸な事に
そこで僕らと同じくらいの高校生が事故死したそうです。
名前は太郎くんというそうです」
「太郎?木太郎おまえ大丈夫か?」
エイタが木太郎を冷やかす。
「太郎なんていう名前はいっぱいあるんだ、
この木太郎様と一緒にするんじゃねぇ」
木太郎はエイタの言葉にかっとなり、
つい本性を出してしまった。
「元気でいいじゃない。
木太郎。あーたはそうじゃなきゃ」
ヒトミが初めて木太郎を褒める。
「失礼しました。ガラの悪いところをお見せしませて」
木太郎は頭を下げる。
タヨウが
「永久くん、話しを続けて」
いつもの学校での様子とは異なり
場をきっちり仕切る。
「えー、その太郎くんの死因については、
一応、事故死ということになっています。
しかし、後で明かになったのですが、
実は自殺だったららしいのです」と
永久が神妙な顔で話す。
「なんだよくある話しか、
それで幽霊でも出るっていうオチかい」
木太郎が股間を掻きながら、ちゃちゃを入れる。
「おだまり、木太郎、ちょっと褒めると調子に乗って。
それに人前でそんなところを掻くんじゃありません」
ヒトミが木太郎をにらみつける。
「失礼しました。しばらく黙っております」
木太郎はうつむく。
本来は怖い話しになるのに
皆は笑いをこらえるのに必死だった。
(続く)