真END「ミカエルの仮面を剥ぐエイタ」
「エイタ、いいから自分で仮面を剥げ、
そうすれば少しは落ちつくし、
納得するだろう」
いつきがそう言うと
エイタはまず左のミカエルに近づく。
「フォフォフォ、誰かな、誰かな、
フォフォフォ」
エイタがゆっくり仮面を剥ぐと、
そこには冷たくなったホウセイの顔があった。
「あそこに寝かせて置けば、
助かったかもしれないのに」
いつきがうつむく。
エイタは死んだホウセイの目を閉じ、
手を合わせると、今度は右のミカエルに近づいた。
「フォフォフォ、ホウセイは残念だったな。
本当、あそこに寝かせておけば助かったのにねえ、
フォフォフォ」
「うるせえ」
いつきが怒鳴る。
「フォフォフォ、
でも、ここに連れてきたのはいつきだろう、
いつきが殺したんだよ、
フォフォフォ」
「フォフォフォ野郎は相手にしないことだす、
いつきさん」
さっきまでムキになっていたあおむが逆にいさめる。
「フォフォフォ、あおむも大人になったねえ、
フォフォフォ」
「うーん、そうだすか。
フォフォフォ野郎の正体がわかっただすよ、
エイタさん、こんな奴相手にしないで
早くもう一人の正体をたしかめるだす」と
あおむはエイタを促す。
「フォフォフォ、正体わかっただって、
後で後悔するなよ、あおむ、
フォフォフォ」
(続く)
「エイタ、いいから自分で仮面を剥げ、
そうすれば少しは落ちつくし、
納得するだろう」
いつきがそう言うと
エイタはまず左のミカエルに近づく。
「フォフォフォ、誰かな、誰かな、
フォフォフォ」
エイタがゆっくり仮面を剥ぐと、
そこには冷たくなったホウセイの顔があった。
「あそこに寝かせて置けば、
助かったかもしれないのに」
いつきがうつむく。
エイタは死んだホウセイの目を閉じ、
手を合わせると、今度は右のミカエルに近づいた。
「フォフォフォ、ホウセイは残念だったな。
本当、あそこに寝かせておけば助かったのにねえ、
フォフォフォ」
「うるせえ」
いつきが怒鳴る。
「フォフォフォ、
でも、ここに連れてきたのはいつきだろう、
いつきが殺したんだよ、
フォフォフォ」
「フォフォフォ野郎は相手にしないことだす、
いつきさん」
さっきまでムキになっていたあおむが逆にいさめる。
「フォフォフォ、あおむも大人になったねえ、
フォフォフォ」
「うーん、そうだすか。
フォフォフォ野郎の正体がわかっただすよ、
エイタさん、こんな奴相手にしないで
早くもう一人の正体をたしかめるだす」と
あおむはエイタを促す。
「フォフォフォ、正体わかっただって、
後で後悔するなよ、あおむ、
フォフォフォ」
(続く)