レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

改作BADEND3-2「インチキは許さない」

2009-04-12 07:01:09 | 小説
改作BADEND3-2「インチキは許さない」

 もとめががっかりして部屋に戻って、
すぐに、
 トントンと
もとめの部屋のドアを叩く音がする。
 「誰?」
もとめがびっくりして声を出すと、
 「おちたです。話しがあります」と小さな声で、返事がある。
 「何だ、びっくりするじゃない」と
もとめが扉を開けると、
おちたがさーと、部屋に入り土下座する。
 「すいません。勇気がなくて」と
おちたが泣きそうな顔で頭を下げる。
 「ど、どうしたの?」と
もとめが訊くと、
 「木太郎のじゃんけんはインチキです。
それに、僕にはとても気にかかることがあります。
先生、正直に答えてください」と
おちたが話しを切りだす。
 真剣な表情のおちたに
 もとめは、
 「いいわよ。何でも言って、私は正直に答えるから、
おちたくんも正直に私の質問に答えてね」と
返答する。
 「先生、整形したって本当ですか」と
おちたが訊く。
 「整形?何のこと」
 「ああ、やっぱり、僕もはめられたのか」
 「どういうこと?」
 おちたは
木太郎がインチキじゃんけんの名人であることを先に説明した他、
これまでの整形のことやコンテストの写真のことを
すべて正直に話してしまった。
 「そう」
 もとめはそれを聞くと、怒りがこみ上げてきたが、
おちたの前ではそれを出さないようにした。
(続く)


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