のこされた数々エッセイの中から、山と植物にまつわる作品を選んで収録したものです。(編集部)
左の手では貧乏と戦い右の手では学問と戦いました。

朝な夕なに草木を友にすればさびしいひまない
牧野冨太郎が訪れた山々

利尻山では野宿して山頂まで登り、蝋燭岩にも…
植物を追い求めて日本各地の山々へ。
朝ドラ「らんまん」でイメージしていた以上にすごい人だなぁと思いました。
登山の心得として私の経験は軽装に限る、首に雫が入るから鳥打帽はまずい、筵箕は絶頂に登っても途中で休むにも腰掛に敷かれるから好都合、雨も結構、丈夫な洋傘もよい。弁当は缶詰物よりも握り飯に梅干しがよく、味噌汁は山ではしごくよい。