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ワニと読むミステリ(彼の個人的な運命)

彼の個人的な運命 (創元推理文庫)
フレッド・ヴァルガス
東京創元社
1,029円(価格は変わる場合があります)

Sans Feu Ni Lieu (Nouveau Policier)
Fred Vargas
J'Ai Lu
1,158円(価格は変わる場合があります)

読むと、恨みはずっと以前から。
 
(フレッド・ヴァルガス著)
 元内務省調査員ルイ・ケルヴェレールが探偵役のシリーズです。
 ルイを信頼して元売春婦のマルトが連れて来たのは連続殺人事件の容疑者として手配されている青年でした。ルイはボロ館に彼を預け、かくまってくれるように頼みます。ボロ館に住むのは、三聖人と呼ばれる歴史学者の若者3人、マルク、マティアス、リュシアンとマルクの伯父で元刑事アルマンです。マルトは無実を信じていますが、状況証拠は圧倒的に不利です。本当に無実なのが、ルイは疑いながらも調査を進め、三聖人たちは容疑者の面倒を見ながらルイの調査にも協力します。本当に無実なのか?

 ルイは相変わらずヒキガエルのビュフォを飼っています。時々は一緒に調査にも行きますが、その時はたびたび湿らせてやらないといけません。ルイはポケットに入れたりしているのですが、よくおとなしくしているものですね。
 三聖人がそれぞれの個性に応じて容疑者を見張り、面倒をみるのが面白いです。マティアスは先史時代専門で、土器の修復をやっているのですが、容疑者がそれを手伝うのがとても気にいって熱心にやっているのがちょっとほほえましいです。それもとても上手に。
 前作よりも三聖人の活躍の場が増えてよかったです。

 ■既刊
 三聖人のシリーズと、アダムスベルグのシリーズの2つが出ています。
 三聖人のシリーズは、2つ。
   死者を起こせ 
   論理は右手に
 
 アダムスベルグのシリーズは、
   青チョークの男
   裏返しの男
 の2つです。 

主人公: ルイ・ケルヴェレール(元内務省調査員)
場所:  フランス、パリ、ヌヴェール
グルメ: なし
動物:  ヒキガエル:ビュフォ(ルイの飼いカエル)
ユーモア: 中

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