レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

改作「平和な朝?」

2009-03-29 06:57:33 | 小説
改作「平和な朝?」

 おちたがもとこを待っていると、
レイカ、ヒトメ、チウメ、アユメが揃って食堂に来る。
 「おはよう、早いね」
 「おはよう一人?」
ヒトメが訊く。
 「うん、アスカちゃんは」
 「ちょっと一人ウイテんのよね」と
ヒトメが余計なことを言う。
 「あんた余計なこと言うんじゃないの。
それより、くそたくんは」
アユメが今日は207号室に泊まるのは自分なので心配そうに聞く。
 「ああ、あいつはピンピン」
 「何ピンピンって」
 「凄く元気っていうこと、
しかもバカなことに
もとこ先生が入っているの知って、
永久のマネして露天風呂に入ろうとしたんだ」
 「くそたくんらしいね。
でも、207号室ってたいしたことないんだ。
気持ち次第ってことね」
ヒトメが気楽そうに言うと、
 「あんたも
ちょっとくそたくんに似ているところあるから、代わってよ」
 「イヤよ」
 そこへ、湯上がりのもとこが
 「おはよう、今日はずいぶん早いわね。
あなたたちも朝食を取ったら入るといいわよ」
 「はい、そうします」と
レイカが言うと4人はキッチンへ行く。
 「おちたくん、これから見に来る?」と
もとこがそう言ったところへジャマが入った。
 木太郎とホウセイが来たのだ。
 「じゃあ、後でにしましょう」
 ともとこは言うと自分の部屋に戻ってしまった。
 「ずいぶん、早いじゃないか」
 おちたがジャマされたので、不機嫌そうに言うと、
 「何だよ。そのいいぐさは」
 木太郎がおちたの頭をはたく。
 「いや、悪かった、俺部屋に戻ろう」と言うと
おちたは逃げるように部屋に戻ってしまった。
 「何か、おちたともとこ先生怪しいなあ」
勘の鋭いホウセイが言う。
 「確かに、何か企んでいるな」
 木太郎が鼻をほじりながら言う。
(続く)



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