レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

本編リメイク「ミカエルの今後の動きとオチタとあおむの覚悟」

2011-01-24 01:24:34 | 小説
本編リメイク「ミカエルの今後の動きとオチタとあおむの覚悟」

「木太郎、
あおむが危険だから、
逃げる前に考えてるんだけどな」
エイタが言うと、
「僕はいいだすよ。
木太郎さんの言うとおり、
ここで立ち止まっていても、
今のところ、
ミカエルの今後の動きも、
オチタのことはわかりそうもないだすよ。
だすから、
まず、
あの木まで行ってみるだすよ」と、 
あおむは覚悟を決めたのか、
はっきりと言った。
「偉い! あおむ!
よし、行くぞ!」 
木太郎は、
あおむの肩をバーンと叩いてそう言った。
「いたたあ。
褒めてくれるのありがたいだすが、
肩を叩くのはやめてくれだすよ」
「わりい!
じゃあ、行くか」
木太郎が先に行こうとして、
「あー、いつきに落とし穴がないか、
一応確認して貰わないとな」
と、
ずる賢い木太郎は今度はいつきの肩を叩く。
「しょうがないな。
行くか。エイタ」
「なら、
あの木を無視するという手もあるぞ」
いつきの言葉に、
エイタがなるべく罠を避けたい
という気持ちからそう言う。
「僕もあの木は気になるだすから、
とりあえず、
あの木だけは確認するだすよ」
「だな」
あおむが言うと、
いつきもそれだけ言う。
「わかった。そうしよう」
「ああ、もしかしたら、オチタの生首とかあるかもな」
エイタの言葉に、
木太郎が冗談半分で鼻をほじりながら言うと、
「多分、それはないだろうな」
とだけ言って、
いつきが先頭になり、
前の地面をスコップで慎重に叩きながら
進み出したのだった。
(続く)


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