レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

続エスカレーター「フラチン屋殺人事件?4人のアホ店員の中に真犯人?」

2010-09-30 06:39:23 | 小説
続エスカレーター「フラチン屋殺人事件?4人のアホ店員の中に真犯人?」

 続エスカレータの一話は以下から始まります。
 続エスカレータ「弟モドキ」 


 「このおにいちゃんがかわいそうだから、
その辺にして先に話しを進めてもいいかな?」
 この刑事もイヤミだな!
 もう答えてやらないぞ!
 「あんた、なに、ムクれてんの?
 バカはバカなりに考えて、
 答えるのよ!」
 かあちゃんまで!
 よし!
 俺が真犯人を暴く!
 「おかあさまもそこまでにされたら、
どうでしょうか?
 お気持ちはわかりますが」
 また、イヤミを!
 「失礼しました。
 このバカ息子でよろしければ、
 どんどん訊いてください」
 「恐縮です」
 ふー。
 今に見ていろ!
 「では、
 まず、
 殺し合いをした店長と女で合計二人。
 自殺した共犯者の女が一人。
 残った店員は男が二人、
 女が二人でいいかな?」
 「うん、
 DVD屋のカードが
7枚だったから間違いないよ」
 余計はこと言うなよ!ケチガキ!
 「あー、
 僕ちゃんたちを丸めこもうとして、
金を作ろうとしたカードのことだね」
 「うん」
 違うだろ!強請ったクセに!
 「そうすると、
 とんでもない菌を付着させた温野菜を
僕ちゃんたちに食べさせようとしたのは、
その4人の中にいることになるね。
 他には誰もいなかったんだね」
 「うん。そうだよ」
 「はい」
 「で、
 先ほどの話しに戻るけど、
肉を焼いて持ってきたのは男の店員なんだね」
 「うん。僕は覚えているよ」
 「えー...」
 「君はそこはいいから」
 あー...
 「で、
 僕ちゃんたちが
その肉が来る前にいたのは誰かな?」
 えー.....
 「あのねえ。
店長さんがレアで肉を焼くとか言って、
先に奥に行ったのは間違いないよ」
 そういえば...
 「僕ちゃんはよく覚えているね。
 じゃあ、
 肉を焼いたのは店長さんなんだね」
 「僕はそこまで見てないけど、
 店長さんはそう言ってたよ。
 でも、
 肉を運んできたのは違う男の人だったよ。
 店長さんはその後から来たんだ」
 たしか、そうだったな。
 「あんた、覚えてないの?」
 呆れた感じで言うなよ。かあちゃん。
 「君は覚えているところだけで、
 いいからねえ。
 人には能力ってものがあるから、
 それなりでいいんだよ。
 無理しないでいいからね」
 能力だと!イヤミだな!
 「そうねえ。
 あんた、無理しないでいいわ」
 かあちゃんまで!
 「それからねえ。
 店長さんが、
 肉を僕たちに見せてくれたんだ。
 偽物のシャトーブリアンだったんだけどね。
 そのときは、
 店員さん、
 全員、
 おーっという感じで騙されてたよ。
 それから、
 店長さんがフライパンは
もう温めてあるとか言っていたよ」
 たしかに、そうだったような...
 「凄いなあ。僕ちゃんは。
 問題は店長が肉を焼く前と後だな」
 「あー!
 話したと思うけど、
 自殺したお姉ちゃんから、
 その前に電話があって、
 僕たちのいないところで話しをしてから、
 たしか、
 
 シャトーブリアンが売っていたそうです。
 温野菜と一緒にすぐ買って戻るそうです。
 
って、
 男の人が僕たちのいる前で店長さんに言ったんだ」
 そうだった!
 そいつが怪しいなあ!
 「僕ちゃん、
 その店員が肉を運んできたのかな?」
 ケチガキ!どうだ?
 「あんたはまったく覚えてないの?
 本当、使えないねえ」
 かあちゃん、それ言うなよ。
 それより、ケチガキ!
 思い出せ!
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