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今年は混セ♪

2015年01月15日 | 冬ネタ

昨年セ・リーグ5位の横浜DeNA・中畑清監督(60)と同最下位のヤクルト・真中満監督(43)が、今オフの補強成功をうけ、相次いでガチンコ優勝宣言。有言実行なら2015年は空前の“混セ”が実現する。

 中畑監督は半ば巨人への流出を覚悟していた“キューバの至宝”グリエルの残留が確定、手放しの喜びようだ。オリックスへ移籍したブランコにかわり前巨人・ロペスも獲得しただけに「これ以上(の打線強化)は必要ない。後は投手を含めた守りを整備できれば、完全に優勝宣言できる態勢ができあがる」と手応えを口にしている。

 ちなみにロペスはDeNAの本拠地・横浜スタジアムでは、巨人在籍2年間で通算18試合63打数25安打(打率・397)8本塁打と東京ドーム以上の相性の良さを示している。想定以上の成績を残す要素があるわけだ。

 指揮官は「もっとも、補強が進んでいるチームは他にもある。ヤクルトも一気に様変わりする。セは全6球団に優勝の可能性があり、最下位になるかもしれない差になった。もう独走はありえない。混セになると思う。現場の人間としては喜ばしい」と付け加えた。

 ヤクルトはもともとリーグNO・1の打線に加え、先発ローテの柱としてロッテからFA宣言した成瀬、センターラインの守備を締める正遊撃手として日本ハムからFAの大引を補強した。就任初年度の真中監督は「オフの補強は100%」とフロント陣に感謝。この年末年始、公の場で「目標はズバリ優勝」と繰り返し発言している。

 昨年暮れの12月29日には、守護神候補として前レッズの右腕オンドルセクの獲得も発表。故障で14年シーズンを棒に振った館山、由規の復調次第では下克上も夢物語ではない。こうなると、未知数の新外国人以外にこれといった補強が見当たらない4位の中日だけは不安いっぱい。

 それでも、地味な補強に終始している巨人、獲得に乗り出した大物に振られ続けている阪神の上位2球団を尻目に、広島も黒田復帰が決まって24年ぶりのリーグ優勝が現実味を帯びている。6球団のチーム力の差が縮まり、激烈なペナントレースとなる可能性が高まったのは間違いない。 (宮脇広久)