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横田の里の常連さんが綴る里のネタ特集

冬のジョギング

2015年01月19日 | 冬ネタ

忘年会め新年会などで外食や飲酒の機会が増え、体重増加も心配な季節がやってきた。マラソンでダイエットを目指す人も多そうだが…。

 「ランニングはダイエットや生活習慣病の予防にいいのですが、いきなり走り始めると体の準備ができていないので膝や腰を痛めてしまいます。まずはウオーキングから始めましょう。走るのに必要な体力や筋力が付いて、体重も減ります。その後、ゆっくり走るジョギングを始めるといいでしょう」

 こう語るのは、NPO法人日本医師ジョガーズ連盟会員で集クリニック院長の中村集医学博士。自身もマラソンを趣味にしている「ランニングドクター」だ。

 いきなりマラソンではなく、ウオーキング→ゆっくりジョギング→ランニングというステップアップが大切というわけだ。そのための準備として、まず服装は「速乾性のある上下ウエア」「クッション性と通気性のあるシューズ」「帽子」「手袋」、そして「中高年は冬でもサングラス」が必要という。

 「周囲との間に境ができるので、運動に集中できます。また中高年は目が弱っているので、白内障予防や加齢黄斑変性、翼状片の予防にもなります。ただ、視界の安全のために、色は濃くないサングラスを選んでください」(中村さん)

 走る姿勢も大切だ。

 「走っている自分が映るウインドーが道端にあればチェックしてください。思っているより格好悪いものです」

 姿勢を正しくする方法として、へそを前に突き出すような感覚で走ると、腰が上がった前傾姿勢になれる。「おなかを前へ突き出すようにと言われますが、それでは単に腹がぽっこり出てしまいます」

 また、腕は無理に振らなくていい。「腕を振るように意識すると前にばかり振ってしまい、意味がない。『体の動きの結果』と考えながら走れば、きちんと後ろにも振れます」。さらに、上り坂は歩幅を狭く足を前に置いていくように走ると楽に登れるという。

 ランニングはシンプルな運動だが、考えながら走ると、意外にやることは多いのだ。 (松本佳代子)