レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

改作BADEND3-2「インチキは許さない2」

2009-04-12 10:10:27 | 小説
改作BADEND3-2「インチキは許さない2」

 「いーい、おちたくん、
あなたはこれから明日まで部屋にずっといて、
何があっても部屋を出ないように、
そして、8時になっても私が呼びに来なければ、
警察に電話してすぐこの屋敷を逃げなさい。
いいわね」と
もとめが何か決意したような顔で言う。
 「先生、やめてください。
先生が何を考えてるかはわかります。
もう、これからこの屋敷を一緒にでましょう。
それが先生のためです。
木太郎やみんなを恨まないでください。
奴らは根はいい奴なんです」
 おちたはもとめの考えていることを想像して頭を下げる。
 「でも、インチキは許せないし、あの姉だけは」
 もとめの手が怒りで震える。 
 「わかりました。
それなら、僕も手伝います。
でも、木太郎たちの命までは奪わないでください。
もとこ先生は僕が殺しますから」
 「それはダメ、あなたに人殺しはさせられない」
 「でも、それしか」
 「わかったわ。木太郎たちはあなたに免じて許しましょう。
どうせ、姉にのせられているだけだろうから、
その代わり、姉は私がやる、
あなたは部屋で動かないで、
そう約束するなら、木太郎たちは許しましょう、いいわね」
 おちたは泣きそうな顔で頷く。
 「じゃあ、早く部屋に戻って」
 おちたは追い出されるように、
もとめの部屋から出ていった。

 一方、オオシマはもとめの部屋で盗聴した話しを
もとこにすぐ伝えたのであった。
(続く)


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