これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

敵はエアコンにあり

2015年12月13日 20時24分57秒 | エッセイ
 12月に入ってすぐの朝。 目が覚めたら喉が痛かった。
「しょうが紅茶を飲んでも治らない……。風邪かなぁ」
 体調がイマイチだと気分も悪い。そのうち治るだろうと放置していたが、翌日には鼻水まで垂れてきた。一度かんでも、すぐ次の鼻水部隊がほふく前進で忍び寄り、またかまなければならない。ズビー、ズビーと際限なく続き切りがない。目もショボショボして字を読むのがつらいし、何よりも集中力が高まらないことが困る。

 いかん!

 心当たりはある。これはきっと風邪ではなくて……。
「アレルギーですね」
 土曜日を待ってホームドクターを訪ねると、予想通りの診断が下された。
 勤務先の高校では、11月30日からエアコンをつけるようになった。私にはハウスダストアレルギーがある。8月にも同じような症状が出て、鼻水、咳などに悩まされたのだが、主治医にはエアコンが原因ではないかと言われた。服薬後、劇的に回復したことを考えると、ドクターの診断は正しかったのだろう。
 冬になり、エアコンを稼働させたことで暖風が埃を巻き上げ、再びアレルギー症状があらわれたようだ。
「年末年始を挟むから、お薬は40日分出しておきますね。お大事に」
 ドーンと大量の薬を渡され、医院をあとにする。さて、これで大丈夫だろう。



 鼻水の厄介なところは、喉の方にも流れていき、痰や咳の原因となることだ。まめに鼻をかみ、出してしまわなければならない。また、薬をしっかり飲んで、鼻水が出ないようにコントロールしていくことも大切である。
 幸いなことに、わが家のティッシュは鼻にやさしいタイプ。



 これを使っていても鼻の脂はなくなるが、赤くただれることはないので安心だ。
「あっ、醤油こぼしちゃった」
 夫が、保湿ティッシュをつまんで汚れをふく。
「…………」
 無駄づかいして……。醤油の始末は布巾でしなさい!
 アレルギー発症から、そろそろ2週間。鼻水部隊の性質も読めてきた。ヤツらは、体温が上がったときに攻め込んでくるようだ。食事のあと、入浴のあと、洗顔のあとというように、要所要所で待ち伏せし、反撃に転じれば、日常生活に支障はない。
「エヘン、エヘンエヘン」
 職場では、隣の席の男性がよく咳払いをしている。以前は「うるさいなぁ」と思っていたが、この人もアレルギー持ちなのかもしれないと考えれば、見方も変わってくる。
 症状がおさまれば、薬を中断してもいいそうだ。
 ひとまず、クリスマスまでに治すことを目標にしよう。


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コメント (12)
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