レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新「ミケーレの蒼き仮面」第四章69

2015-06-26 06:19:32 | 小説

新「ミケーレの蒼き仮面」第四章69


 「簡単ですか?」
 ペーがウトーの方を見ると、
 「うん。
 あの子と一緒に、
 僕とアニーとあの子の3人で、
 バカなんとかに会って、どういう奴か確かめればいいんだよ」
と、
 ウトーはいかにも簡単だという言い方をする。
 「ウトー、会うまではいい。
 だけどな。
 歴史ではバカなんとかは、アホなんとかに多分やられるんだから、
 確かめて、これなら大丈夫じゃ済まないだろ」
 「だから、
 大丈夫なら、アホなんとかをどっか別の時点に連れて、おいてくればいいんだよ。
 そうすれば、
 バカなんとかも無事なんじゃない」
 アニーはウトーの言葉にそんな簡単に済むことではない
と思ったが、
 バカなんとかに会わないことにはどうにもその先の行動が読めないので、
 「わかった。
 ウトー。
 ペーはその姿じゃ、みんな驚くから、
 俺とウトー、
 通訳役に変身したカマキリ鳥たち、
 そして、
 あの勇敢な子と、
 バカなんとかに焼き芋を献上に行くことにしよう。
 ペーは今のことをカマキリ鳥や胸女に伝えて、
あの子たちを呼んできてくれ」
と言うと、
 パー柿をひとつ口に入れた。
 ウトーもアニーを見て、同じようにした。
 

 こうして、
 アニー、
 ウトー、
 カマキリ鳥が変身した老婆、
 そして、
 勇敢な少年は、
 焼き芋をいくつか持って、
 バ・カンダーラ国王に会いにいくことになったのだった。

(続く)

 



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