Ｗ杯優勝の快挙で脚光を浴びるサッカー女子日本代表、なでしこジャパンに１億円の大型スポンサーが現れた。国内売り上げ１位を誇るインスタントラーメン「サッポロ一番」でおなじみのサンヨー食品（本社東京都港区）が名乗りをあげた。
１６日付のサンケイスポーツによると、同社はＩＮＡＣ神戸に所属するＭＦ沢穂希（３２）、川澄奈穂美（２５）、ＧＫ海堀あゆみ（２４）らＷ杯メンバー７人およびチームと総額１億円の２年契約を締結。来月から流れる「サッポロ一番」の新ＣＭに出演する７選手には、１人当たり１０００万円近いスポンサー料が入るという。
馬の視界は３５０度、死角は真後ろ１０度だけ。草食動物の馬は、その１０度に、隠れた事象を察知し防御行動を取る。人の視界ははるかに小さく、死角は１８０度超。
今求められるのは、その大きな死角に隠れた事象の「読み解き能力」。目指すは、まずは馬と同じ３５０度視界良好。
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世界陸上選手権男子１００メートル決勝で、ウサイン・ボルトが号砲に先立ってスタートをし失格となった。国内では、海江田万里前経済産業大臣が、民主党代表選の前日、マニフェスト見直しに関する３党合意を白紙に戻す可能性にいきなり言及し、党内議員の不安を呼んで代表選に敗北。島田紳助さんは、暴力団との交際で芸能活動から引退したが、この３人に共通するキーワードが「フライング」。今回は、その点について視界良好にしておきたい。
その「読み解き鍵」は、「フライングの種類と性質」。
フライングとは、競技などで号砲に先立って飛び出すこと、つまり、ルール違反の出だし・出発をいうが、実は、このフライングを分析してみると、種類があって、それぞれその性質も大きく異なる。それは、「攻めのフライング」、「守りのフライング」、「邪（よこしま）なフライング」である。３人が、それぞれどれに当たるのか。
ボルトは、体調不良を訴え、世界記録達成の自信を喪失し、あえて自分から失格となったとの見方もある。しかし、大方の見方は、その圧倒的強さからボルトには敵がおらず、金メダルを取ることよりも、世界記録を更新することに最大の目的がある。そのため、スタートで一瞬の危険を冒してしまったということである。
これは、いわば、「攻めのフライング」である。このフライングの場合、競技を見られず残念極まりないが、ボルトが非難されることはない。むしろ、一度のフライングで失格となる制度自体の是非に議論が移ることがあっても本人が責められることはないのである。
それに対し、海江田前経済産業大臣の場合、小沢元代表の支持を一応得たものの、それでも、マニフェスト見直しに反対する小沢グループの支持を一層確固たるものにしたいがために、マニフェスト見直しに関する三党合意を白紙撤回する可能性にまで言及したと思える。
それは、十分な根回しや検討もせず、自らの立場を少しでも良くしたい、いわば「守りのフライング」と見てとれる。このフライングの場合、ボルトのような同情論がわき上がるはずもなく、ただただ、「浅薄」などの消極評価がつきまとう。
島田紳助さんは、十数年前に自らのもめ事の解決を暴力団側に依頼したということが暴力団との交際の切っ掛けということだが、密かに問題を解決してもらい少しでも自分の優位性を保とうとするルール違反、いわば「邪（よこしま）なフライング」である。
このフライングの場合、やましい気持ち、よこしまな気持ちが存することから、ボルトの「攻めのフライング」とは全く異なるし、海江田前経済産業大臣の「守りのフライング」とも異なり、国民にとっては、極めて後味が悪いフライング（ルール違反）となる。
東京都暴力団排除条例がこの１０月から施行され、暴力団と相互関係を持つことなどがルール違反とされている。また、いわゆる暴力団対策法という法律があるが、ここでは、「暴力団員に対し各種問題の解決を依頼すること」などが禁止されている。暴力団員に物事の解決を依頼することで自分の立場等を有利に運ぶこと自体をルール違反と捉えている。
このように、現代社会の価値観は、ルール違反に対しかなり厳しくなっている。そのすう勢からすれば、今から１０年経てば、島田紳助さんが引退するのも当然という世の中になっていよう。
■若狭勝（わかさ・まさる） 元東京地検特捜部副部長、弁護士。１９５６年１２月６日、東京都出身。８０年、中大法学部卒。８３年、東京地検に任官後、特捜部検事、横浜地検刑事部長、東京地検公安部長などを歴任。２００９年４月、弁護士登録。座右の銘は「桃李言わざれども下自ずから蹊を成す」。
確かに
「よこしまな考え」
って安易に嵌りやすいですからねぇ!
気をつけないとね
ここ数日は夏日ですねぇ～暑いには「里」でビールでも
ツマミは・・・
鶏肉の炒め物からニンニクをしっかり食べて元気になりましょう
豚肉って体に良いんだよぉぉ
夏場はじゃんじゃん食べなきゃあね
