レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

キモ男3人衆外伝

2008-08-17 16:07:18 | Weblog
以前書いた実話をもとにキモ男3人衆外伝の1を書いてみました。これはまったくのフィクションです。

鶴巻エイタの悲劇

1,太郎の母から誰かが聞いた話
「太郎の母でございますが、これから伺いますのでお貸ししたものをご準備いただけますでしょうか」
「いいえ、お借りしたものはお返ししますが、なんでも息子のエイタが太郎くんから嫌がらせを受けたそうで包丁でぶっ殺すと騒いでおります。うちの近所で騒がれても困りますからこちらから伺います」
「太郎がそんなことを、それにしてもあのおとなしそうなエイタくんが。そういう事情なら、お待ちしております」
エイタの母親が玄関のチャイムを押す。
「はい、エイタの母です」
「どうぞ、お入りください。」
エイタの母は玄関に入ると
「ここで結構です。」というなり、
太郎の悪口を大声で話し出した。
「近所迷惑だから中にお入りください」
結局、押し問答の上、エイタの母は居間に入ったが
貸したものの一部しかなかった。
なんでもまだ一部使用中だという。
「エイタは太郎くんとの今朝の電話のやりとりでひどく興奮しております。包丁をもってぶっ殺してやるともいってます。だから、これだけで今日は勘弁してもらって、残りは今日の夜か明日にしてもらえないでしょうか」
「うちの太郎も、エイタくんからゴミとか頭がおかしいから精神病院へ行けとかひどいこといわれているんですよ。それでも、そんな物騒なこといいませんよ」
「いえ、たぶん本気ではないと思います。今は反省して、泣いてるか、寝ているはずですどうか勘弁してください」と言って土下座までした。
「しかし、約束は約束です。エイタくんに電話してみてください。反省しているなら、考えます」
「いえ、今はまだ興奮した後ですので、そっとしておいてください」
「とにかく電話をかけるだけで結構ですから」エイタの母親はやっと太郎の母の説得に応じ、一応自宅に電話しましたが、でなかったのです。
「多分寝ているんでしょう」
「では、本人の携帯にもう一度だけ電話してください」
「それでだめならあきらめます」
そういうと、今度はすんなり応じました。
ところが、エイタの母親が携帯に電話すると、本人が出たのです。
しかも電話の様子から友人の家で遊んでいるようです。エイタの母親は最初は残りの物を返すようにと云ったのですが、何か本人から云われ、電話を切ると、(泣いているか寝ているはずの本人が)今友達と遊んでいて、詳しく話しをするとその友達から周りに話しが伝わるので、またにしてくれとさっきとはまったく違う話をし出し、急に夫の夕食の準備をしなければ怒られるとか、おなかがいたくなったと云って、急におかしなことを言い出しました。再度電話するようにと云ったら今度は暴れ出し、突然、帰りそうになったのでとめたら、ここで死んでやる、わめいて泣き出す、もとは太郎が悪いといて怒り大声で罵倒しだすなどのおかしな行動の繰り返しでした。
太郎の母が、もう二度程電話したのだが留守電のままで、メッセージを入れても返信してこない始末であった。
「エイタくんはどこで遊んでいるんですか」
「そんなこと関係ないでしょう」
「じゃあ、今日中に届けてください」
「そんなこと約束できません。2,3日中には返しますから」
「そんな一方的な」
「わざわざ返しにきたのに、この家はおかしいわ、いずれ返すから」
と大声でわまくと静止をふりきって我が家を逃げるように立ち去ったそうです。
なお、エイタくんがが刃物を持ち出して殺すといっているとさかんに云っていたので、父親に連絡するよういっても、電話番号をしらないの1点張りだったそうです。
数日後になっても、エイタからもその母親からも太郎が貸したものは帰ってこなかったそうです。
2 太郎の話
  僕が貸したのは水太郎だよ!水太郎の母親は学校ではいい親のふりしているみたいだけど、モンペアだよ。僕の叔父が内科医なんだけど、水太郎に出した薬のことで毎日訳のわからない文句がきたそうだよ。あいつのじいさん大臣だから黙ってきいていたってさ。3 エイタの話
  僕は知らないよ。
4 水太郎の話
  僕も知らないよ。でも、誰から聞いたか忘れたけど太郎もその母親も嘘つきで有名だってさ。
5 数日後
  太郎の母親の刺殺死体が発見された。太郎がやったのではないかと警察が捜したが、 太郎の行方はいまだわかっていない。なお、その後、エイタの母親もくも膜下出血で急死している。エイタが真犯人ではないかとの噂もあるが、警察の捜査はいっこうにすすんでいない。  
                                   以上



キモ男3人衆VSイケメン-夕焼け番長の死

2008-08-17 04:37:30 | Weblog
2 悲劇
 「てめえ、ふざけたことするんじゃねえよ。」
 「やめなさい、ターチャン。おじさんにむかってなんてことするの」
 「うっせえ、この野郎が俺の携帯ゲームを踏みつけて壊したんだよ。土下座して
 あやまれ。」
 「ター、おまえ私に向かって刃物を向ける気か、さんざん人の世話に
 なっておきながら」
 「うっせーっていってんだろ!それとこれとは別だ。てめえがやった
 ことは謝れ。土下座しろ。このゴミおやじ」
 「なんだと、クソガキが鼻垂らして刃物振り回しているんじゃないよ。
 やれるものならやってみろ、このうじ虫」
 「やめてお兄さま、ターチャンも落ち着きなさい」
 「うっせー、ばばあ。」
 「やめてー」
 母の悲鳴と共に、達夫の叔父は包丁をかわそうとしてを2階から転げ落ちた。
 「お兄さま、お兄さま」叔父の頭からは大量の地が。
 「どうしたんだ、何が起きたんだ」達夫の父が現場に現れた。
 「これは。達夫がやったのか」
 「俺じゃない。こいつがこいつが。。。」
数時間後、達夫の父と懇意の所轄の暑長が現場に到着した。  
 「自殺のようですね。一応、司法解剖をしないと」
 「いや、それは困ります。私も選挙が近いんで。どうか事故ということで」
 「先生、しかし」
 「幸い弟の方は対した怪我ではないですし、私の息子が叔父を殺したと思いこんで自殺したというんでは、選挙になりません。そうでなくても達夫は問題児だったわけですから。次の選挙で当選すれば、私も入閣です。悪いようにはしません。目撃者も妻と弟だけですし、ここにいる医師も私の系列の病院の院長ですから」
 「わかりました。当たり前のことですが、絶対口外しないでくださいね。じゃあ、現場を片づけましょう」
 数日後、達也の葬儀が行われた。
 「夕焼け番長は何で死んだんだ。ヤクザと喧嘩でもしたんかい。」
 「よくはわからないんだが、避暑地で事故死したらしいよ」  
 「あいつにはよく物をとられたから、いいきみだよ」
 「し、あいつの親父は議員だぞ、下手なこというと後が怖いぞ」
 こうして達也は誰からも悲しまれることなくわずか16歳でこの世をさった。