インフルエンザが流行中
インフルエンザが猛威をふるっていますね。あなたはしっかりとインフルエンザ対策をしていますか?周知の通り、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで起こる病気です。感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」があり、いずれも喉や鼻の粘膜から感染しますので、帰宅した際には手洗いやうがいを徹底しましょう。それから、予防するうえで日頃の食事もとても大切です。インフルエンザに負けない体作りを目指しましょう。
インフルエンザを予防する栄養素
●「たんぱく質」をしっかりとろう:肉、魚、卵、大豆製品、乳製品
日々生まれ変わっている体、内臓、血液、髪、皮膚…体は全てたんぱく質で出来ています。丈夫な体作りのためには、たんぱく質をしっかり摂ることが大切です。その他、酵素やホルモン、そして抗体もたんぱく質から作られています。毎食1皿は、たんぱく質が豊富な食品(主菜)をとりましょう。
●粘膜を潤し保護してくれる「βカロテン(ビタミンA)」:にんじん、かぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜
インフルエンザウイルスは乾燥したところを好みます。粘膜を潤し強化してくれる栄養素はβカロテン(ビタミンA)です。緑黄色野菜にはβカロテンが豊富に含まれていますよ。
●ウイルスと闘う白血球を活性化する「ビタミンC」:野菜、果物、いも
ビタミンCは加熱に弱く、水に溶ける性質があるため、調理による損失が大きいですので、生でそのままいただける果物はお勧めです。果物の目標量は1日200g。また、いものビタミンCはでん粉で包まれているため熱に強いという性質もあります。
勿論、バランスの良い食事が最も大切です。バランス良い食事に緑黄色野菜や果物をしっかりとり入れましょう。
インフルエンザ予防におすすめの食べ物
●みかん
色素成分βクリプトキサンチンも体内入るとビタミンAに変わり、粘膜を潤し、保護してくれます。その上、ビタミンCも豊富です。
●りんご
リンゴポリフェノールには免疫活性化作用があるため、ウイルスと闘ってくれます。
●はちみつ
強力な殺菌作用があるため、喉の粘膜を保護してくれます。風邪を引いて喉が痛い時にもおススメです。
●たまご
粘膜を潤すビタミンAが豊富な良質なたんぱく源です。
●納豆やヨーグルトなどの発酵食品
発酵食品が腸を健康に保ち、免疫力が高まります。
空気が乾燥すると喉の粘膜の防御機能が低下しますので、加湿器を利用したり、マスクをすることで粘膜が潤います。また、睡眠をしっかりとることも、免疫力を高めてくれますよ。季節性インフルエンザは12~3月頃にピークを迎えますので、体の中からもしっかりと予防に取り組んでいきましょう。