Yukoの日記

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淡路島デジカメ・バスツァー

2013-05-30 14:52:16 | 旅行
淡路島デジカメ・バスツァー      2013.5.28

楽しみにしていたパソコン教室から淡路島へのバスツアー。それが何と10日も早い梅雨入り宣言となってしまいました。
早朝から曇天、いつ泣き出すかわからない空模様、それでも参加者の表情がとっても明るく元気一杯の雰囲気には心が和みます。   
12時前に伊弉諾神宮へ到着。それまでにバスの中ではクイズが始まっています。昨年秋のバスツアーでは森さんがビンゴゲームで、賞品を人数分用意してくださったことが楽しい思い出となっています。私はその時の賞品は沢山のナイロン袋で、大変役にたたせて頂きました。   さて今年は趣向を変えての問題です。伊弉諾神宮にバスが完全に停車する時間は何時何分何秒でしょうか?。正解は帰りのバスの中でということで、さあ~神宮へ!!
まずは語り部さんの話や説明から入って行きます。

淡路島デジカメ・バスツアー

伊弉諾神宮
国生みの大業を果たされた伊弉諾尊(イザナギ)と伊弉なみ尊(イザナミ)の二柱をおまつりする神社。古事記・日本書紀の神代巻に創しの記載がある最古の神社で、淡路国一宮として古代から全国の崇敬を集めています。延喜式名神大社、三代実録神格一品、旧官幣大社で兵庫県唯一の「神宮号」を宣下された神社です。
古事記・日本書紀には、国生みに始まるすべての神功を果たされたイザナギ尊が、御子神である天照大御神に国家統治の大業を委譲され、最初にお生みになられた淡路島の多賀の地に「幽宮」を構えて余生を過ごされたと記されています。その御住居跡に御神陵が営まれ、そこに最古の神社として創始されたのが、伊弉諾神宮の起源です。地元では「いっくさん」と別称され日之少宮、淡路島神、多賀明神と崇められています。
「陽の道しるべ」
伊弉諾神宮を中心にして、まるで計算されたように東西南北には縁ある神社が配置されていることは実に不思議です。神宮の境内には、太陽の運行図としてこのことを紹介する「太陽の道しるべ」というモニュメントが建っています。神宮の真東には飛鳥藤原京、さらに伊勢皇大神宮(内宮)が位置しており、春分秋分には同緯度にある伊勢から太陽が昇り、対馬の海神(わたつみ)神社に沈みます。そして夏至には信濃の諏訪大社から出雲大社、冬至には熊野那智大社から高千穂神社へと太陽が運行します。

上の写真には、本殿、祓殿、拝殿、表神門、放生の神池、一の鳥居などがあります。
境内には、樹齢800年から900年と推定の県指定天然記念物の「夫婦の大楠」のほか、伝来の石碑があります。



全員での写真は、出発前、教室横で運転手さんに撮って頂きました。この時はまだ雨は降っていません。
そして、帰りのバスでは京都のご住職さんのビデオを見せて貰って、有難いお話が心に響いておりました。
さあ、いよいよクイズの発表です。今回は全員には当たりませんが、でもドキドキ楽しみです。限定の人数なので後ろから名前が呼ばれます。
きゃ~当たった~。喜びは様々。皆拍手・・・。最後の一位は教室の先生だったのですが辞退されて、その番号をどうにかして、割り出された数字の時間が聞いて貰えますか。実は私だったのです。一万円のお米券、こんなこと初めてなので滅茶苦茶嬉しいで~す。森さんいつも有難うございます。そして西尾さん、辞退してくださった先生有難うございます。最後になりましたが武藤先生、白川先生、片岡先生、お世話になりました。また秋を楽しみにしています。こうして近畿梅雨入り宣言の日のバスツァーは無事終わったのでした。

日本経済

2013-05-20 17:09:18 | ためになる話
アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる

★一気に読んでしまいました。
著者は東京大学卒。博士(政策研究)。1980年大蔵省入省~内閣参事官などを歴任。
2008年退官。現在は地方自治体や政党などに政策をコンサルティングする。
今までの経験した内容がとても興味をひき、まだまだ読み進みたいという気になります。
真実とは・・・。デタラメとは・・・。そうだったのですかと。

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アベノミクス
アベノミクスとは、第2次安倍内閣において、安倍首相が表明した”3本の矢”を柱とする経済政策のこと。政策の最大目標を経済回復と位置づけ、デフレ脱却を達成するために日銀法の改正まで視野に入れたことで国内だけでなく世界からも注目を集めている。アメリカのオバマ大統領をはじめ各国の識者・政府関係者から支持されているが、一方韓国や中国などからは批判も出ている。

3本の矢
大胆な金融政策
バブル崩壊以降の20年間における不況の最大要因をデフレと捉え、デフレ脱却を目指すべくインフレターゲットの導入を決定。そのために、これまで独立性が重視されてきた日銀に対して、日銀法の改正も視野に入れた上で2%の物価目標を掲げるよう働きかけ、その目標が達成されるまでは無制限の量的緩和策をとることを決定しました。

機動的な財政政策
政府は2013年1月15日、過去2番目の規模となる13兆1千億円の補正予算案を閣議決定しました。内訳は、東日本大震災の復興費を含む“復興・防災対策”に3兆8千億円、通学路の安全対策など“暮らしの安全・地域活性化”に3兆1千億円、さらに再生医療の実用化支援など
“成長による富の創出”に3兆1千億円となっています。

民間投資を喚起する成長戦略
産業競争力会議において7つのテーマ別会合を開き、2013年6月をめどに具体案をまとめるとした。7つのテーマは以下の通り(1.産業の新陳代謝の促進、2.人材力強化・雇用制度改革、3.立地競争力の強化、4.クリーン・経済的なエネルギー需給実現、6.農業輸出拡大・競争力強化、7.科学技術イノベーション・ITの強化)

アベノミクスとTPP
アベノミクス3本目の矢である成長戦略において、重要なカギとなるのがTPPである。円安誘導に続いて貿易品目の関税撤廃が加われば輸出産業にとって追い風となる事が明らかだからだ。
2013年2月23日、ホワイトハウスでオバマ大統領と会談した安倍首相は「聖域なき関税撤廃が前提でないことが明確になった」として事実上のTPP参加を表明した。翌月3月15日にはTPP参加交渉への参加を正式に表明し、これからの交渉に全国民の関心が集まっています。

自動車産業を守りたいアメリカと米農家を守りたい日本の思惑が一致した格好だ。共同声明では「全ての物品が交渉の対象とされる」との原則が改めて確認されたが、TPPが日本経済回復の起爆剤となるかどうかは今後の交渉にかかっていると言える。

TPP
TPPとは、日本・米国を中心とした環太平洋地域による経済連携協定の意味。

 

九州新幹線

2013-05-14 16:50:17 | 旅行
真夏の旅、鹿児島、計画中

旅行券を子供からプレゼントして貰った。母の日にであるが、あまりにももったいないので夫と私の姉を誘っての久し振りの旅行となりそうだ。
勿論、計画は私一人が楽しんで、本、パンフレット、旅行会社と、何とか予定表が出来上がり、夫、姉に報告です。こういうことはお任せの二人で、上手に私を使ってくれます。
合計204歳の旅は珍道中になるかも知れないが、二泊三日を初めての九州新幹線「さくら」で大いに癒されたいと思いま~す。車内は木目調で落ち着くインテリアが特徴だとか、旅の初めは新幹線からです。

 

一日目
新大阪~鹿児島中央(九州新幹線さくら)・鹿児島中央~指宿(指宿のたまて箱.普通)
指宿白水館
元禄温泉・・・日本のお風呂の歴史を再現させた「元禄風呂」は1,000坪壁画に江戸時代の入浴風景が描かれた浮世風呂やサウナの原型「江戸石榴風呂」など往時をしのばれるお風呂は迫力満点だとか。砂むし温泉に入るのも楽しみです。
二日目
バスで観光・・・城山展望台、西郷洞窟、仙巌園、鹿児島港~桜島港(フェリー乗船) 、湯之平展望台、黒神埋没鳥居、くろず情報館「壺畑」など。
仙巌園→第19代当主・光久が万治元年(1658)に構えた別邸。1万5000坪の広大な庭園には、島津家の歴史を伝える史跡も多く残されており、歴史好きにはたまらないという。錦江湾を池に、桜島を築山に見立てたスケールの大きい借景庭園も美しい。薩摩の歴史と文化、両方を堪能できるスポット。
霧島いわさきホテル
九州最大級の大露天風呂「御山の湯」はスケールも景色も圧巻。坂本龍馬も新婚旅行で訪れた栄之尾温泉(緑渓湯苑)は自然の造形を生かした8つの湯舟があり全て混浴。専用の浴衣着用で入浴するのでグループにも人気。
三日目
霧島神宮・・・建国神話の主人公・ニニギノミコトを祭る風格ある古社で、杉木立に囲まれた朱塗りの社殿などは国の重要文化財に指定されている。6世紀半ば、高千穂峰山頂に創建されるも、霧島山の相次ぐ噴火により、西の中腹、高千穂河原を経て、現在地へと移された。神々と自然のなせるわざといわれる霧島七不思議スポットも点在。
霧島神宮~鹿児島中央(普通)・鹿児島中央~新大阪(新幹線さくら)
   ★楽しい旅の思い出ができるよう、まだ日にちは十分にありますが、元気で行ってきま~す。   

また、映画へ!!

2013-05-09 10:28:15 | 日記
リンカーン
 
解説
巨匠スティーヴン・スピルバーグによる、第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンの伝記ドラマ。奴隷制の廃止と禁止を強固なものにし、泥沼化した南北戦争を終結させるため、憲法の修正に挑むリンカーンの戦いを重厚なタッチで映し出していく。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』などのダニエル・デイ=ルイスがリンカーンにふんし、国と人民の未来をめぐる理想と現実に苦悩する彼の胸中を見事に体現。
『50/50フィフティー・フィフティー』のジョセス・ゴードン=レヴィットら、脇を固める実力派の妙演も見逃せない。

あらすじ
エイブラハム・リンカーン(ダニエル・デイ=ルイス)が、大統領に再選された1865年、アメリカを内戦状態に追い込んだ南北戦争は4年目に突入したが、彼は奴隷制度を永遠に葬り去る合衆国憲法修正第13条を下院議会で批准させるまでは戦いを終わらせないという強い決意があった。
そのためにも国務長官ウィリアム・スワード(デヴィッド・ストラザーン)らと共に憲法修正に必要な票を獲得するための議会工作に乗り出す。そんな中、学生だった長男ロバート(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が北軍へと入隊し・・・。

  ★「人民の人民による人民のための政治」という民主主義の理念を説いたことは有名です。
貧農の子として生まれ、弁護士、そして、アメリカ合衆国第16代大統領になるという凄さ、一言では言い表せない努力と運があったのでしょうか。映画の中のリンカーンは本当に穏やかなそして甘美な声をしていて、威圧的なものの言い方もしていない。それなのに見事に憲法の修正に挑み南北戦争を終結させた。この伝記ドラマは私たちに色々なことを教えてくれている。
 
 


この春、うめきたに!!

2013-05-02 13:32:01 | 家族
開業四日目梅田の「グランフロント大阪」へ


花は咲き、緑は芽吹き、身も心も陽気になる季節がやってきました。庭では花々が満開で家人の目を優しくしてくれます。この春、うめきたに、グランフロント大阪ショップ&レストランがいよいよオープン。
”いい街”作る阪急電鉄が運営する商業施設で、関西初や日本初を含めた店舗や飲食店を集め(大阪の大型複合施設)として、消費向上や活性化への寄与が期待されています。
ここでは、いままで体験したことのなかった、はじめてのときめきが満ちていて、一日ではまわりきれないほどの店舗があり、今日は自分色のお店のチェックをしたいと思います。
長女が東京から大阪へ出張、宿泊先から、次女は仕事先からと三人で合流する。優雅に女三人大都会のさんぽがはじまります。

味覚のおさんぽ、食べ歩き
ここは、食の世界地図。各店、行列店、おなじみの味、世界中から集まった美味しさを堪能できます。今日は南館7階のディムジョイ、中国料理・飲茶で舌鼓です。
シンガポールの女優ミシェール・サラムとアマンリゾートファミリーが手掛ける美と健康を意識したモダン飲茶。沢山のメニューの中から選ぶ楽しさと、注文した料理がテーブルに運ばれる瞬間、また口にしたときの満足感、至福のときです。
くつろぎのカフェでのんびり読書や新聞に目を通す。流れる水景がより一層、おいしさにリラックスをプラスしてくれます。

      
      
     
      

この日の目的はもう一つ、少し早いけれど「母の日」にと娘たちからプレゼント。またまた大きな喜びを貰った一日でした。プレゼントは何かって?。                それは、母の日を迎えるまで秘密・・・。    (2013.4.29)

 
グランフロント大阪

「絆」の大切さ!!

2013-05-01 15:37:27 | ためになる話
思いやりのこころ

木村 耕一   編著      エッセイスト

人はみなひとりでは生きてゆけない
ものの見方、考え方ひとつで、新しい風が吹いてくる

はじめに

相手を思いやる一言が、生涯、忘れられない感動を与えることがあります。

ある日、東京ディズニーランドに若い夫婦が訪れ、レストランで「お子様ランチ」を注文しました。
応対したアルバイトの青年は戸惑いました。この夫婦は、子供を連れていないのです。マニュアルではお断りすることになっています。
「おそれいりますが、大人の方には・・・・・・」
と言おうとしましたが、思いとどまって、
「失礼ですが、お子様ランチは、どなたが食べられるのですか?」
と尋ねてみました。
すると、奥さんが、うつむいたまま話し始めたのです。
「死んだ子供のために注文したくて・・・・・・」
「・・・・・・」
「私たち夫婦には、なかなか子供が授かりませんでした。ずっと願い続け、やっと娘が生まれましたが、体が弱く、一歳の誕生日を待たずに亡くなってしまいました。
今日は、その子の命日なのです・・・・・・」
「そうだったのですか・・・・・・」
「子供が大きくなったら、親子三人でディズニーランドへ行こうと、楽しみにしていました。とうとう実現しませんでしたが、一周忌の今日、せめて、私たちの心の中に生きている娘をディズニーランドへ連れていってやりたいと思ったのです。本当に娘が生きていたら、ここで一緒にお子様ランチを食べたんだな、と思うと、つい注文したくなって・・・・・・」
アルバイトの青年は、笑顔に戻っていました。
「お子様ランチのご注文を承りました。ご家族の皆様、どうぞ、こちらへ」
と言って、この夫婦に、二人用のテーブルから四人がけの家族テーブルへ移動してもらい、子供用のイスまで持ってきたのです。
「では、お子様はこちらに」
まるで子供が生きているかのように小さなイスへ導きました。
まもなく運ばれてきたのは、三人分のお子様ランチでした。
「ご家族で、ゆっくりお楽しみください」
アルバイトの青年は笑顔で去っていきました。
この心遣いに感動した夫婦は、
「お子様ランチを食べながら、涙が止まりませんでした。まるで、娘が生きているように、家族団欒を味わいました・・・・・・」
と帰宅してからお礼の手紙を書いたといいます。

アルバイトの青年の機転には、思いやりの心が光っています。本人にしてみればちょっとした配慮だったかもしれません。しかし、その、ほんの少しの気遣いを、家庭や職場で、皆が持つようになれば、どんなに人間味のある、温かい世の中になるでしょうか。

★最初のページから涙が止まりませんでした。何回読み直しても涙が溢れてきます。(原文そのまま)このように機転をきか す素晴らしさは勿論のことですが、ディズニーランドの教えもまた素晴らしいのではと思いました。

エルトゥールル号の遭難

日本とトルコを結ぶ絆
温かい心遣いは、
百年の時を超えて語り継がれた


日本とトルコの間には、温かい交流のドラマがある。
明治23年9月16日。
約6百人が乗船するトルコのエルトゥールル号が、紀伊半島南端の大島付近で台風に遭遇した。
怒涛にもまれ、航行不能となり、樫野崎近海の岩礁に激突。
船は爆発を起こして沈没してしまったのである。
乗組員は、荒れ狂う暴風雨の中、真っ暗な海へ投げ出された。
幸いにも海岸へ泳ぎ着いた人の中で、まだ動ける男たちが、断崖の上から光を放つ灯台を目指して歩き始めた。
ドアをたたく音に驚いて、灯台職員が外へ出てみると、服が破れ、裸同然の外国人が九名、血だらけになって立っている。とっさに、船が難破したことだけは理解できたが、言葉がまったく通じない。しかし、最優先すべきは、人命救助である。応急処置をして、近くの村へ助けを求めに走った。すぐに村じゅうに非常事態が告げられ、男たちが総出で海岸へ救助に向かった。生存者があっても、この冷たい雨にさらされたままでは命が危ない。必死の捜索が続いたのである。
続々と、負傷者が小学校や寺へ運ばれてくる。海水で体温を奪われ、手も足も氷のように冷え切っている人が多い。意識も朦朧としていた。
「早く、裸になって温めるのだ!」  
昔から、こういう場合は人肌で温めるのが最良の方法だとされてきた。
生死の境をさまよう男たちを布団に寝かせ、村の男たちは裸になって抱きかかえ、代わる代わ
る温めた。見ず知らずの外国人であろうと、彼らには、何のためらいもなかった。尊い命が懸かっているのだ。
そのかいあって、救助した六十九人全員が命を取り留めた。
事故発生から四日、ようやく大島へ救助船が到着。
負傷者は神戸の病院へ運ばれ、傷がいえてからトルコへ送り届けられることになった。

トルコと大島の人たちの間では、言葉は通じなかった。
しかし、心と心は、温かく固い絆で結ばれていた。
それが約百年も後に「恩返し」を受けることになるとは、日本人の誰が予想しただろうか。

1985年3月17日。
イラン・イラク戦争が激化する中、突然、当時のイラク大統領サダム・フセインが、
「イラン上空を飛行するすべての航空機を、二日後から攻撃する」と発表した。
無謀な宣告に、生命の危機を感じたのはイランの首都に滞在している日本人約五百名であった。緊急事態なので、どの航空会社も、まず自国の人々から先に座席を埋めていく。日本の航空会社はイランへ就航していないので、日本人を優先して脱出させてくれる航空機は一機もないのだ。
翌十八日、空港に詰めかけた日本人のうち、かろうじて座席を確保できたのは約半数だった。
あと一日しかない。
だが、ついに日本からは、救援機が来なかった。
その時である。
トルコ航空機が危険を冒してイランへ乗り入れ、空港で途方に暮れていた日本人全員を救助したのだ。まさに間一髪であった。

なぜ、日本政府さえ躊躇した危険な場所へ、トルコが救援機を飛ばしたのか。その大きな理由は、約百年前の「エルトゥールル号の遭難」にあった。
痛ましい事故ではあったが、トルコの人たちは、日本人から受けた温かい心遣いを忘れることができなかった。歴史の教科書にも掲載され、子供でさえ知らない者はないほど重要な出来事として、語り継がれてきたという。

たとえ言葉は通じなくても、温かい心、優しい心は、人に大きな感動を与える。
そして、それは百年の時を超えても消えることはなかったのだ。
大島の人たちが示したように、お互いに、相手を思いやり、命を大切にすることができたならば、どんなに住みやすい世の中になるだろう。
いつまでも、心にとどめておきたいエピソードである。

  ★「絆」の大切さ・・・思いやりの心を取り戻せるような気がします。徒然草の章では自分のことばかりしゃべるのは相手を不快にさせるとか、他人よりも才能があると思っている人は、心の中に「自惚れ」という悪が潜んでいるということなど、とても興味深い素敵な本に出会えたことを嬉しく思います。