レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第?弾「直哉食料要員?」

2009-04-25 14:57:14 | 小説
第?弾「直哉食料要員?」

第?弾「妙案?」に続きます。

 「てめえ、教室に飾っておいたのをかっぱらったなあ、
これですべてパーだ」と
 もとえは怒鳴ると、
直哉の顔面にパンチを何発も入れる。
 「いいか、食料が消えたら、おまえを...」
 「やめるだすよ。本当に死ぬだすよ」
 「ごめんなさい。もう二度といたずらはしません」
 鼻血を出しながら直哉は泣いて謝る。
 「先生、大事な食料ですから、今殺したら鮮度が落ちます」と
 龍之介がとんでもないことを言う。
 「龍之介、てめえ」と
 直哉が言いかけるが、
 龍之介は直哉にそっとウインクする。
 「そうですよ。
先生、食料が足りなくなるまで
こいつは生かしておかないと」と
 ソウセキも同じことを言うが、
ソウセキの場合は本気のようだ。
 「そうだすな。
食料は冗談で終わるかもしれないだすが、
無駄なエネルギーは使わない方がいいだすよ」と
 あおむが言うと]
やっと、もとえは落ちつく。
 「直哉くん、後はおとなしくしてるんだすよ、
いいだすな」
 「そうだ直哉、
俺とソウセキで逃げないように両脇を抱えるから大人しくしてろ」と
 龍之介が言うと、
 直哉は泣きながら頷く。
 「わかったわ。今は許してあげるわよ。
その代わり、いざとなったらいいわね」と
 もとえは直哉を睨みつけた。
(続く)


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