本編リメイク「ミカエルの今後の動きとオチタとあおむの覚悟」
「木太郎、
あおむが危険だから、
逃げる前に考えてるんだけどな」
エイタが言うと、
「僕はいいだすよ。
木太郎さんの言うとおり、
ここで立ち止まっていても、
今のところ、
ミカエルの今後の動きも、
オチタのことはわかりそうもないだすよ。
だすから、
まず、
あの木まで行ってみるだすよ」と、
あおむは覚悟を決めたのか、
はっきりと言った。
「偉い! あおむ!
よし、行くぞ!」
木太郎は、
あおむの肩をバーンと叩いてそう言った。
「いたたあ。
褒めてくれるのありがたいだすが、
肩を叩くのはやめてくれだすよ」
「わりい!
じゃあ、行くか」
木太郎が先に行こうとして、
「あー、いつきに落とし穴がないか、
一応確認して貰わないとな」
と、
ずる賢い木太郎は今度はいつきの肩を叩く。
「しょうがないな。
行くか。エイタ」
「なら、
あの木を無視するという手もあるぞ」
いつきの言葉に、
エイタがなるべく罠を避けたい
という気持ちからそう言う。
「僕もあの木は気になるだすから、
とりあえず、
あの木だけは確認するだすよ」
「だな」
あおむが言うと、
いつきもそれだけ言う。
「わかった。そうしよう」
「ああ、もしかしたら、オチタの生首とかあるかもな」
エイタの言葉に、
木太郎が冗談半分で鼻をほじりながら言うと、
「多分、それはないだろうな」
とだけ言って、
いつきが先頭になり、
前の地面をスコップで慎重に叩きながら
進み出したのだった。
(続く)
「木太郎、
あおむが危険だから、
逃げる前に考えてるんだけどな」
エイタが言うと、
「僕はいいだすよ。
木太郎さんの言うとおり、
ここで立ち止まっていても、
今のところ、
ミカエルの今後の動きも、
オチタのことはわかりそうもないだすよ。
だすから、
まず、
あの木まで行ってみるだすよ」と、
あおむは覚悟を決めたのか、
はっきりと言った。
「偉い! あおむ!
よし、行くぞ!」
木太郎は、
あおむの肩をバーンと叩いてそう言った。
「いたたあ。
褒めてくれるのありがたいだすが、
肩を叩くのはやめてくれだすよ」
「わりい!
じゃあ、行くか」
木太郎が先に行こうとして、
「あー、いつきに落とし穴がないか、
一応確認して貰わないとな」
と、
ずる賢い木太郎は今度はいつきの肩を叩く。
「しょうがないな。
行くか。エイタ」
「なら、
あの木を無視するという手もあるぞ」
いつきの言葉に、
エイタがなるべく罠を避けたい
という気持ちからそう言う。
「僕もあの木は気になるだすから、
とりあえず、
あの木だけは確認するだすよ」
「だな」
あおむが言うと、
いつきもそれだけ言う。
「わかった。そうしよう」
「ああ、もしかしたら、オチタの生首とかあるかもな」
エイタの言葉に、
木太郎が冗談半分で鼻をほじりながら言うと、
「多分、それはないだろうな」
とだけ言って、
いつきが先頭になり、
前の地面をスコップで慎重に叩きながら
進み出したのだった。
(続く)