今年は娘の小学校で、PTAの委員を引き受けた。仕事のひとつに、地区内で行う子ども会行事というものがある。
「ハロウィンがいいよ。他の6年生もやりたいって言ってるもん」
娘の意見を聞き入れ、見よう見まねで実施してみた。
ハロウィンと言えばお菓子と仮装……。この行事のために、小学校から1人あたり200円が支給される。わが地区の児童数は23名なので、4600円を預かった。
ハロウィンのお菓子といえば、クッキーなどの焼き菓子が思い浮かぶ。
が、娘はそうではなかった。
「やっぱり、ベビースターラーメンだよね。うまい棒もいいなぁ。かっぱえびせんも美味しいよね」
……まあよい、ここは日本だ。どうせなら、子供が喜ぶお菓子を調達しよう。
これは一種の買い物ゲームだ。ベビースターラーメンは1個31円だから23個で713円、かっぱえびせんは4個で105円だから6個買って630円……。欲しいものをリストアップし、単価を調べて購入計画を立てるのだ。いかに予算ギリギリまで使い切るかがポイントなので、パソコンを立ち上げExcelを駆使して、このゲームに挑んだ。
ほどなく、4600円を完璧に使い切るプランが完成し、一人あたりのお菓子は、このようになった。
このほかに、チロルチョコとマーブルガムをゲームの景品用に買った。かっぱえびせんやキットカットなどの大袋入りの菓子はいくつか余るから、すべて景品に回せばよい。
そして迎えたハロウィン、私と娘は魔女の仮装をした。あいにくと、ハロウィン用の仮装グッズはすでに品薄状態となっており、何でもいいからそれらしいもので誤魔化すしかなかった。
何か違うような……。まあよい、ここは日本だ。
待ち合わせの場所には、続々と仮装をした児童が集まってきた。かぼちゃだったり、黒いマントを羽織っていたり……。もちろん、普段着でもOKだ。
「僕、忍者になったんだよぅ~!!」
目だけを出した黒い頭巾に、黒子の衣装、背中には刀をくくりつけて登場した1年生には笑った。これぞ、我が国ならではの仮装!! 素晴らしい。
訪問先をピンポンしたら、「トリック・オア・トリート!」と言うことになっている。さすがに高学年は元気いっぱいに声を揃えて叫ぶ。が、低学年は消え入りそうな声で、「ト、トリック……オア……トリート……」と下を向いてボソボソつぶやくだけだ。
お菓子をくれなきゃイタズラするぞという意味なのに、お菓子をもらってあげるからイジメないでと言っているみたい!
家庭を訪問し終わったあとは、景品をかけて漢字合わせゲームを行った。漢字が完成した子から、順番に好きな菓子を選び、持ち帰ることができるのだ。
景品は貧富の差が激しい。かっぱえびせんとキノコの山、チョイス、おかきもちは1個だけしかないし、キットカットも7個しかない。あとは数合わせで買ったチロルチョコとわずか10円のマーブルガムとなる。
一番にもらえる子は、当然かっぱえびせんを選ぶものかと思っていたが、そうではなかった。
「やった~、ガムがあるぅ!!」
意外なことに、その女の子は一番ショボいマーブルガムに手を伸ばした。次の子もその次の子も、争うようにガムを取っていく。
あっという間にガムはなくなってしまった。最も軽視していたお菓子が一番人気だったとは! 子供の好みはわからない。
来年のハロウィンでは、赤鬼の仮装をして、駄菓子を振舞うなんていうのも一興かもしれない。
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※姉妹ブログ 「いとをかし」 へは、こちらからどうぞ^^ (11/1更新)
「ハロウィンがいいよ。他の6年生もやりたいって言ってるもん」
娘の意見を聞き入れ、見よう見まねで実施してみた。
ハロウィンと言えばお菓子と仮装……。この行事のために、小学校から1人あたり200円が支給される。わが地区の児童数は23名なので、4600円を預かった。
ハロウィンのお菓子といえば、クッキーなどの焼き菓子が思い浮かぶ。
が、娘はそうではなかった。
「やっぱり、ベビースターラーメンだよね。うまい棒もいいなぁ。かっぱえびせんも美味しいよね」
……まあよい、ここは日本だ。どうせなら、子供が喜ぶお菓子を調達しよう。
これは一種の買い物ゲームだ。ベビースターラーメンは1個31円だから23個で713円、かっぱえびせんは4個で105円だから6個買って630円……。欲しいものをリストアップし、単価を調べて購入計画を立てるのだ。いかに予算ギリギリまで使い切るかがポイントなので、パソコンを立ち上げExcelを駆使して、このゲームに挑んだ。
ほどなく、4600円を完璧に使い切るプランが完成し、一人あたりのお菓子は、このようになった。
このほかに、チロルチョコとマーブルガムをゲームの景品用に買った。かっぱえびせんやキットカットなどの大袋入りの菓子はいくつか余るから、すべて景品に回せばよい。
そして迎えたハロウィン、私と娘は魔女の仮装をした。あいにくと、ハロウィン用の仮装グッズはすでに品薄状態となっており、何でもいいからそれらしいもので誤魔化すしかなかった。
何か違うような……。まあよい、ここは日本だ。
待ち合わせの場所には、続々と仮装をした児童が集まってきた。かぼちゃだったり、黒いマントを羽織っていたり……。もちろん、普段着でもOKだ。
「僕、忍者になったんだよぅ~!!」
目だけを出した黒い頭巾に、黒子の衣装、背中には刀をくくりつけて登場した1年生には笑った。これぞ、我が国ならではの仮装!! 素晴らしい。
訪問先をピンポンしたら、「トリック・オア・トリート!」と言うことになっている。さすがに高学年は元気いっぱいに声を揃えて叫ぶ。が、低学年は消え入りそうな声で、「ト、トリック……オア……トリート……」と下を向いてボソボソつぶやくだけだ。
お菓子をくれなきゃイタズラするぞという意味なのに、お菓子をもらってあげるからイジメないでと言っているみたい!
家庭を訪問し終わったあとは、景品をかけて漢字合わせゲームを行った。漢字が完成した子から、順番に好きな菓子を選び、持ち帰ることができるのだ。
景品は貧富の差が激しい。かっぱえびせんとキノコの山、チョイス、おかきもちは1個だけしかないし、キットカットも7個しかない。あとは数合わせで買ったチロルチョコとわずか10円のマーブルガムとなる。
一番にもらえる子は、当然かっぱえびせんを選ぶものかと思っていたが、そうではなかった。
「やった~、ガムがあるぅ!!」
意外なことに、その女の子は一番ショボいマーブルガムに手を伸ばした。次の子もその次の子も、争うようにガムを取っていく。
あっという間にガムはなくなってしまった。最も軽視していたお菓子が一番人気だったとは! 子供の好みはわからない。
来年のハロウィンでは、赤鬼の仮装をして、駄菓子を振舞うなんていうのも一興かもしれない。
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