レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

本編リメイク「出ない水の謎」

2010-09-19 06:48:35 | 小説
本編リメイク「出ない水の謎」

 「おい、
 水が出ないなんておかしくないか?
 電気とは無関係なはずだろう」
 エイタが言うと、
 「俺の家はマンションだから、
停電すると水も出ないぞ」
 「僕の家もそうだすよ」
 「俺の家は違う」
 「あのな、
 マンションの場合は電気で水を汲み上げているから、
停電すると、水も出ないんだよ。
 でも、
 戸建ての場合は違うんだ」
 いつきが説明すると、
 「ここは戸建てみたいなもんだすよな」
 「そうだよ。どう見ても戸建てだろ」
 あおむの言葉に、エイタも頷く。
 すると、
 「露店風呂が結構凄いから、
電気で水を1階に汲み上げているじゃないか?」
 いつきが新たな意見を言う。
 「いつきの言うとおりなら、
 今落としているブレーカーが
関係してるんじゃないか?」
 木太郎が鼻をつまみながら言うと、
 「木太郎さん、
 そんなに臭くはないだすよ」
 あおむが全然関係ないことを言う。
 「臭いだろうが!」
 「くだらない話ししないで、
 俺とエイタでブレカーを操作するから、
 いつきとあおむは、
 この洗面所で水が出るか確認してくれ。
 もしかしたら、
 そこに扉を開けるヒントが
あるかもしれないからな」
 木太郎はそこが臭いのでそれだけ言うと、
さっさと管理人室に走っていってしまった。
 「ずるい奴だな」
 「いつき、悪いが我慢してくれ」
 「トイレの扉を閉めたから
そんなに臭くはないだすよ」
 「いいから、いつき頼んだぞ」
 エイタは
あおむを無視して木太郎を追った。
 

 二人が管理人室に行くと、
 「もすかして、
他にもブレーカーがあるんじゃないだすかな?」

 あおむが露店風呂の方を見ながら、
思いついたことをいつきに話した。
(続く)


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