レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第?弾「変態合宿最初の授業」

2009-03-26 16:22:17 | 小説
第?弾「変態合宿最初の授業」

 もとえは生徒達に
すばやく食事をするように指示すると、
 あおむにだけは
 「今日はお疲れでしょうから
ゆっくりビールでも飲んで、
その後、生徒たちが作った食事を食べて、
今日はゆっくりお休みください」
 とやさしく声をかけて、
 「今日は午後8時から9時まで
2回の207号室で授業をします。
正確にはテストです、では、私は準備があるので」
 と言うと、さっさと部屋に戻ってしまった。
 「えー、いきなり、テスト?
それもこんな遅くに、塾みたいだなあ」と
直哉が言うと、
 「しょうがないだすよ。合宿だすからな。
もとえ先生だって、大変だすよ」と
ほろ酔い気分のあおむが言う。
 「そうよ、早く私達も一旦部屋に戻って、
筆記用具を用意して、
2階の207号室に行きましょう」と
サヤが言うと、みんなは頷く。
 「洗い物と片づけは
テストが終わってからにしましょう。
あおむ先生は食べ終わったものは
テーブルにそのまま置いておいてください、
みんなはキッチンまで各自運んでね」と
サヤがテキパキ指示する。
 「僕は待ってるだすよ。
テストが終わったらもとえ先生と一杯やるだすよ」と
あおむが言うが、生徒はさっさとキッチンへ行ってしまった。

 直哉と龍之介が207号室へ着くと、
既に二人以外は席についていた。
 もとえもピンクのドレスを着たまま、
教壇の前で怖い顔で腕を組んで立っていた。
(続く)
  


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