S嬢のPC日記

2004年から2007年まで更新を続けていました。
現在ははてなで活動しています。

「薬」と「アメ」と

2005年07月24日 | つぶやき
現在、娘が体調を崩しています。
日中は元気なのだけれど、夕刻から発熱という状態が再び復活。
6月から数週間おきに、この状態をくり返しています。
単に、体力が低下しているために、風邪をひきやすくなっているということのようですが、どうも落ち着かない。

その「生活」の中でのことですが。
薬を錠剤で飲ませておりまして。
昨日、薬を飲んだ後に、咳がひどく苦しそうだったので、
「アメをなめると楽になるからね」
と言いながら、本人の目の前でアメの小さな袋をやぶって口に入れてやりました。
そうしたら、ごっくんと、コレを飲み込んでしまいました。
おいおい、それ飲み込むには大きいぞ、と思って、コップに水を入れて渡してやったのですが。
なんせ、直径1.5センチほどの球形ですから、このアメ。

今日、食後に薬を飲ませまして。
そうしたら、本人、したり顔で、アメを取り出しまして。
小さな袋を破いて、口に入れて、
そしてごっくんと飲み込んで、コップに水を入れて飲んでいました。
にっこりと、誇らしげな顔で。

おいおいおいおい。
それは違うよ。

知的障害のレベルとして「重度」の判定をされる我が子。
そして、その「重度」の判定を超えた生活能力を持っているのは、本人の個性として持っている以下の力が作用しているわけで。
・シチュエーションから学ぶ能力
・行動に見通しを立てる力
・自己を持とうとする意志力
「知的障害」というもののメカニズムのようなもの、
本人の個性を生かしていくという要素、
全て引っくるめてわたしにはまだまだ興味がつきないなあと思うような出来事でした、「アメごっくん」。