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ワニと読むミステリ(アガサ・レーズンとカリスマ美容師)

アガサ・レーズンとカリスマ美容師 (コージーブックス)
M・C・ビートン
原書房

Agatha Raisin and the Wizard of Evesham
M.C. Beaton
Constable Crime

(M・C・ビートン著)

ご婦人たちはみんなミスター・ジョンのことをカラーリングの魔術師だとうわさしています。アガサは白髪をいく筋か見つけたので大慌てでうちで毛染めをしましたが白髪が紫色に染まってしまったので、そのハンサムなイヴシャムの美容師のところへ飛んでいきました。魅力的なミスター・ジョンはアガサの髪を美しく整えるだけでなく、デートに誘ってきます。どうやらアガサに気があるらしい、とアガサは喜びますが同時に誰かを強請っているのではとの疑いも持ちます。ミスター・ジョンとの楽しい未来を思い描くアガサでしたが、彼がサロンで毒殺されるとまたアガサは殺人事件に巻きこまれてしまいます。ミスター・ジョンのたくさんの女性客たちは隠したい秘密があるようで、アガサは素人探偵として首を突っ込みますが、アガサ自身が困ったことに。

アガサ・レーズンのシリーズ8作目です。今回はアガサが恋心を寄せる隣人のジェームズは旅行で不在。その代り准男爵のサー・チャールズ・フレイスが相棒となって一緒に事件解決に奮闘します。しかしチャールズのシワイこと!いつでもアガサから煙草をもらおうとし、アガサの家に泊まって、タクシー代もアガサ持ち。おまけにチャールズの若い女性とのデートを見せつけられちょっとむかつきます。アガサの周りの男たちはどうも自分勝手でアガサにたかろうとするヤツばっかりみたいですね。しかしアガサはそんなことではめげません。自立した女性としてしっかり自分の生活は守っています、それと2匹のネコ、ホッジとボズウェルも。最後は旅行から帰ってきたジェームズと、アガサのご機嫌を取り戻そうとするチャールズの鉢合わせで終わりますが、次回作の幕開けは波乱含みかも。

■既刊
いつのまにかもう8作も出ています。
アガサ・レーズンの困った料理
アガサ・レーズンと猫泥棒
アガサ・レーズンの完璧な裏庭

主人公: アガサ(アギー)・レーズン(元PR会社経営者)
グルメ: なし
動物:  ネコ:ホッジ(サバトラ猫)、ボズウェル(トラ猫) (両方アガサの飼い猫)
ユーモア: 中
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