新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「彼女の正体2」
第一話は下記から始まります。
新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「後継者」
「いや、露天風呂で
木太郎そっくりの奴を殺したのは
太郎の可能性もある。
野郎も太郎かもしれない。
木太郎は太郎に負い目もあるし、
多分、
太郎には本当のことを言っていないから
野郎の正体がバレてつかまったら、
木太郎も同罪だからな。
下手すると、
オチタの分まで責任を押しつけられるからな」
と
いつきはエイタとは違う見方をする。
「そうすると、
太郎かオチタがこの地下室に隠れているのか?
生米をやったのもどちらかか。
でも、
太郎やオチタが野郎なら、
何故、ダミー木太郎を作ったんだ?」
いつきが言うと、
「いや、あれは、
オチタがダミー木太郎のフリをしたんじゃないのか?
俺たちは顔を見ていないんだから」
と
オチタが野郎と思いこむエイタが言う。
さらに、
「もしかしたら、
彼女は実はアスカちゃんだったのでは?
そうなら、辻褄も合うぞ。
あのときの真相を知ってるアスカちゃんを殺すと共に、
ダミー木太郎がいると俺たちに思わせて錯乱させる」
エイタはそう言うが、
いつきが反論する。
「いや、それはやっぱり変だ。
どうせアスカちゃんを殺すなら、
俺たちを殺させてからの方がてっとり早いぞ。
錯乱させるより3人衆の二人を殺した方が、
木太郎を殺しやすくなるはずだ。
また、
俺たちを殺す気はなく、
オチタでも太郎でもどちらでもいいが、
そいつらのどちらかが
アスカちゃんをやったのなら、
アスカちゃん殺しを
俺たちに木太郎の仕業だ
と思わせるためだったんじゃないかなあ」
「いや、待てよ。
あの時、
アスカちゃんは頼まれた
っていっていたじゃないか。
あれは、
嘘には見えなかったぞ。
すると、
彼女は
やっぱりアスカちゃんじゃないかもしれない」
と
エイタがいつきに反論されてから、
意見を変える。
しかし、
いつきは言う。
「頼まれた
というのは嘘かもしれないじゃないか。
甘いよ。
アスカちゃんは
本当に俺たちを殺す気だったんだから。
万一、
失敗したときのために、
わざとそう言っていたのかも、しれないぞ。
アスカちゃんの豹変ぶりは
本当に怖かったからなあ」
「たしかに、
アスカちゃんの豹変ぶりには驚いたけど、
太郎のことは本当に知らなかったみたいだった
と思うけどなあ。
それに、
彼女は、
アユメちゃんもチウメちゃんも
木太郎を殺すように頼まれている
と言っていたからなあ」
エイタは言う。
「それに、
何か脅かされていた
と言っていたじゃないか。
彼女はそんなところまで、
嘘をつく必要はないじゃないか」
エイタがムキになっていつきに言う。
すると、
キタジマが
「おい、木太郎、
もうこれ以上、悪人を増やすな。
正直になるんじゃ?木太郎」
と
木太郎の肩を叩いた。
(続く)
第一話は下記から始まります。
新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「後継者」
「いや、露天風呂で
木太郎そっくりの奴を殺したのは
太郎の可能性もある。
野郎も太郎かもしれない。
木太郎は太郎に負い目もあるし、
多分、
太郎には本当のことを言っていないから
野郎の正体がバレてつかまったら、
木太郎も同罪だからな。
下手すると、
オチタの分まで責任を押しつけられるからな」
と
いつきはエイタとは違う見方をする。
「そうすると、
太郎かオチタがこの地下室に隠れているのか?
生米をやったのもどちらかか。
でも、
太郎やオチタが野郎なら、
何故、ダミー木太郎を作ったんだ?」
いつきが言うと、
「いや、あれは、
オチタがダミー木太郎のフリをしたんじゃないのか?
俺たちは顔を見ていないんだから」
と
オチタが野郎と思いこむエイタが言う。
さらに、
「もしかしたら、
彼女は実はアスカちゃんだったのでは?
そうなら、辻褄も合うぞ。
あのときの真相を知ってるアスカちゃんを殺すと共に、
ダミー木太郎がいると俺たちに思わせて錯乱させる」
エイタはそう言うが、
いつきが反論する。
「いや、それはやっぱり変だ。
どうせアスカちゃんを殺すなら、
俺たちを殺させてからの方がてっとり早いぞ。
錯乱させるより3人衆の二人を殺した方が、
木太郎を殺しやすくなるはずだ。
また、
俺たちを殺す気はなく、
オチタでも太郎でもどちらでもいいが、
そいつらのどちらかが
アスカちゃんをやったのなら、
アスカちゃん殺しを
俺たちに木太郎の仕業だ
と思わせるためだったんじゃないかなあ」
「いや、待てよ。
あの時、
アスカちゃんは頼まれた
っていっていたじゃないか。
あれは、
嘘には見えなかったぞ。
すると、
彼女は
やっぱりアスカちゃんじゃないかもしれない」
と
エイタがいつきに反論されてから、
意見を変える。
しかし、
いつきは言う。
「頼まれた
というのは嘘かもしれないじゃないか。
甘いよ。
アスカちゃんは
本当に俺たちを殺す気だったんだから。
万一、
失敗したときのために、
わざとそう言っていたのかも、しれないぞ。
アスカちゃんの豹変ぶりは
本当に怖かったからなあ」
「たしかに、
アスカちゃんの豹変ぶりには驚いたけど、
太郎のことは本当に知らなかったみたいだった
と思うけどなあ。
それに、
彼女は、
アユメちゃんもチウメちゃんも
木太郎を殺すように頼まれている
と言っていたからなあ」
エイタは言う。
「それに、
何か脅かされていた
と言っていたじゃないか。
彼女はそんなところまで、
嘘をつく必要はないじゃないか」
エイタがムキになっていつきに言う。
すると、
キタジマが
「おい、木太郎、
もうこれ以上、悪人を増やすな。
正直になるんじゃ?木太郎」
と
木太郎の肩を叩いた。
(続く)