第?弾「直哉食料要員?」
第?弾「妙案?」に続きます。
「てめえ、教室に飾っておいたのをかっぱらったなあ、
これですべてパーだ」と
もとえは怒鳴ると、
直哉の顔面にパンチを何発も入れる。
「いいか、食料が消えたら、おまえを...」
「やめるだすよ。本当に死ぬだすよ」
「ごめんなさい。もう二度といたずらはしません」
鼻血を出しながら直哉は泣いて謝る。
「先生、大事な食料ですから、今殺したら鮮度が落ちます」と
龍之介がとんでもないことを言う。
「龍之介、てめえ」と
直哉が言いかけるが、
龍之介は直哉にそっとウインクする。
「そうですよ。
先生、食料が足りなくなるまで
こいつは生かしておかないと」と
ソウセキも同じことを言うが、
ソウセキの場合は本気のようだ。
「そうだすな。
食料は冗談で終わるかもしれないだすが、
無駄なエネルギーは使わない方がいいだすよ」と
あおむが言うと]
やっと、もとえは落ちつく。
「直哉くん、後はおとなしくしてるんだすよ、
いいだすな」
「そうだ直哉、
俺とソウセキで逃げないように両脇を抱えるから大人しくしてろ」と
龍之介が言うと、
直哉は泣きながら頷く。
「わかったわ。今は許してあげるわよ。
その代わり、いざとなったらいいわね」と
もとえは直哉を睨みつけた。
(続く)
第?弾「妙案?」に続きます。
「てめえ、教室に飾っておいたのをかっぱらったなあ、
これですべてパーだ」と
もとえは怒鳴ると、
直哉の顔面にパンチを何発も入れる。
「いいか、食料が消えたら、おまえを...」
「やめるだすよ。本当に死ぬだすよ」
「ごめんなさい。もう二度といたずらはしません」
鼻血を出しながら直哉は泣いて謝る。
「先生、大事な食料ですから、今殺したら鮮度が落ちます」と
龍之介がとんでもないことを言う。
「龍之介、てめえ」と
直哉が言いかけるが、
龍之介は直哉にそっとウインクする。
「そうですよ。
先生、食料が足りなくなるまで
こいつは生かしておかないと」と
ソウセキも同じことを言うが、
ソウセキの場合は本気のようだ。
「そうだすな。
食料は冗談で終わるかもしれないだすが、
無駄なエネルギーは使わない方がいいだすよ」と
あおむが言うと]
やっと、もとえは落ちつく。
「直哉くん、後はおとなしくしてるんだすよ、
いいだすな」
「そうだ直哉、
俺とソウセキで逃げないように両脇を抱えるから大人しくしてろ」と
龍之介が言うと、
直哉は泣きながら頷く。
「わかったわ。今は許してあげるわよ。
その代わり、いざとなったらいいわね」と
もとえは直哉を睨みつけた。
(続く)