レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

「そして3人しかいなくなった?」230

2013-05-22 08:02:05 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」230

 

 たけるが時計を見て、
 あと10分近くどうやって、時間稼ぎをしようかと考えていると、
 なんと、
 隣のエレベータからリカが出てきた。
 「リカさん、どうして?」
 「心配だし、マルナさんがちょっと疑い出したんで」
 「そうか。悪いね。まだ、10分もあるんだ」
 「なら、あたしが屋上に行ってみる」
 「危険だよ」
 「大丈夫よ。
 たけるさんだって、
 無事でしょう。
 わざとたけるさん、
 探しているフリするから」
 「わかった!
 でも、くれぐれも、屋上の扉には近づたらダメだよ」
 「わかってます。 
 そこは任せてください。
 ちょっとの間だけ、
 時計貸してね。
 また、ここに戻ってくるから。
 巨人の声だけはここでも聞こえるでしょう」
 「そうだね。
 気をつけてね」
 リカはたけるから時計を受け取ると、
 エレベータに乗り、屋上に向かって行った。
(続く)







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