レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説「あほーあほーあほー編12」

2009-03-23 16:03:40 | 小説
カミサン伝説「あほーあほーあほー編12」

 「少年が寝てしまった後で、
その女は校長と教頭を待ちましたが、
いっこうに戻ってはきませんでした。
さては、逃げたかもしれないと思った
その女は少年を寝かせたまま応接室を出ると、
保健室へ向かいました。
保健室の場所はすぐわかりましたが、行く途中、
職員室を覗くと教師達が、定規を上下させながら、
「あほーあほーあほー、カミサン、カミサン、カミサン」と
大声をあげていました。
 ふと、職員室のはじを見ると、
一人だけ呆れた顔でその光景を見ている教師らしき女がいたので、
そっと手招きし事情を訊いて見ますと、
この学校の理事長の命令で昼休みになると、
この運動を昼食後、30分やるとのことです。
なんでも、このかけ声をかけて
その運動をやるとあほが減るとのことで、
実際、オンシラーズ高校の生徒のレベルは
それ以来上がっているとのことですが、
その女教師に言わせると鰯の頭みたいなものだと言うことです。
ついでに校長と教頭のことを訊くと、
校長は厳しい性格で、何か問題があると、
教頭のせいにして怒鳴りちらしたり時には暴力をふるうので、
教頭は少し頭がおかしくなっているとのことでした。
また、校長にやられているせいか、
何度も腹イセに外で子供いじめをやり、
苦情が度々来ているとのことでした。
 その女が女教師に少年の話をした後、
自分もケースは違うが、
その教頭に自分の小学校の生徒が脅かされ
苦情を言いに来たのはこの学校に来たのは3度目だと話すと、
その女の教師は5度目だという教師も来たこともあるくらいで、
校長は自分の責任や学校を守るため、
事件をうやむやにしたり、金でもみ消してきたから
注意してくださいと答えたので、
その女はここで決着するしかないと決意を固め、
保健室へ行くのをやめ、ある人物に電話をしたのでした」
 「ある人物じゃと?」
 「もう少しですから、
つまらなくても話しを最後まで聞いてください」
(続く)
   


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