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竹原友徳のさすらいうどん武者修行道中記

香川でのうどん修業の後、2年間の日本一周うどん行脚の武者修行の旅を完遂!現在は京都・綾部での開店目指し奮闘中!

やねだん

2008年05月25日 | 熊本・大分・宮崎・鹿児島
屋久島に渡る前にこんな出会いがあった。
東串良のイベントに参加するために鹿児島から桜島フェリーに乗り向かっていた。やはりうどんが食べたくなって後ろのデッキで海を眺めながら食べていた。
すると隣でうどんを食べていたおじさんが声をかけてきた。

「自転車かなんかで旅をしているのかい?」

「車で旅していて東串良に向かってます」

「ひょっとしてやねだんにいくのかい?」

「違いますけど、やねだんってなんですか?」

「町おこし日本一として注目されている有名とこだよ。時間あるならおもしろいとこだから行ってみるといいよ!」

その道中にさっそく立ち寄り、そこで活動されている方を紹介していただき親しくなり、5月23日大隅半島鹿屋市串良町の「柳谷(やねだん)」という集落でうどんのワークショップをさせていただける事になりお世話になってきました。

やねだんはとてもおもしろい集落で、行政に頼らないをモットーに地域活性化を実践し成功していて近年全国から注目されている地域だ。

やねだんは過疎化高齢化が進んだ町でしたが、その状況の中で町を元気にしようと活動を開始、老人から若者まで協力して畑で無農薬、無化学肥料の芋を育て、それを原料に「土着菌焼酎やねだん」を作り販売し収益を上げ、利益で集落に必要な設備を設けたりしている。
高齢者も仕事を与えられる事で生き生きされ、健康にも繋がっているようです。

また空き家には日本各地から芸術家を招き住んでもらい、自由な活動を認めている。
今は陶芸家、画家、写真家の方々が住み活動されていて、閉まっていたスーパーをギャラリーに改装し作品を展示したり、集落内に作品を作ったりしていてユニークでおもしろい!

住民もアーティストもみんな団結して町を元気にしていこうとしている感じがして、過疎化で悩む町にはとても参考になる所なんじゃないかなと思いました。

以前お世話になった方が言われていた
「地域の活動ではボランティアではなく、そこに少しだけでも経済を作る事で仕事も楽しくなり活発化するんだよ」
というのを思い出し、それがやねだんみたいな形なのかなと思いました。

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