新第3弾ゾンビ校長編「ハプニング」
「では、
対戦相手と、
対決の順番は、
公平にじゃんけんで決めるかな。
勝者がどちらも自由に選べるものとする。
いいかな」
校長が想定どおり言うと、
誰も反対しなかった。
「じゃあ、4人前へ。
じゃあ、1回だけだよ。
最初はグー。じゃんけんぽん」
校長がらしくないことを言うと、
「あー!俺が買ったあーーー!
みはるに初勝利だあーーー!」
永久が
今までに見せたことのない表情で右手を挙げた。
「ちぇっ、油断した。
永久もやるな」
みはるは負けたが、
さばさばしていた。
これはたまおたちにとっては、
想定外のハプニングだったが、
「どうせ、
永久はみはるを指名するに決まってるだすよな」
と
たまおが余裕の表情で、
ふうたの耳元で囁いた。
「さあ、永久くん、
対戦相手と先に対決するか、
後で対決するか、決めたまへ」
校長がそう言うと、
何故か、
永久は腕を組んで考えだした。
「何考える必要あるんだすかな」
「先にやるか、あとにやるかだろう。
みはるは真似はうまいからな」
「あー、そういうことだすか」
たまおとふうたが囁き合っていると、
「えー、じゃあ、
僕の対戦相手をキミカちゃんに指名します。
それで、僕たちは後で対決します」
と
たまおが思わず、
大きな声を出しそうなことを
永久は言い出したのだった。
「ネネかあ?」
みはるは声を出して、
がっかりした顔をし、
ネネとキミカは
予想外の永久の選択に必死で笑みを堪えながら、
ちらっと顔を見合わせた。
「まあ、不幸中の幸いだすな」
「ああ」
たまおとふうたは囁きながら、
ほくそ笑んた。
そして、一番怖い顔をしていたのは、
ひさめだった。
(続く)
![人気ブログランキングへ](http://image.with2.net/img/banner/banner_21.gif)
「では、
対戦相手と、
対決の順番は、
公平にじゃんけんで決めるかな。
勝者がどちらも自由に選べるものとする。
いいかな」
校長が想定どおり言うと、
誰も反対しなかった。
「じゃあ、4人前へ。
じゃあ、1回だけだよ。
最初はグー。じゃんけんぽん」
校長がらしくないことを言うと、
「あー!俺が買ったあーーー!
みはるに初勝利だあーーー!」
永久が
今までに見せたことのない表情で右手を挙げた。
「ちぇっ、油断した。
永久もやるな」
みはるは負けたが、
さばさばしていた。
これはたまおたちにとっては、
想定外のハプニングだったが、
「どうせ、
永久はみはるを指名するに決まってるだすよな」
と
たまおが余裕の表情で、
ふうたの耳元で囁いた。
「さあ、永久くん、
対戦相手と先に対決するか、
後で対決するか、決めたまへ」
校長がそう言うと、
何故か、
永久は腕を組んで考えだした。
「何考える必要あるんだすかな」
「先にやるか、あとにやるかだろう。
みはるは真似はうまいからな」
「あー、そういうことだすか」
たまおとふうたが囁き合っていると、
「えー、じゃあ、
僕の対戦相手をキミカちゃんに指名します。
それで、僕たちは後で対決します」
と
たまおが思わず、
大きな声を出しそうなことを
永久は言い出したのだった。
「ネネかあ?」
みはるは声を出して、
がっかりした顔をし、
ネネとキミカは
予想外の永久の選択に必死で笑みを堪えながら、
ちらっと顔を見合わせた。
「まあ、不幸中の幸いだすな」
「ああ」
たまおとふうたは囁きながら、
ほくそ笑んた。
そして、一番怖い顔をしていたのは、
ひさめだった。
(続く)
![人気ブログランキングへ](http://image.with2.net/img/banner/banner_21.gif)