大地獄(新)「新門番長の喚問開始」
第一話は下記から始まります。
大地獄(新)「あの頃」
「おい、そこの」
「おいとは何だ!
丁重にとおっしゃった、
新門番長様のお言葉を忘れたのか」
「申し訳ございません」
「もういい。
俺から話す。
そちらのお方、ご一緒に門の奥に」
「私からですか?」
「新門番長様のご意向だ!
文句あるか!」
「おい! また!」
「あー、失礼しました。
あのー」
「おまえは黙ってろ!
新門番長様が、
あなた様から喚問したいということですので、
是非、よろしくお願いします」
「はあ」
「では、ご一緒に」
「ふー...。
疲れたすねえ。
名前を言えないというのも、
辛かったすよ。
いわし、いわし、いわし!
さんま、さんま、さんま!」
「太郎、
それより、
俺は少し心配になった」
「俺もだ」
「さっきの親不孝の話しすか?」
「ああ、
誤審で親不孝がチャラというのはな?」
「そう。
どうにかチャラでも、
天国でも地獄でもないんじゃないかってな」
「さんまもそうか」
「じゃあ、
あいつのは誤審色ではないということすか?
たしか、
いわしと同じ紫でしたすよ。
あー、
あっしのもそれも入ってたすねえ」
「これはやばいなあ?」
「たしかになあ?
だが、
逆にさんまはラッキーかもな」
「どういうことすか?」
「まあな、
太郎もそうかもしれねえが、
いわしは...」
「どういうことすか?」
「思い出せよ。
誤審色がやけに多かったことと、
さっきの門番の使いの態度」
「太郎には理解は無理だろ。
それだけじゃ」
「なんすか?
イヤなことなんすか?」
「まあな」
第一話は下記から始まります。
大地獄(新)「あの頃」
「おい、そこの」
「おいとは何だ!
丁重にとおっしゃった、
新門番長様のお言葉を忘れたのか」
「申し訳ございません」
「もういい。
俺から話す。
そちらのお方、ご一緒に門の奥に」
「私からですか?」
「新門番長様のご意向だ!
文句あるか!」
「おい! また!」
「あー、失礼しました。
あのー」
「おまえは黙ってろ!
新門番長様が、
あなた様から喚問したいということですので、
是非、よろしくお願いします」
「はあ」
「では、ご一緒に」
「ふー...。
疲れたすねえ。
名前を言えないというのも、
辛かったすよ。
いわし、いわし、いわし!
さんま、さんま、さんま!」
「太郎、
それより、
俺は少し心配になった」
「俺もだ」
「さっきの親不孝の話しすか?」
「ああ、
誤審で親不孝がチャラというのはな?」
「そう。
どうにかチャラでも、
天国でも地獄でもないんじゃないかってな」
「さんまもそうか」
「じゃあ、
あいつのは誤審色ではないということすか?
たしか、
いわしと同じ紫でしたすよ。
あー、
あっしのもそれも入ってたすねえ」
「これはやばいなあ?」
「たしかになあ?
だが、
逆にさんまはラッキーかもな」
「どういうことすか?」
「まあな、
太郎もそうかもしれねえが、
いわしは...」
「どういうことすか?」
「思い出せよ。
誤審色がやけに多かったことと、
さっきの門番の使いの態度」
「太郎には理解は無理だろ。
それだけじゃ」
「なんすか?
イヤなことなんすか?」
「まあな」