改作BADEND3-2「インチキは許さない2」
「いーい、おちたくん、
あなたはこれから明日まで部屋にずっといて、
何があっても部屋を出ないように、
そして、8時になっても私が呼びに来なければ、
警察に電話してすぐこの屋敷を逃げなさい。
いいわね」と
もとめが何か決意したような顔で言う。
「先生、やめてください。
先生が何を考えてるかはわかります。
もう、これからこの屋敷を一緒にでましょう。
それが先生のためです。
木太郎やみんなを恨まないでください。
奴らは根はいい奴なんです」
おちたはもとめの考えていることを想像して頭を下げる。
「でも、インチキは許せないし、あの姉だけは」
もとめの手が怒りで震える。
「わかりました。
それなら、僕も手伝います。
でも、木太郎たちの命までは奪わないでください。
もとこ先生は僕が殺しますから」
「それはダメ、あなたに人殺しはさせられない」
「でも、それしか」
「わかったわ。木太郎たちはあなたに免じて許しましょう。
どうせ、姉にのせられているだけだろうから、
その代わり、姉は私がやる、
あなたは部屋で動かないで、
そう約束するなら、木太郎たちは許しましょう、いいわね」
おちたは泣きそうな顔で頷く。
「じゃあ、早く部屋に戻って」
おちたは追い出されるように、
もとめの部屋から出ていった。
一方、オオシマはもとめの部屋で盗聴した話しを
もとこにすぐ伝えたのであった。
(続く)
「いーい、おちたくん、
あなたはこれから明日まで部屋にずっといて、
何があっても部屋を出ないように、
そして、8時になっても私が呼びに来なければ、
警察に電話してすぐこの屋敷を逃げなさい。
いいわね」と
もとめが何か決意したような顔で言う。
「先生、やめてください。
先生が何を考えてるかはわかります。
もう、これからこの屋敷を一緒にでましょう。
それが先生のためです。
木太郎やみんなを恨まないでください。
奴らは根はいい奴なんです」
おちたはもとめの考えていることを想像して頭を下げる。
「でも、インチキは許せないし、あの姉だけは」
もとめの手が怒りで震える。
「わかりました。
それなら、僕も手伝います。
でも、木太郎たちの命までは奪わないでください。
もとこ先生は僕が殺しますから」
「それはダメ、あなたに人殺しはさせられない」
「でも、それしか」
「わかったわ。木太郎たちはあなたに免じて許しましょう。
どうせ、姉にのせられているだけだろうから、
その代わり、姉は私がやる、
あなたは部屋で動かないで、
そう約束するなら、木太郎たちは許しましょう、いいわね」
おちたは泣きそうな顔で頷く。
「じゃあ、早く部屋に戻って」
おちたは追い出されるように、
もとめの部屋から出ていった。
一方、オオシマはもとめの部屋で盗聴した話しを
もとこにすぐ伝えたのであった。
(続く)